DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

北陸ツーリング その2

11/5(土)

この日は朝の5時半起き。早起きして金沢市内観光を目論む。連休中だからごった返す観光客にもまれたくないし、何より空いてる時間が朝しかない。

Kanzawajyo しばらくホテルを出てぶらぶらしているとお堀の脇に入口を発見。「黒門」金沢城の入り口である。朝6時過ぎの金沢城は朝焼けに照らされて赤く染まっている。本丸はないが五十間長屋や石川門など石垣がかなりの迫力を醸し出している。そのまま金沢城公園を突っ切った石川門を出たところに兼六園がある。

Kenrokuen 兼六園は朝8時まで入園無料とのこと。早起きは三文の得。
さすが、日本三大庭園の一つだけあって何とも趣のある庭が広がっている。日本の侘び寂びとはこのようなものかという感じ。良い物を見せてもらいました。

なんだかんだで7時過ぎになってきたので、ホテルに戻り出発の準備。今日の目的は能登半島である。

給油の後、9時頃金沢市内を出発。程なく能登道路に合流。
この能登道路、シーサイドハイウェイとして本当に素晴らしい。美しい砂浜と日本海を脇目にひたすら直進する高速道路なのだが、ほぼ同じようなシチュエーションにある千葉の九十九里有料道路(波乗道路)とは比較にならない快走&美景路である。途中、今浜ICで能登道路を降りて有名な千里浜なぎさドライブウェイに入る。

Nagisa ここは砂浜というか波打ち際が道路になっている。もちろんオンロードバイクでも余裕で走れる締まった砂浜なので走っていてとても面白いし、なんとも不思議な感覚。

これ以降は一般道で移動。国道249号で輪島市方面へ。

Bench 途中、「世界一長いベンチ」なる看板を発見。道の駅とぎ海街道にバイクを止めて近くの海岸に出るとやたらに長い木製のベンチを発見。目前に美しい日本海と砂浜が広がっていて、このベンチに腰掛けていつまでも見ていたい感じ。夕日はさぞかし美しいのだろう。なるほど、だからベンチを作るのは分かるけど、こんなに長くなくても、、、

道の駅とぎ海街道を出てさらに北上すると輪島に到着。まだ昼にはちょっと早いのでこの先にある千枚田を見学に行く。

Senmaita 千枚田は海岸の斜面に1004の「猫の額」ほどの土地に稲を植えて耕作している田んぼのことで、国道から見下ろすことが出来るのだが、その田んぼの集合が海に映えて非常に美しい風景になっている。本当に天気の良い日に来れたのはラッキーだ。

Kodawari 千枚田の美しい景色に後ろ髪引かれながら輪島市へ戻る。ここで昼食にする。入ったお店は漁師の店「こだわり」だ。輪島塗の商店街?!の一角にあるお店は漁師長屋風。刺身御膳を注文。今日の刺身の魚を聞いたのだがブリ以外初めて聞く魚の名前なので失念。とにかくウマい。舌の上でとろける刺身は最高だ。

刺身に舌鼓を打った後は輪島を後にして、県道1号線で七尾市方面へ。信号のない田舎道を快走し能登半島の東側へ向かう。

Wajima こちらもしばらく海岸線を満喫するが、流石にもう飽きてきたのでボラ待ちやぐら付近で一考した後、今度は逆に山間部の世界遺産を見に行くことに決定。海に飽きたら今度は山ですか、そうですか。

再び能登道路に乗って金沢方面へ。白尾ICで降りて北陸道金沢森本ICまでバイパス一直線。北陸道小矢部砺波JCTから東海北陸自動車道に合流し、一路富山県の秘境五箇山へ。

白川郷と聞けば知っている人も多いと思うが、合掌造りの茅葺き屋根をした古民家の集落が世界遺産登録されているのをご存じだろうか。白川郷(萩集落)は岐阜県の集落だが、実はその他にも2つの集落が同様に世界遺産登録されているのである。それが富山県五箇山山麓にある相倉集落と菅沼集落である。

Suganuma で、今回訪れたのは一番規模の小さい菅沼集落。全部で9軒の茅葺き民家がある集落だが、付近の紅葉と相まって非常に日本的な原風景を作り出している。そのうちほとんどが資料館だったり観光客相手の商売をやっていたりするのだが、本当にその家に住んでいたりするからスゴい。

山深い里は日が沈むのも早い。相倉集落も近いので訪れようかと思ったが日が沈みそうなときに行ってもしょうがないと思い、金沢に戻ることにした。

今日のツーリングはこれにて終了。明日は千葉に帰ります。

11/6 (月)

ひたすら来た道を同じように千葉まで戻って来ただけ。
つまらないので省略。横川の釜飯ウマすぎ。俺的駅弁ナンバーワンだな。