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DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

アニメ「響け!ユーフォニアム2」全話感想まとめ

コラム・日記 音楽

アニメの方の「響け!ユーフォニアム2」に関しては終わるまでブログではあまり触れないようにしようと思っていたのですが、見ていてあまりに出来が良く黙っていられなくなりました(笑

 

1期の時の感想は以下に書いてますが、、、

 

daydream2006.hatenablog.com

 

ここで書いたように原作から2期の方が面白い話になることは分かっていたのですが、ここまで期待を裏切らない形、いや、それ以上の形でアニメ化されていて満足度高すぎです。

 

というわけで、一応メモ程度に取っていた6話までの感想を加筆したものと、それ以降の最新話の感想をここに公開することにしました。

 

では、以下最終回まで感想マラソンスタート!

 

【第一話:まなつのファンファーレ】

 

通常の二倍の尺の1時間スペシャル。私が勝手に「二年生編」と呼んでいるタームのスタートとしてはとてもよくできていて、掴みで完全に持って行かれました。

 

特に原作2巻冒頭にもあるコンクール帰りのバスでの南中時代の希美とみぞれの会話のシーンが秀逸。吹奏楽経験者で、こういうコンクールの「理不尽さ」に涙したことある人結構いるんじゃないかな?

 

でも、みぞれはコンクールの結果なんてきっとどうでもいいんでしょうけど。

 

そして、ここで掛かるA.ボロディンの「ダッタン人の踊り」がこの後も「二年生編」を象徴する曲として使われていたのはとても嬉しかったな。個人的にも思い出深く大好きな曲なので。

 

確かにフルートとオーボエの掛け合いという意味では原作にある「ダフニスとクロエ」よりも「ダッタン人」の方が印象的ですよね。これ選曲した人エライ!

 

今後、希美とみぞれを軸とした二年生の関係修復の話が続いていくわけですが、この「響け!ユーフォニアム」の中で関西大会へと連なる「部としての成長」を描いた個人的に一番好きなエピソードなので期待大です。

 

そして、冒頭シーンで雪の中久美子が持っているノート。これを見て、あぁ、この2期でキチンと原作を全部終わらせるのね、という意思を感じました。このシーンは最終回に繋がっていく訳だから、、、

  

#BGM : 全日本吹奏楽コンクール2013 高等学校編IV  歌劇「イーゴリ公」より 習志野市立習志野高等学校吹奏楽部#

 

<<2016/12/23追記>>

Blu-rayの第一巻見たので一言。

スタッフコメンタリーからダッタン人選曲したのは、シリーズ演出の山田さんだったんですね。この人はホントにセンスあるわ。第一巻のスタッフコメンタリーは裏話盛りだくさんでかなり面白かったです。 

 

【第二話:とまどいフルート】

 

水着があまり意味を成さない水着回って感じ?!

開放的な真夏のプールというシチュエーションの割にシリアスに話が進んでいくのですが、原作も何故かプールでの話なので仕方無しですか。

 

前回に引き続きここでも希美の行動に焦点が当てられる訳ですが、この傘木希美という人物、なんというか吹奏楽部によくいるタイプの女子生徒だなぁ、と。

 

文系の部活なのでそういったイメージない人もいるかも知れないけど、A編成組めるような人数がいると音楽(吹奏楽)好きでそこにプライドを持っていて、かつリーダーシップ取っていけるタイプの女子って1学年に必ず一人くらいはいるんですよ。こういう人が得てして部活を引っ張っていくのですが。

 

あと、2期から夏紀がいろいろ活躍していて嬉しい限り。1期の初めの頃とは違って表情豊かになって魅力的な娘になりましたよね。

 

挫折を経験しても自分できちんと引き受けて、後輩に迷惑かけないようにするのはなかなか出来ることじゃないですよ。ある意味キャラとしては久美子より成長を感じます。

 

久美子に語る希美を思う夏紀の話最高です、、、夏紀先輩の株が急上昇中!

