あー、いいっすね。こういうの待ってました。
これ企画した人Good Job!です。
「響け!ユーフォニアム2」のブルーレイ4巻の副音声として収録されているスタッフコメンタリーについてです。
今回のスタッフコメンタリーは、このアニメを製作した京都アニメーションのスタッフさんから吹奏楽経験者の方に登場して貰ってコメンタリーするというものですが、「制作者」としての目と「吹奏楽経験者」としての目と両方の視点からこの作品を語られていて非常に興味深かったです。
コメンタリーを聴いて思ったこととしては、やはりあの演奏シーンのクオリティの高さはそういった経験者の意見も取り入れられ「なるべくしてなった」というわけですね。納得です。
では、ちょっとだけコメンタリーにコメントします。
##コメンタリーはだいぶ省略した形で掲載してます##
>>「会社に結構経験者がいた」
>>「それこそ、パート偏り無くバンド組めるくらい」
らしいです。楽器に偏り無く分散していたって凄いですね。
制作中もそういった方々に分からないところを聞きあったりして、演奏中の楽器の動きや構造について理解されていたようです。
>>「『ユーフォニアム』なんだ」
この作品をやることになったときの感想について。これ、ユーフォの呼び方に関してですが、経験者の多くの人がそう思ったと思います。個人的にも「ユーフォニウム」の呼び方のほうが未だにメジャーな気がしますからね。
>>「パーカッションの配置を考えた」
これはパーカッション経験者の方のコメント。
パーカッションは曲中に一人で複数の楽器を担当することもあるので、その楽器の配置にも気を配るのですが、それもきちんと考慮した上で舞台設定されていたとのこと。確かに三日月の舞はチューブラーベルと鍵盤系は一人で担当していたはずですが、コンクールではみんな近くに配置されてましたよね。
>>「三番管の所をこだわった」
これ、トランペット経験者で原画を担当された方のコメント。
一期のオープニングにある演奏シーンで優子が抜差管を抜きながら演奏するシーンがあるのですが(先ほど確認して初めて気がついた)、こんなのトランペット経験者じゃ無いと分からないこだわりですよね。
>>「演奏中は意外に動いていない」
アニメを見ていて不思議に思っていた点として結構演奏中にキャラが動くところでした。自分は「演奏中はリズムを体や足でとってはいけない」と教えられたのでなおさら。
まぁ、アニメだと絵的に寂しいから動きを付けているのでしょうし、実際コメンタリーでも言ってますが演奏しながら動く人も結構いらっしゃいますからね。
>>「吹奏楽部の男子は人数が少ないので肩身が狭い」
これ、よく言われるのですが私にはピンとこないんですよね。高校と社会人で吹奏楽やってましたが、どちらも男性はそれなりにいてあまり意識したこと無いんですよ。まぁ、たまたまそういう環境だったのかもしれませんが。
などなど、この他にも新しい発見や関心しきりのコメンタリーでした。
見所の「宝島」の演奏もあるし、まだ4巻買ってない人は是非。