久々に公開初日に映画を見に行ってしまいました。「レッドクリフ Part1」。
中学生の時、友人に勧められ図書館で借りて読んだ吉川英治の「三国志」。えぇ、ハマりましたとも。寝食忘れずに没頭するとはこういうこと、という見本のようなハマりかたをしました。全十巻の本を数日で読破した記憶が。
それ以来、個人的にはまさにバイブルに近い存在になった「三国志」を100億かけてジョン・ウーが映画化したとなれば見に行かないはずがない訳で。
長坂坡を80万の曹操軍の中無人の野を征くがごとく駆け抜ける趙雲、長坂橋で仁王立ちする張飛、呉の文官を鮮やかに説き伏せ孫権に開戦の決断をさせる諸葛亮。。。。。コレをPart1では実写で見ることが出来る。。。しかも中国人の実績のある監督が膨大な制作費で制作。。。ス、スゲェェェ!!
まぁ、そんなこんなで自分の頭の中は妄想で爆発寸前だったわけでw
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原作のある映画のパターンは3つあると思うのです。
1.原作に忠実に映画化
2.部分的に原作とは違うが基本的に踏襲している
3.原作がありながらほぼ内容はオリジナル
今回のレッドクリフは3ですね。
基本的に三国志演義の世界観や登場人物は踏襲しているものの、「ホントにジョン・ウーは三国志演義ちゃんと読んだことあるのか?実はあらすじしか知らねーんじゃねーのか?」という脚本になってました。
まぁ、深くまでは言いますまい。三国志演義の孔明の出廬以降の話を知っている人だったら「あれ?どうして関羽がここに???」とか「あれれ??長坂橋はどこ行った?!」とか「それ、もしかして甘寧の間違いじゃね?!」などなど突っ込みどころ満載で映画に集中できないほどですw
戦闘シーンは流石でしたが、正直それだけでした。本当はゲーム「真・三国無双」の映画化なのか?と勘違いするほどです。
配役云々とかもうどうでも良くなってきました。久々に「原作をいいように弄られてがっかりした映画」を見てしまった感じですね。自分の中では無かったことにしておきます、この映画。
Part2は来年4月ですか。でも、見に行っちゃうんだろうな。。。。