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DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

【今更レビュー】天空の蜂と本木雅弘

映画

評判が良い映画だったので見てきました。確かに社会派でありながら完成度が高いエンタメ映画ですね。

まず、この映画を見る前は「エンタメ映画」というのを前提に見に行くべきですね、さすが堤幸彦監督と言った感じで、エンターテイメント部分に抜かりは無い感じです。そして見てみたら意外に社会派だった。というのがこの映画の正しい見方だと思います。

っていうか、この原作が書かれたのが1995年ってところがミソですよね。さすが東野圭吾と言わざるを得ない。それを、福島第一原発がああなってしまった東日本大震災後に見るとなんとも切ない気持ちになるのは何でなんだぜ!っていうのがこの映画のテーマの一つかと。

東野圭吾作品の「読後感のなんともやり切れないもやもや」をこの映画でも十分堪能できますよ。映画の最後の部分はそういう意味でも実際に現実になっている「やり切れなさ」と合わせて考えさせられる感じです。

【恒例一言レビュー】

・この映画でまた航空自衛隊の株が上がるね

・細かい突っ込みどころはあるけど許容範囲内。あくまでエンタメなので深く考えてはいけない

・原作未読なので細かいことは分からないけど、説明不足とかは感じなかった。あくまで映画の尺の中で何を表現するかというところでは問題は無いと思う

綾野剛は働き過ぎではないのか?

・この映画から感じる「やり切れなさ」は、先日の安保法案とかでも同じ構図で捉えられるよね。何が正しいのか一概に決められないことが本当に多い世の中だと改めて思った

以上、この映画の感想は終わり

実は先日、「日本のいちばん長い日」も映画館で見ているのですが、天空の蜂と合わせて出演していた本木雅弘いいですね!

前作では昭和天皇役として、後作では原発の技術者として出演されてますが、なんというかもの凄く雰囲気をもった役者というか、きっと没入して演技する役者さんなのだと思います。それが画面越しに伝わってくる。

特に昭和天皇役は圧巻でしたね。

岡本喜八版の「日本のいちばん長い日」も見たことありますが、あちらは昭和天皇がシルエットでしか出てこないので宮城事件を起こした将校達とその取り巻きのお話という感じでしたが、先日公開された原田眞人版は昭和天皇がかなり前面に出てくるので昭和天皇と当時の内閣が終戦にどう絡んだのかが良く分かる作りになっています。

その重要な役柄で「天皇」の佇まいを醸し出していた役作りは見事でしたね。今後の活躍にも期待です。