横浜に続いて、木更津編です。
意外と近いんですよ、横浜と木更津って。クルマだとアクアライン使えば1時間も掛かりません。ということで、車をかっ飛ばして木更津へ。
海風が強く吹き付ける木更津では護衛艦「こんごう」「ちょうかい」試験艦「あすか」の3隻が艦艇公開を行っていました。正直な話、過去の艦艇公開で最も充実した内容だったと言っても良いと思います。
本日のベストショット。左から「あすか(6102)」「ちょうかい(176)」「こんごう(173)」。艦艇公開もこの順番で見学していきます。
■試験艦「あすか」
要は旧海軍の軽巡「夕張」みたいな艦ですよ。新規に開発・導入予定の兵装や装備をまずは「あすか」に搭載して開発・テストを行い、順次護衛艦などに装備させていくのです。
「あすか」の艦橋内部。他の新型護衛艦と比較するとかなりシンプル。あ、もちろん、艦長席には座ってきましたよ。
覆われているので確認できませんが、OPS-XXとあるのでレーダー表示画面だと思われます。試験中の最新レーダーで、それはスゴいのかもしれませんが。
なにやらやたら目出度い「あすか」の格納庫内。自衛隊の活動に関する写真展示と奥でスタンプコーナーやってました。
という訳で、「あすか」は以上。次は隣の船「ちょうかい」に移動します。
■護衛艦「ちょうかい」
言わずと知れた「こんごう」型護衛艦4番艦ですよ。いわゆるイージス艦ですよね。
艦内に入ってすぐのところにあるこのマーク。これは2008年の弾道弾迎撃演習の時のものですね。「こんごう」型の4隻のイージス艦は弾道ミサイル撃墜能力(BMD能力)を持った護衛艦です。これで某国が弾道ミサイルを撃ってきても安心ですね。
戦闘態勢表示盤って、なんだかアツいですね。それぞれの兵装や装備の状況を知らせるのでしょうが、"THREAT"のところでどの兵器からの脅威なのか分かるようにしてあるのがいいですね。
”速力通信器”はエンジンの出力を操縦室に指示するシステムですね。操縦室は後で「こんごう」の所で出てきます。こういう計器好きなんですよねー。最大戦速とか意味なく憧れます。
「ちょうかい」の艦橋から隣の「こんごう」の艦橋を覗いてみる。SPY-1Dレーダー大きいですね。「ちょうかい」で艦橋内部を見た後は、「こんごう」で船内を見ることになります。では、「こんごう」に移動しましょう。
■護衛艦「こんごう」
横須賀カレーGPの時にも見学させていただきましたが、今回は「こんごう」の結構ディープなところまで開放しているみたいですので、早速見ていきましょう。
「こんごう」の艦内神社です。下の説明書きに葛木神社とあるので、「こんごう」の由来である金剛山葛木神社がお祭りされているのですね。あれ?先代とは違うのですね。
ここが「ちょうかい」の所でも出てきた操縦室の内部です。これは機関の計器で、ここで操作して機関の出力を調節するようです。こういう計器類は見てるだけでマジヤバイって。
下の写真の速力表示がたまらんですね。ちなみに、最大戦速とか一杯とか滅多にすることはないそうです。
こういう計器見るとボタンを押したくなってきますよね。まぁ、勝手には押せないようになってますが。
操縦室と言うだけあって、艦の「船としての」中枢部分ですよね。ここで機関に関していろいろお話を聞かせて貰ったので楽しかったです。
食堂です。思ったより広くて快適そう。壁に「こんごう」に関する掲示がされていました。当然、初代と先代「金剛」についても。ヘンダーソン飛行場砲撃は特に最近著名になりましたよね。某ゲームのおかげで。
本日のメニュー。焼魚って秋刀魚だったら面白いのですが。
こんごう屋って。なかなか良心的価格。
おぉ、これが噂の艦内理容室ですか。営業中?
というわけで、木更津での艦艇公開レポは以上になります。個人的にはイージス艦の内部をよく知ることが出来て意義深くとても面白かったです。
では、「あすか」の艦尾から強風に煽られる自衛艦旗を見ながらさようなら〜