  

 

【第三話:なやめるノクターン

 

合宿。厳しくも楽しいですよねー。現役時代を思い出します。

昼間は練習して、人間関係は夜動くって部活の合宿はどこでも同じだと思いますが、まさにそれを地で行った回ですね。

 

私の高校時代はアニメのように校外の合宿施設ではなく、校内に宿泊施設があったのでそこで寝泊まりしつつ練習=合宿でしたが、北宇治のように校外施設での合宿は違う気分で練習できそうでうらやましいですね。

 

あ、夕飯で出てきた麻婆豆腐。長時間練習した後の吹奏楽部員にはきっついメニューじゃないですかね?!口内炎出来なければいいけど。

 

そうそう、二期になってから久美子はいろいろ首突っ込みすぎじゃないですか?主人公だからというのもあるし、二年生を客観視できる目線としても使われているんだろうけど、必ず後でめんどくさいことになるパターンっすよ。

 

デカリボン(優子)先輩や麗奈のコンクールに対する思いを聞ける場面があるけど、吹奏楽部員誰しもが一回は考えることですよね。コンクールの意義について。

 

野球の甲子園は勝ち負けが分かりやすいのであんまり考えることも無いだろうけど、吹奏楽は客観評価の付けづらい芸術だから難しいわけで。

 

【第四話:めざめるオーボエ

 

「二年生編」の解決回ですね。ある意味前半のストーリー的クライマックス。

 

この話のキーとなるみぞれと希美ですが、男性から見るとちょっと理解しがたい関係性ですよね。ここまで友人に依存した関係って男にはあまりないですから。

 

嫁いわく中学や高校生の時とかは女の子なんてこんな感じだし、女子の世界だから男には分からなくていい、だそうです。そういうものなのか?!

 

原作者が女性だからと言うのもあるのだろうけど、この「響け!ユーフォニアム」シリーズの話はモノの見方が女の子的だなぁ、と思うときがたまにあります。久美子と麗奈の関係もアニメ版は凄く近く描いてますもんね。

 

それにしても、デカリボン(優子)先輩は泣かせるシーンに必ず登場しますね。その直情径行型の性格が良い方に作用すると感動を呼ぶみたい。

 

そうそう、公式HPのストーリー紹介にあるこの回のイラストコメントが全てを物語っていて好きなんです。

anime-eupho.com

 

この回の結末はイラストの二年生4人の表情で全て語られていると言ってもいい。てか、久美子とあすか先輩はここ出番じゃ無いです!

 

【第五話:きせきのハーモニー】

 

関西大会回。

もうこの回は後半の演奏が全て。

 

劇場版でも成し得なかったフルバージョンの「三日月の舞」ミュージックビデオがここに完成ですよ。よく聞くと演奏が府大会の時と違っていて、テンポにタメを作ったりと表情豊かな演奏になってましたね。

 

「三日月の舞」の冒頭の楽想記号は"Allegro vivace con energia"。つまり”速く快活に、そして力強く”。まさにその通りの演奏でした。ブラボー!

 

きちんと演奏に合わせて運指合わせてくる当たり、さすが京アニ。クオリティ高すぎです。

 

あ、あと譜面に大きな字が書いてあったり写真貼ったりしているのは吹奏楽あるあるです。コンクールで演奏する時は大概暗譜していて楽譜なんか見てないんですよ。だからあんなことしていても大丈夫。

 

ただ、個人的に不満があるのもこの回で、関西大会の演奏から結果発表までエンディングを挟む工夫はあったけど、あっさり過ぎてちょっと「うーん」と唸ってしまいました。

 

原作にはここで何故大阪三強の一角を崩せたのか分かるエピソードがあるはずなのですが、ソレが無かったんですよね。そもそもアニメには大阪三強という言葉すら出てこなかったけれども、現実にある学校に配慮しましたかね?

 

それは厳しく辛い出来事なのですが、カットされたのはちょっと残念。

 

★大阪三強・・・現実に吹奏楽の盛んな大阪府には全国大会レベルの強豪校がひしめいているが、原作では「三強」として特に強い高校が挙げられている。アニメで北宇治の前に演奏していた明静工科高校はあの淀川工科と明浄学院がモデル?!

