DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

北東北ツーリング その5 竜飛崎&怒濤の帰還編

9月15日

夏の期間、下風呂温泉から夜に海峡方面を見ると海面一面に煌々と明かりが灯っていて、とても幻想的なのだがこれは烏賊釣り漁船が焚く灯り。これといって何もない下風呂だがその中で何かを見つけるのもまた旅の楽しみかと。

Fune 今日は脇野沢から出ているフェリーで津軽半島側に渡るためむつ市側を回って脇野沢へ向かう。一見大間経由で行くのが良さそうだが、前日の経験と旅館の女将さんの助言によりこちらの方が早い事が判明したからだ。

Kouseki 下北汽船のフェリーに乗る。対岸の津軽半島蟹田まで約40分の船旅。結構観光バスが多く乗り込むことにビックリする。途中にある鯛島が面白い。

蟹田に到着後、R280を北上し一路竜飛岬へ。

1時間程度で竜飛崎に到着するが途中込み入った漁村をいくつも通過するため思ったより時間がかかる道だ。蟹田からなら県道14号を使った方が良いだろう。高野崎もいまいちだったし。

Tsugaru R339から漁村を抜けた急な坂を上ったところが竜飛崎だ。歌詞に出てくる津軽海峡冬景色の2番だけひたすら流れている(歌詞が書かれた立派なモニュメントまである)のが情緒をぶち壊すが、まぁ気にしないこととする。

Tappi 有名な階段国道を横目に見つつ展望台へ。快晴の天気も相まって津軽海峡が大変美しい。もっと荒れた険しい海峡を想像していたが、これがどうして穏やかな水面をしている。対岸には北海道がもう間近に見えるが、事実青函トンネルでここ竜飛から対岸の吉岡まで繋がっている。

Seikan 竜飛の灯台からほど近いところに青函トンネル記念館があるので足を運んでみる。無難な展示だけかと思いきや、なんとトンネルまで降りれるとのことなので1200円払って坑道体験ツアーに申し込む。これはケーブルカーで海面下140mにある青函トンネルの作業抗まで降りていきそこでトンネル工事で使用された機器などを見学すると言うもの。社会科見学みたいで面白い。

さて、これにて今回の旅のすべての行程は終了。後は帰るだけだがこの時点で15時。途中どこかで1泊しようか考えるが、このまま一気に千葉まで帰ることにした。そう竜飛岬からw

R339から県道14号で蟹田に戻りR280で青森市へ。青森ICから東北道へ入り東京まで700kmの表示にビビりながらもひたすら南下。日が暮れるまで何処までいけるかが勝負だと思いハイペースでの高速巡航が続く。日が没したのは盛岡を越えたところにある紫波SA付近。この日はどんどん気温が下がり仙台付近では13度程度まで下がる。夏装備だと寒い。

夜になると昼間よりも巡航速度が下がりがちになるのでペースが上がらない。仙台手前の長者原SAで晩飯をかき込んで再び帰路へ。

関東に入るとだいぶ気温が上がってきて楽になる。那須あたりは寒いかと思ったが仙台に比べると気温16度くらいで全然マシ。バイク乗りに気温15度の壁は厚い。

佐野SAで給油し浦和料金所に着いたのがちょうど0時頃。料金所の徴収員に「寒くない?」と聞かれるが13度の修羅場をくぐった私には関東で寒さなど感じるわけがない。首都高から東関道に入りそのまま自宅へ。到着は翌午前1時。竜飛岬から自宅までおよそ10時間。

以上、4泊5日総距離2500kmの北東北ツーリングの旅はこれにて終了。

ご精読ありがとうございました。