DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

ナルニア国物語

Narnia 英国のお子様達はこのファンタジーを読んで大きくなる、と聞きましたが最近では日本の学校図書館に行くとあるらしいですね。私、小学生の時(20年以上前)は結構文学少年だったと思いますが、この「ナルニア国物語」なんて最近までタイトルすら聞いたことありませんでした。江戸川乱歩の少年探偵団シリーズとかまんが100の秘密シリーズとかばっかり読んでいたのがいけなかったのでしょうか?

さて、丸美屋もといナルニア国物語ですが幕張シネプレ10番スクリーンで鑑賞して参りました。THX劇場でDTSなんてマニアにはたまりませんね。

いつものように内容には触れませんので、あらすじ等は公式サイトをご覧いただくとして、鑑賞中ずっとあの出てくる動物たちをどうやって演技させてるのか気になって仕方ありませんでした。ライオン演技指導するわけにいかないしなぁ、猛獣使いの出番かぁ?なんてバカなことを考えているうちにCGだという結論に達したのですが間違ってないですよね?!

映画としてのツボはそれなりに押さえられていて視覚的には良いのですが、ストーリーがちょっと強引というか都合良すぎなところが鼻についてしまいました。元がお子様向けの話なので仕方ないのでしょうが、その前に脚本としてどうなの?って感じです。

それにしても観賞後の何か腑に落ちないこの感じ。やっぱりね、ロードオブザリング(LOTR)後のファンタジー物ってそれこそ死ぬ気で作らないとヤバいと思う。LOTRのせいで猛烈にハードル上げられちゃったからそれを越えること、それでなくともLOTR並にするのは生半可なことじゃない。この映画も頑張ってはいるけど、どうにもLOTRと比較すると全体的な箱庭感というかスケールダウン感は否めないのですよ。「あれー、前に似たようなの見たことあるけど、なんか役者も地味だしショボくない?」みたいな。

久々に洋画の大作物見ちゃいましたが、この薬にも毒にもならない感はデートムービー向けですね。やっぱ最近は邦画の方が面白いや。