 

#BGM : おもいでミュージック「三日月の舞 (麗奈ソロVer.)」 北宇治高校吹奏楽部#

 

【第六話:あめふりコンダクター】

 

あ、OPがカラーになった!

 

「二年生編」から次のストーリー「あすか編」への間奏曲(Intermezzo)的な回という感じですかね。

 

それにしても選曲がいつも渋いですよね、北宇治高校吹奏楽部の曲は。1期の時は「暴れん坊将軍のテーマ」やYMOの「ライディーン」、今回の文化祭は大滝詠一の「君は天然色」とか今時の高校生が選んだとは思えぬ懐メロ演奏ですよ。

 

文化祭の話は原作だと短編集のほうに出ている話ですね。こう、文書だったものがいろいろ視覚化されてくると、読んでたときに想像したものとの答え合わせやっているみたいでそれはそれで楽しいですね。

 

例の猫カフェは原作でも出てきていて、あまりに画期的な内容のため初め意味分からなかったのですが、アニメ見てそういうことかと理解しました。てか、この学校の学祭は飲食店多過ぎだ。

 

まぁ、夏紀先輩のエプロン姿で全てどうでもよくなってしまうわけですが。

 

さて、滝先生の過去が明らかになったこの回。麗奈の死んだ魚の目をこの先の話で再び見ることが出来るのか?そして、北宇治が全国で金を取れるのか?期待せずにはいられませんよ!

 

というわけで、今回は繋ぎ回なので感想(?!)はここまで。

 

【第七話:えきびるコンサート】

 

今回から「あすか編」です。
謎多きあすか先輩の素性がアニメではどのように明らかにされていくのか楽しみです。

 

と言いつつ、7話は事実上部長である晴香回でしたね。

まぁ、それ以上に吹奏楽経験者の殆どが突然の「宝島」演奏に悶絶死する回なわけですが。

 

私物の楽器(しかもバリトンサックス)で高校3年間ずっとバリサク担当って珍しくないですか?私が知っているケースは漏れなく学年が上がるとアルトもしくはテナーに持ち替えて、バリトンサックスは卒業しちゃう人が多いですけどね。

 

なので、そんな晴香にバリトンサックス愛を感じずにいられないのですけどね。

 

晴香は決してリーダーシップで部をまとめていくタイプでは無いけれども、なんだろ、「支えてあげたくなる部長」ですよね。本人は向いてない言ってるけど、そんな部長も充分アリ。

 

そもそも、あすかとは真逆の形で人のまとめ方をするタイプなので、自分自身で比較しちゃっている時点で間違っているのに気付いて欲しいな。ある意味相互補完していて理想的な部長・副部長だと思いますけどね。

 

滝先生が音楽室出て行った後に部員に対して「もうあすかに頼っていられない」と話す場面も、部員に言っていると言うよりも自分に対して言っているんじゃないかと。リーダーシップはあすかに頼りきりだった晴香がそういう意味であすかを吹っ切った瞬間だったのかな。

 

だから「(私のソロを)しっかり支えてね」とあすかに言う晴香はなんとなくカッコイイのです。

 

それにしても披露された「宝島」ですが、私も演奏しましたよ。あの冒頭のアゴゴベルのイントロで分かっちゃいました。格好いいソロがあることもあり、サックスパートがやりたがる曲No.1じゃないですかね。

 

今後、「宝島」の演奏にバリサクソロが流行る予感。

 

 

で、清良女子の演奏と立華のマーチングはいつ始まるん?
(実はこれを一番楽しみにしていたのだが、、、)

 

#BGM : ニュー・サウンズ・スペシャル「宝島」 東京佼成ウィンドオーケストラ#

 

【第八話:かぜひきラプソディー】

 

楽器を始める理由なんて人それぞれでしょうけど、兄弟姉妹がやっていたからというのはよく聞く理由の一つですね。実際、私が高校の時も兄弟で一緒に吹奏楽部入っていた人いましたし、一般団体でやっていたときにも姉妹で入団している人がいました。

 

久美子がユーフォ始めた切っ掛けは姉の麻美子の影響みたいですが、ここでも吹奏楽あるあるが炸裂してましたね。

 

