今更ですが、先日のGWに伊勢・奈良・紀伊とぐるっと回ってきました。
関東から出張ったので噂のとんでもない渋滞に巻き込まれるかと思いきや、日取りと時間帯が良かったのか往復とも全く渋滞知らずの移動ができました。やっぱり少しでも時間がずらせれば高速も結構快適ですよ。
メインイベントは和歌山の世界遺産巡りです。南部の熊野古道と寺社巡り、そして高野山参りは欠かせませんね。
熊野古道はかなり想像力を要求される世界遺産ですw。きちんと整備されているところなんて実はあんまり無くて、特に山道はどう見ても獣道に毛が生えた程度。
でも、平安時代以降平民から天皇までがこの道を通って熊野詣でをしていた、と考えるとそれがどれだけ過酷な旅だったか容易に想像できます。それこそ命がけだったんだろうな、と思うと車で、しかも一日で熊野三山巡りを完了させてる私は修行にもなってないなと思ってしまいますね。
以下、個人的な熊野三山の一口印象です。
熊野本宮大社・・・熊野川が美しい。最も歴史を感じさせる佇まい。
速玉大社・・・お社が一番カラフルで派手だが、規模的に一番小さい
那智大社・・・敷地が広大。お社までの階段がきつい。那智の滝はすごい。
時間がなければ速玉大社は行かなくていいかも、、、デス。
次に高野山ですが、ここは歴史好きなら、特に戦国時代が好きな人ならかなり入り浸ってしまうことになる所でしょう。単なる真言宗のお寺だと思ったら大間違いですぞ。
金剛峯寺そのものもすばらしいのですが、問題は奥の院です。開祖の弘法大師(空海)が眠っている場所ですが、その周囲にあるとんでもない数の墓石がヤバい。
戦国期のほとんどの大名のお墓や供養塔がここにあり、上杉謙信なんかは高野山と繋がりが深いからかちょっとした廟が建てられている。織田信長は高野山を攻撃しているのに供養塔が建てられてたりしてるし、伊達政宗や石田三成、明智光秀の供養塔まである。
マニアックな大名・武将が結構祭られているので、きっちり戦国期の大名を予習してから来るとかなり楽しめるはず。