せっかくの連休なので群馬の温泉までバイクで行ってきました。やっぱり、大型連休などの混雑するときってバイクの機動性は絶大ですよね。この時期、車でどっかに行こうなんて思わなくなってきている自分がいます。
関越渋川伊香保ICからR353、R145を経由して川原湯温泉に行ってきました。この季節は川原湯温泉近くにある「耶馬渓凌ぐ吾妻峡」と歌われる吾妻渓谷が新緑の季節となり景観も最高でとても気持ちよくツーリングできました。
この川原湯温泉ですが、とてもこぢんまりとした温泉街です。近くにある草津温泉とは比較にならないほど小さい温泉ですが、昔からの湯治場的雰囲気が残っており、ゆっくりゆったりと温泉に入りたいのであればかなりオススメな温泉です。
「王湯」という公衆浴場が中心にあって、ここで露天風呂と内湯を楽しめます。300円とリーズナブルですが適度に寂れた雰囲気のある浴場です。温泉は酸性が強烈な草津温泉より柔らかい泉質で、「草津の仕上げ湯」として使われていたようですので草津温泉では強いと感じた人にはこちらの方がよいでしょう。
あと、聖天様露天風呂という混浴露天風呂がありますのでチャレンジしてみるのも良いでしょうし、神社の近くに足湯があるのでそこで温泉卵でも食べながら入るのも悪くないでしょう。
王湯で一っ風呂浴びた後、温泉街からちょっと離れたところにある豊田乳業まで歩いていきましょう。ここで売られている乳製品は風呂上がりに最高です。私は飲むヨーグルトをいただきましたが、市販の物と違って自家製なので甘みの押さえたきめ細かいヨーグルトを堪能できました。
実は川原湯温泉は現在建設中の八ツ場ダムが完成(平成22年予定)するとダム湖の底に沈んでしまいます。このような雰囲気のある温泉が無くなってしまうのは大変寂しいです。このダムについてもいろいろ言いたいことがあるのですが、もう工事は進んでいて吾妻渓谷の一部も削り取られているような状況で見ていてとても悲しくなってきました。
なのでこの温泉を今のまま堪能できるのも後数年、、、温泉ファンとしては寂しい限りです。