得てしてユーフォ奏者は初めから望んでなる人は少なくて、久美子みたいに他の楽器を志望して人数的な状況からユーフォに回されるケースがほとんど(当社調べ90%以上)なのです。久美子はトロンボーンからユーフォでしたね。ちなみに私はトランペットからユーフォのパターンです。

 

原作では夏紀もサックスからユーフォだった記述(短編集の129ページ参照)がありますね。

 

でも、マイナー楽器ってだけでやってみると面白いのがユーフォなんですけどね。マーチなんか裏メロ取りまくりだし。

 

まぁ確かに初めのうちは納得いかなかったけど、今となっては全然後悔してないし、吹奏楽やれるのであれば次も絶対ユーフォ選びますって。

 


ところで、かわいそうなのは麻美子ですよ。長女だから親の期待を一身に受けちゃったんですね。

 

また、あすかはあすかで母親に退部を迫られているわけで。

 

麻美子とあすか。両者とも親に翻弄される子供という立ち位置で平行して描かれているけど、大学に入ってから抗う麻美子に対して、そんなそぶりは見せないあすかはこの状況を乗り越えることが出来るのでしょうかねぇ。

 

#BGM:The Best Of Glenn Miller 「American Patrol」 Glenn Miller 

 

【第九話:ひびけ!ユーフォニアム

 

このタイトル、最終回用だと思ってましたよ。それをここで使いますかー。

 

ところで、劇中のセリフで一つ気になったのは、あすかの「黄前ちゃんはユーフォっぽいね」というセリフ。

 

あぁ、確かに、と思いましたね。いつもはなんとなくほわーんとしたつかみ所の無い感じで、あまり前に出ないタイプ。しかし、いざとなると裏からメロディを支えて周りを調和させる役目。あぁ、まさしく吹奏楽でのユーフォの役割はこのアニメの久美子の役割そのものですよ。

 

この回で夏紀にも麗奈にも言われてましたねぇ。そんなこと。

 

ところで、今回はあすか回でしたね。

 

あすかの生い立ちを知ると「ああいう性格」になるのも少し分かるような気がします。親があれだと子供がしっかり育つパターンって奴ですか。また、仮面の皮が厚いのも母親に対して本心をさらけ出すような真似が出来なかったからじゃ無いかと思います。

 

また、エンディングがユーフォ独奏曲(この時点で曲のタイトルはちょっと言えない)というのはアニメ史上、いやTV史上初でしょ。

 

ついにユーフォもメジャー楽器の仲間入り、、、の訳ないか。

 

さてさて、あすかは吹奏楽部に戻れるのでしょうか?個人的には夏紀にもコンクールで吹いて貰いたいのですけど。

 

【第十話:ほうかごオブリガート

 

第七話の「えきびるコンサート」の回は晴香の部長としての成長を描いた話数でもありましたが、今回の第十話に関しては主人公である黄前久美子の成長を描いた回ですね。

 

第八話の感想でも書きましたが、あすかの部活復帰に反対する母親の話と久美子の姉である麻美子の話はフーガの旋律みたいに追いかけ合うようになっている(要はカエルの歌。先に演奏された旋律を追いかけるようにして演奏する)構造になっていますね。

 

この回でもその構造がはっきり見て取れます。二つの話が同時進行しているようで、実は形を変えた同じ話だという。

 

麻美子の過ちをあすかに繰り返させないよう奔走する久美子。

 

そこで、久美子があすかを説得するときに言った「後悔するような選択肢を自分から選ばないでください!」というセリフは原作にもあるのですが、この時久美子があすかに言う言葉はとても共感出来るところが多いです。

 

いや、共感というよりも「突き刺さる」が適切な表現かもですね。

 

私も高校の吹奏楽部時代のみならず、人生に於いて散々後悔するような選択肢を選んできた人なので、自分も久美子に怒られてしまった錯覚に襲われます。

 

【第十一話:はつこいトランペット】

 

