DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

四国お遍路ツーリング その2

2日目は徳島県を1日で見て回るがテーマでした。事前に回るルートや場所などはある程度下調べしていたのですが、「旅にハプニングは付きもの」を地でいく一日に。整備があまりされない田舎の山道の恐ろしさを実感することになります。

■ルート(当初の予定)

徳島市→日和佐→R193→剣山→祖谷渓→大歩危小歩危→南国市

徳島プリンスホテルを朝出発。国道55号を南下し阿南・日和佐方面へ。目的は南阿波サンライン。途中、道の駅日和佐付近にて給油と休憩。

Sunline南阿波サンラインはリアス式海岸のような海際のラインを抜けていく眺めの良い道ですが、小刻みなカーブが多くなかなか忙しい道でしたね。途中何カ所かある展望台にライダーが結構いましたが、それだけ人気のある道なのでしょう。

険しい海岸線の道を満喫した後、国道193へ。本日のメインイベント山岳コースに突入。

ここホントに国道?!という道をしばらく走っていると「通行止め」の看板がちらほら。今から考えると何でここで引き返して素直に室戸岬行きを考えなかったのか謎なのだが、行けるところまで行こうと言うことになりふりかまわず直進。

R193しかし、程なくして霧越峠手前で「通行止め」にぶち当たる。台風の被害で道が崩落してこの先進めないらしい。仕方がないので少し道を引き返した所にある支線から別ルートで峠越えをはかる。しかし四国の山中は想像以上に険しく、かつ道が細いので機動力の高いバイクでも思った以上に時間がかかる。途中、美しい山村や川沿いを抜けてなんとか長安口ダムまで到達。

そこから再び国道193を上り大釜の滝まで何とか到達。しかしその先の神山でまたまた道路の崩落による「通行止め」で引き返すことを余儀なくされる。ここで剣山と祖谷渓方面行きは断念して、土佐中街道(R195)に出て宿泊地の南国市まで出ることに。

土佐中街道で一気に高知まで抜けられると思ったが、はたまた台風被害の復旧作業で時間制限付きの通行止めに遭遇し1時間ほどの足止め。少し戻ってガソリンスタンドで給油と休憩。ここのGSで「南国から高速使えば大歩危小歩危ならギリギリ今日中に回れそう」という話を聞き、通行止め解除された街道を一気に南国市まで下る。

Oboke途中雨に降られながら高知自動車道南国ICから大豊ICへ。さすがツアラー、高速道路のような流れの速い道でこそそのパワーを発揮出来るのだなと窮屈で狭い山道ばかり走っていた自分を反省。程なくして大歩危小歩危到着。吉野川の急流と険しい渓谷地帯に絶句。こんなところに住んでる人もいるんだな、と感心している間に日も暮れてきたので南国市まで引き返す。

南国市内のホテルに到着、駐車場にバイクを停車させスタンドを出してバイクを傾けると、、、、ガッシャーンと勢いよく立ちゴケ!!今日の山間部越えで消耗した体力は想像以上だったのか、サイドスタンドが完全に出し切れない状態のまま車重をかけてしまったようだ。幸いサイドパニアケースが支えになってくれたおかげで、車体への影響はほとんどなくクラッチレバー少し曲がった程度、もちろんパニアケースはキズものになってしまったが。

さてさて、この凹んだ精神状態で明日以降どうなるものかと思いながらどうにか就寝。3日目に続く、、、