DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

CR-Zに乗ってきた

結局、前回のエントリで我慢しきれず日曜日にCR-Zを試乗しに行ってしまいました。

外観はかのCR-Xを彷彿とさせる塊感のあるデザインでやっぱかっこいいです。特にCピラーあたりの処理がヤバイ。最近の日本車の中では頭一つ飛び抜けてるデザインだと思います。ワイド&ローのボディーなんてここ最近のミニバン攻勢で死滅しちゃった感がありましたが、華々しく復活ですね。

インテリアはほどよい囲まれ感があり凄く安っぽいという感じでもないです。一見下品に見えたインパネも実物を見てみると「これはこれでアリかな?」という感じですかね。ただ、ハンドル周りにボタン類がゴテゴテ付いていて(乗ったのはαです)全体的にインパネ周りはおもちゃっぽい感じですね。ハンドル革巻きなのは評価しますけど。

リアの席はホントにおまけですね。一応席はあるけど大人が長時間乗れるようなスペースは無し。後方視界もはっきりって見にくいが、もともとCR-Xもそうだったのでこれで良し。

エンジンは1.5LのHVですが低回転域のトルクは確かに2L並みだと思います。これどこかで感じたような感覚だなぁ、と思ったらVWやAUDIのTSIエンジンが脳裏をよぎりました。丁度モーターがターボのようにトルクを支えているあの感覚があります。

タイヤの接地感がほどよくあり独車ほどではないもののどっしりとした安定感のある乗り味ですね。ハンドリングは軽めでFFらしくややアンダーステア気味、TYPE-Rのようなキレキレのハンドリングは期待してはいけませんが、運転する楽しさは十分伝えてくれます。

でも、この車がスポーツカーになりきれていない一番大きなポイントは停車時のアイドリングストップですかね。私が慣れていないというのもありますが、これはちょっと変な感覚。エンジンルームからエンジンの鼓動やエキゾーストが聞こえてこないっていうのはなんか安心できない(エンストしちゃった?!みたいな)感じ。

まぁ、短い距離をさっと乗っただけなのでこんな感想ですが、CR-Zにスポーツカーを過度に期待してはいけないということは分かりました。でもこれは決してこの車を否定しているのではなくて、セリカのようなスペシャリティーカーなんだと思えばこれは大いに「あり」の車です。

結果的に欲しいか欲しくないか、と問われたら欲しいクルマですよ!次に買い換えたいクルマの筆頭に躍り出た、と言っても良いでしょう。でも今買うと2〜3ヶ月待ちらしいですが。

この時代にこんなクルマをHVで出してくるホンダに、私の心の中の「ミニバン製造メーカー」のレッテルを喜んで外してあげようと思いました。