三巻ある原作のうち、第一巻の内容を一期13話全て使ってアニメ化しているのに対し、二期になってからは二巻の内容を5話だけ使ってアニメ化しているのですよね。なので残り8話が三巻の話に割り当てられていると。

 

このアニメの11話は三巻のわずか10ページの内容をオリジナルのストーリーを追加して構成した内容になってます。2期の足かけ具合からして、それだけでアニメ1話分使うなんて贅沢な構成だなぁ。

 

この話は全国大会を目前にして麗奈の滝先生への想いに決着を付ける回ですが、見ていると久美子も言っていたように麗奈ってめんどくさい娘だなぁ、と思わずにいられないわけで。

 

この話数で判明した麗奈のめんどくささを箇条書きにしてみます。

 

・理不尽な期待を友人にする
・その期待に添えないと「おこ」状態になる
・小学生からすでにこんな感じ
・何かと大吉山に登る
・眼鏡フェチ

 

まぁ、最後のを書きたかっただけなんですが、将来の彼氏や旦那さんも大変ですね。

 

あと、久美子も久美子で麗奈への慰め方が「もう奥さんいないんだよ」って、このセリフの場面は昼メロか何かか?と思わず勘違いしそうになってしまいますがな。

 

それにしても天ヶ瀬ダムの近所には本当に霊園があるらしいですね。アニメの舞台になった聖地巡礼のコースに霊園って面白そうかも。

 

そうそう、麗奈がダムで吹いていた曲は「孤高のトランペット」で、これは1期のサントラである「おもいでミュージック」のDisk1の33曲目に入ってますよ。滝先生から貰っていた楽譜がそうだと思うのですが、なるほど曲名がまさしく麗奈ですね。

 

【第十二話:さいごのコンクール】

 

そっか、全国大会は今は名古屋で開催なんですよね。私が現役の時は東京の普門館でやっていたので、全国大会=普門館のイメージが未だにあります。

 

まぁ、全国なんて全く縁の無い吹奏楽部にいたので名古屋国際会議場普門館もどちらも会場に行ったことすらありませんけど。

 

きっちり「三日月の舞」フルバージョンを披露してきた5話の段階で、全国大会で演奏シーンが無いのはなんとなく分かってました。

 

流石に前年まで府大会で銅賞だった学校がいきなり全国金賞は都合が良すぎるので、この結果は納得です。アニメの世界といえどそんなに甘くはないってことです。

 

それよりも引退する3年生や麗奈の話をきっちりやってくれたので良かったです。コンクール終わった後の3年生から下級生への「来年こそは金賞を」というセリフは自分の時も言われたっけなぁ、と懐かしく思い返してしまいますね。

 

このコンクール終了後のやりとりは吹奏楽経験者なら見ていろいろと思うものがあったのではと思います。

 

最後の原作に無い久美子と姉の麻美子のシーンも感動的でしたね。これであすかの話も麻美子の話も無事大団円!こういう風に綺麗に話をまとめてくる当たり流石だなぁ、と思わざるを得ません。

 

【第十三話:はるさきエピローグ】

 

あぁ、あれ「卒部会」って北宇治高校では言うんですね。「三年生を送る会」って言ってましたよ、私がいた高校の吹奏楽部は。流石に演劇はしませんでしたが、内容的にはほぼ一緒ですね。どこの吹部もやっているのかな?

 

三年生が卒部会で演奏していた曲は「Starting the Project」で、1期が始まる前にYouTubeに置いてあった番組PVで流れていた曲ですよね。

 

まぁ、そもそも吹奏楽アニメなのにこんなコンテンポラリーなフュージョン的な曲でいいんか?とも思ってましたが。

 

これ見てすんごい始まるのを楽しみにしていた記憶があるのですが、もう2年前なのか、、、

 


TVアニメ『響け!ユーフォニアム』 PV(ロングver.)

