DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

リンダリンダリンダ

Linda今日は雨だったので外出を控えて先日「NANA」と一緒にツタヤ借りてきた、リンダリンダリンダをDVDで鑑賞しました。実はもう一本「SHINOBI」も借りてみたのですが、感想を書く気にもならない出来だったので割愛させて頂きますw

学園祭でバンドやって一躍ヒーローなんて、男なら(女でも?)誰でも一度は夢見る光景ですが、それを淡々としかも丁寧に構成していったのがこの映画ではないでしょうか?話の内容も今時の高校生の話って言うわけでもなく、どちらかというとちょっとノスタルジーを感じさせるような雰囲気で話が進むので、30代40代あたりが見ても学園祭に向かう高揚感みたいなのはきっと共感できるはずです。

ところで、話中に段ボール箱から昔のカセットを取り出して選曲する場面があるのですが、あそこで出てくるバンドは自分にとって結構ツボですね。ブルーハーツもそうですがボウイとかTHE BOOMとかジッタリンジンとか懐かしすぎます。今時の高校生は知ってるのでしょうか?

高校生の頃の何となくけだるい感じとか、恋とか、何かに向かって突き進んでいく姿とかこの映画はそういうところの味が程よく良く出ていて好感が持てます。あぁ、なんか大人になった今の自分にはもうないなぁ、っていうあの感じ。

あと、エンドロールで気が付いたのですがこの映画の舞台って群馬県なんですね。高崎市は私の田舎ですよ。実は話の途中にある恵役の香椎由宇が誕生日プレゼント代わりに連れてこられる大きなホールを見たとき、凄いデジャブというか既視感にとらわれたのですが、デジャブでも何でもなくあれ音楽センターだったワケですね。高校時代に吹奏楽をやっていたのであの舞台で何度も演奏経験があったりなんかします。

良くこの映画は「スウィングガールズ」(SG)なんかと比較されてますが、私は両方好きです。甲乙付けがたい。ただ、SGのほうは矢口監督の個性が強烈なので、むしろ淡々としたリンダ〜のほうが好きという人もいるでしょう。これは個人の好みの問題かと。

良い映画でした、オススメです。