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白日夢を徒然なるままに

MacOS Xのホームディレクトリを外付けHDDに移行する方法

Western Digital社(以下、WD)の外付けHDDであるMy Bookを購入しましたので、ホームディレクトリのデータ移行含めてレポしたいと思います。

この外付けHDDを購入した目的は内蔵HDDのデータを移行させるためで、この製品を選んだのはやはり信頼性はWDが一番だから。今時3年保証しているHDDなんてここしかないですからね。HDDが故障してデータ取り出せない悲劇を経験した人はここをケチりません。

で、このWDのMy Bookシリーズですが、上にあるようにWin用とMac用の2種類あります。違いはHDDのフォーマットされている形式くらいで繋げてすぐ使いたいならば、それぞれの接続するマシン用のものを買えば良いです。

でも、Mac使いの方である程度PC/Macに慣れている方であれば、PC用の方が何故か価格が安いのでこちらを買って、購入後にOSX用にフォーマットし直せば良いだけの話なのです。Mac用のユーティリティもWDのWebサイトから無料で落とせますし。

気になったのは、うちでは木製の机の上にiMacとMy Bookを置いて使用しているのですが、HDDのアクセス音が机と共鳴して気になるレベルで音と振動が出てしまいました。あ、My Bookの名誉のために言っておきますが元の稼働音そのものは非常に小さいHDDです。

そこで、My Bookの下に近所のホームセンターで買ってきた1枚80円くらいの防振ゴムを置いて解決。これで劇的に快適な環境になりました。

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さて、次は外付けHDDへのホームディレクトリの移行です。この作業によるメリットデメリットは以下の通り。

【メリット】

Mac買い換え時のデータ移行時間が大幅に削減される

・大容量の外付けHDDにデータ保管するようになるので内蔵HDDの残り容量を気にしなくて良くなる

Mac本体側の内蔵HDDがシステムデータの読み書きに専念できるのでパフォーマンスアップが期待できるかも

【デメリット】

・USB端子を1個占有してしまう

デメリットなんてこんなものかなと。データ格納領域として使うのでそこそこ転送速度があればOKだし、接続はUSB3.0で最大5Gbpsの転送速度があるので必要十分かと。実際使っていてもストレスは感じないです。

さて、ホームディレクトリ移行の手順です。MacOS X 10.11.5で実施確認してます。手順を見てよく分からない人は実施しないこと。全て自己責任でお願いします。なお、FileVaultを設定している方は以下の手順ではできませんのであしからず。

【手順】

1.外付けHDD上に、ホームディレクトリ(ユーザー名と同じフォルダ)と同じ名前のフォルダを作成する

2.ホームディレクトリの内容を外付けHDDにコピーする。ここでFinder上から直接ドラッグ&ドロップでコピーすると後々問題になるので、ターミナルから以下のコマンドを実行しコピーを実施

#sudo ditto -v -rsrcFork “/Users/<移行元ホームディレクトリ>” “/Volumes/<移行先ホームディレクトリ>”

3.コピーが完了したら、システム環境設定の「ユーザとグループ」を開き、鍵を解除し変更可能な状態で左ペインに表示されているホームディレクトリを移動させたいユーザーの上で右クリック(クリック+Controlキー)で詳細オプションを選択する

4.詳細オプション中の「ホームディレクトリ」のパスを外付けHDD上に作成したホームディレクトリを選択ボタンを押して指定しOKボタンを押す

5.再起動後にホームディレクトリが反映される

移行後はアプリケーション側で参照先ファイルを移行した先のファイルに再設定が必要なモノもあります(例:写真.appやFinderのよく使う項目など)ので、そちらの設定もお忘れ無く。

まぁ、こんなことしてメリットあるのはデスクトップ型のMacだけですが、大量の写真やビデオなどの大きなデータを扱う方にはメリットあると思いますのでよろしければ。