 

最後に久美子がユーフォをバズーカのように持つのがちょっとカッコイイですよね。

 

 

この最終回の内容はまさに「エピローグ」というだけあって、全国大会後から3年生が卒業するまでの後日談的内容でしたね。

 

なので、特にこれといったストーリーがあるわけでは無かったですが、卒部会で1,2年生が演奏した「三日月の舞」(しかも、きちんと編成を減らしたバージョン)の曲をバックに流れる一期の時の内容がとても懐かしく感じられたのは2年に跨いで放映されたからだけでは無いような気がしました。

 

#そういえば、劇場版もありましたね

 

でも、アニメの中の時間軸は1年経過してないんですよね。本当に吹奏楽部の1年間って短くて慌ただしくて濃いですから。

 

もちろん、二年生になった久美子たち北宇治高校吹奏楽部の活躍を見てみたいですが、過去の京アニの傾向からしてこんなに綺麗な終わり方をしたアニメの三期は作られることは無いと思います。

 

でも、もしかしたら原作は続くかもしれないので武田綾乃先生の続編に期待しましょう!

 

とはいえ惜しむらくは、エンディングの「響け!ユーフォニアム」はオーケストラじゃなくて吹奏楽編曲であって欲しかったな〜。絶対、定演とかで流行ると思うんだけど、この曲。

 

 

さて、この感想マラソンも最終回の感想で最後になります。長文にお付き合いくださりありがとうございました。

 

 

【見終わって雑感】

 

恐らく「響け!ユーフォニアム」シリーズのアニメはこれで終了だと思うので、最後に1期2期通して見て思ったことを雑感としてまとめます。

 

総じて非常に出来の良いアニメだったと思います。吹奏楽をアニメがなかなか扱わないのは楽器や演奏の描写など難しい所もあるからでしょうが、それを見事に表現に変えていましたね。ホントに凄かった。

 

吹奏楽部という一つの社会の中で起こる事件を、時に裏も表もきっちり描くような人物描写で原作の良さを損なわず再現していて良かったと思います。アニメでもちゃんとキャラが演技するって重要だなと改めて感じた作品でした。

 

ところで、アニメ2期の放送も終わり落ち着いてきたところで原作やアニメ1期を見直していたところ、某通販サイトで1期の方が面白かったというレビューを見て少しなるほどね、と思ってしまいました。

 

1期は原作一巻を13話かけてオリジナルも含めだいぶ丁寧に話を構成できたのに対して、2期は二巻を5話(実質6話)分、三巻を8話分で構成しています。

 

やはり人物の深掘りや話の深化など、原作を読んでいたからかも知れないけど1期と比較してやや物足りない所も感じられ、2期は全体的に足早な感じは否めなかったと思います。

 

特に1期8話の音と絵が付くアニメならではの演出が冴えた大吉山の話やトランペットのソロ争いの丁寧な描写と比較すると、特に2期前半は話としての余裕の無さを感じます。

 

私が気になったのは希美の扱いで、彼女の部に戻りたい理由をもっと掘り下げてあげないと何故あすかに直談判しに行くのかわかりにくいし、何より部に復帰したいというあの熱量が生まれる理由がアニメだとやや説明不足です。

 

あと関西大会も原作のように「大阪三強」という倒すべき強大な目標をスポ根漫画に良くあるようにきっちり意識させたほうがより面白くなるのにと思いました。感想でも書きましたが、関西突破がちょっとあっさりなんですよね。故に原作よりカタルシスに欠ける感じは否めません。

 

2期では二巻の内容+αだけやっていてくれれば、話としてちょっとややこしいみぞれと希美の話も理解が深まったかも知れないし、関西大会突破の感動ももっとあったのかなと思うと勿体ないなと感じました。

 

あと、見直して感じるのは1期は久美子の成長物語なので久美子中心で良かったが、2期は主役だからか無理矢理ストーリーテラーにされてしまった感があって話がちょっと不自然なところ。

 

なので、2期は内容から群像劇としていろいろな人からの目線で話が進んでも面白かったんじゃないかと思いましたね。特に二年生達はいろいろ複雑な感情を抱えて活動しているし、麻美子とあすかは家庭環境と自分の将来があるので、そこをもっと分かりやすく丁寧に話が作れたら良かったかなと。

 

そう考えるとますます2期は二巻の内容だけでやって欲しかったな、と思わざるを得ません。そうすれば3期もあったかも知れないのにねぇ。