DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

映画「最終兵器彼女」に見る東映映画の問題点

いや、別にこれから論文を書こうってわけじゃないんですけどレンタルしてきたDVD「最終兵器彼女」を見て何となく感じた点を書いてみます。そうそう、最初に言っておきますが私この映画の原作知りません。ネットで調べてみたらその筋では結構有名な漫画らしいですが。説明めんどいんでwiki見てください(笑。

どんなストーリーの映画なのかも上のwikiのリンク先を見て頂きたいのですが(おいおい)、ストーリーとしてはかなり奇想天外で何も知らないで見ているときっと面食らって何がなんだか分からなくなるでしょう。

でも、ここで言いたいのは映画のストーリーのことではないです。なんでこんなダメ映画がまた作られてしまったのか、ということです。以下この映画の問題点を挙げます。

・助演の男優(窪塚の弟)の演技が壊滅的
・脚本が悪い。ただでもワケ分からん設定なのに話がぶつ切りで何を言いたいのかさっぱり伝わらない、奥深さの微塵もなく話が唐突。アケミとアツシの死の意味は?
・演出が稚拙。最後は泣かせどころなんだろうけど、それまでの恋愛の描き方が薄くて感情移入できない
・予算的に仕方ないとは思うが、画作りがチープ。特に実写とCGが重なるとこ。

正直、この映画それなりに人気を博した原作だけあってもう少しうまく作ればB級SFラブストーリーとして良いところいったとおもいます。CGは結構良かったし、主演の前田亜季ちゃんも頑張ってましたしね。

で、その問題点なのですが史上最悪の映画として名高いあの「デビルマン」にも全く同じことが言えます。同じ東映制作の映画なのですが、この会社は同じことを繰り返しやってのけてます。こいつらに学習能力はないのでしょうか?

最近こそ怪しくなってきましたが邦画の東宝一人勝ちは、実はそうではなくて東映・松竹の華々しい自爆の結果そうなってると見ています。つまり良くも悪くも邦画できちんとした鑑賞に堪える映画制作させる(できる)力があるのは大手では東宝だけのようですね。悲しいことに。

#タイトル間違ってたので訂正。「東宝」→「東映」です。失礼しましたm(_ _)m