DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

ダ・ヴィンチ・コード

Da_vinci_code 話題作ということで見てきました。いろんなところでいろんなことを言われてる映画だし、個人的に好きなダークなヨーロッパ中世キリスト教文化が話の根幹だってことで見ずにはいられない映画なのでした。あ、ちなみに私は原作未読です。あと、クリスチャンでもないのであしからず。

まぁ、映画そのものは前に何故か新庄が宣伝してた「ナショナル・トレジャー」のヨーロッパ版みたいなものですね。いくつもの謎を解き明かしていき最後にデカいお宝を探し当てるみたいな感じですか。でも、この映画ではその謎解きがあまりにも苦労して解いてないもんだから2時間半の中であの分量の小説の話を詰め込めたわけでしょうが、謎が謎になってないような気がしました。これはちょっと致命的かもしれない。

それはともかく最初の事件の舞台となるルーブル美術館いいですよね。私1回行ったことありますが、世界史好きだったら死ぬまでには絶対行っておかねばならない場所の1つです。映画見ていて気が付いた方もいるかもしれませんが、歴史や美術の教科書に写真で載ってる現物が腐るほど置いてあります。私は目には目を歯には歯をで有名な『憧れの』ハムラビ法典の石碑を撫で撫でしてきたのですが、その日の晩は知的興奮で眠れなかったことを思い出します。

そうそう映画ですが(笑、1度見て分からなかったキリスト教のディテール部分をネットかなんかで検索して勉強してみると、きっとその奥深さに気が付くのでしょうがせいぜいミッション系大学で必ずある神学の講義と世界史くらいのキリスト教知識しかない私では???というところも多々あったのは確かです。でも逆にそういう変な先入観とか宗教観が無い分、話を最後まで見れたと言うことも出来るのかもしれません。

ま、連れて行った彼女(彼)が少しは知性のある人だったら海猿よりこっちがいいでしょう。一応映画的エンタメな演出も幾つかありますのでそれなりに楽しむことが出来るかも。