※写真が大量にあります
本日晴海埠頭にて一般公開された、大韓民国海軍巡航訓練戦団を構成する韓国海軍チュンムゴンイスンシン(忠武公李舜臣)級駆逐艦のネームシップである「チュンムゴンイスンシン(DDH-975)」と補給艦「チョンジ(AOE-57)」を見てきました。
左が駆逐艦「チュンムゴンイスンシン」右が補給艦「チョンジ」
何故か後ろに日本の帆船「海王丸」
しかし、大韓民国海軍巡航訓練戦団ってネーミングが凄い。戦団ですよ、戦団。
今回の自衛隊側のホストシップは護衛艦「おおなみ(111)」が勤めていました。
前回のチリ海軍には「まきなみ」、トルコ海軍には「たかなみ」とホストシップと言えばたかなみ型というイメージになりつつあります。順番的には次は「さざなみ」ですかね。呉から出動しないとだけど。
残念ながら「おおなみ」は一般公開無しだったので写真はこれだけ。
艦に掛かっていた横断幕を見ると、どうやら韓国艦は練習航海の寄港地としてこの晴海埠頭に立ち寄ったみたいですね。今後寄港予定の国の国旗が描かれています。
艦尾を撮影。「チュンムゴンイスンシン」から乗り込んで「チョンジ」まで見学できそうです。早速乗艦してみましょう。
補給艦「チョンジ」のヘリ甲板にて。
チョンジとは天地と言う意味だそうで、韓国軍の補給艦はこのチョンジ級が稼働しているとのこと。自衛隊の補給艦と比較するとちょっと小ぶりですね。
ヘリ甲板から一段下に下りられたので舷側を船首方向に歩いて行きます。
韓国軍の艦艇も自衛隊同様、キレイで整理整頓がしっかりしているなぁ、と思いました。最近海外艦をよく見るのでどうしてもそういうとこ気になっちゃうんですよねぇ。
舷側を歩いて行くとチョンジの中に展示室がありました。上の写真はその中にあった今回の練習航海に関して説明の書かれているボードです。
英語でいろいろ説明が書かれていますが、要は2016年9月5日から12月21日まで107日間かけてこの2隻の船で12カ国13港を航海していくとあります。
HYUNDAIの展示コーナー。日本で言うと三菱的なポジションなんですかね。駆逐艦や潜水艦から海上警備艇(日本で言うところの海上保安庁の保安艇)まで作っているとのこと。
韓国の造船会社「VOGO」の展示スペース。ボードにある2005年の特殊潜航艇っぽいものに心引かれました。韓国版「マイアーレ」?
これは韓国の「SooSung Defence Industries Ltd.」の展示ブース。
何を展示しているのかと言うと、砲身の中を掃除する機械です。真ん中にブラシが付いていてそれでキレイにするようです。
「チョンジ」の展示室を出て駆逐艦「チュンムゴンイスンシン」まで戻ります。
上の写真はヘリ格納庫の中にあった自販機ですが、大体1本500〜600ウォンですね。日本円にすると1ウォン=約0.1円なので、だいたい50〜60円といったところ。
「チュンムゴンイスンシン」の前甲板船首付近から艦橋方向を撮影
もの凄い既視感あるなぁ、と思ったら去年の自衛隊観艦式に同級の3番艦である「テ・ジョヨン」が来ていて横須賀で一般公開されていたのを見学してました。同型艦だけあって全く同じ。
「チュンムゴンイスンシン」の主砲と艦橋。その間にVLSのセルがあります。
「チョンジ」の前甲板を「チュンムゴンイスンシン」側から撮影。
補給艦独特の洋上給油や補給を行うための設備が見えます。機銃と思われる兵装もありますね。
この大韓民国海軍巡航訓練戦団の次の寄港地はロシアのウラジオストクとのこと。
以上、艦艇見学レポでした。