DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

改装した東京駅&暗殺現場ツアー

随分前から東京駅の改装工事をやってましたが、やっとのこと先日完成したようです。ということで、改装後の東京駅丸の内口を見に行って来ました。

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ちなみに今回の写真はすべてiPhone5で撮ってます。暗いとこはやっぱり手ブレが。。。

流石というか豪華になったというか、前の東京駅が戦災の跡に突貫工事でどうにか使えるようにしたものを元々の「あるべき」形に改装したわけですが、実は凄かったんだなと。

丸の内口の周囲はカメラで撮影している人がたくさんいて、一種の撮影会状態になってました。

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正面からのパノラマ写真 by iPhone5。夜の東京駅もイイ!

丸の内各改札口の天井は彫刻が施されていてなかなか綺麗です。みんな下から見上げていて通行人の邪魔ですが。

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さて、そんな浮かれた人達は天井方面ばかり見ているわけですが、私だけ何故か地面を見ている。。。そう、これを探していたのです@丸の内南口。

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なんだかわかります?

実は東京駅で過去二人の現役首相が暗殺もしくは暗殺未遂に遭っています。その一人が平民宰相「原敬」。その原敬の暗殺現場が丸の内南口改札付近のここなわけです。

原敬は写真の下部にある丸い印のついた所付近で駅員(東京駅じゃなくてなぜか大塚駅の駅員)に刺されてほぼ即死。大正10年のことです。

この周りは天井の彫刻を見ようと人が群がっているわけですが、誰も意に介せず。少しはこっちの歴史にも興味持とうよー、みんなー(´・ω・`)

さて、それにもめげずに東京駅暗殺現場ツアーは続きます。あれ?いつの間にそんなツアーが?!

南口の改札を抜けて、新幹線改札のある中央口付近まで移動します。

ちょうど東海道新幹線の中央改札付近で、2番目の暗殺現場が。こちらは昭和初期の総理大臣である浜口雄幸(「ゆきお」の間違いじゃないです。「おさち」です)の暗殺未遂現場です。

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遭難現場付近の解説プレート

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写真の色の違う床付近が実際の遭難現場です。奥の柱に解説プレートがはまってます。

まぁ、新幹線は昭和初期にはなかったので実際にはここに昔あった4番線ホームから汽車に乗ろうとした所、右翼に拳銃で撃たれたわけです。とりあえず一命はとりとめますが、その後の無理が祟りこの時の傷が原因で亡くなってしまいます。昭和5年の出来事。

東京駅の復元で元々の姿が我々にも披露されたわけですが、その姿だった東京駅でどんなことが起こっていたのかも知るいい機会でしょう。ちょっと、アングラなショートツアーですが日本の負の歴史の一部分を体験してみては。