かれこれ数日間、Macbook Pro 13"(Early 2011)のCore i7モデルを触っていますが、性能的には文句なしですね。CPU性能が前モデルから2倍になっているというのはあながち誇大広告じゃないことを実感しています。
負荷の軽いブラウザやメールなどでは違いをあまり感じることは出来ませんが、重い処理をさせるのであればSandy BridgeのCore iプロセッサーパワーを十分体感できます。以下、違いを感じたアプリです。ちなみに比較対象はMacBook Pro(Mid 2009)のCore2Duo 2.53GHz版です。
Mid 2009では7,8年前のスペックのPCでWindows XPを動かしている感じでしたが、Early 2011では最新とまでは行かないものの2,3年前の普通のスペックのPCくらいの快適さになってますね。
3Dゲームとかはまだ流石に厳しいですが、WebブラウザやOfficeなどの事務アプリならば快適に使えるレベルで、全く通常使用に問題はないです。ただし、メモリはMaxの8GB積んでください。
ちなみにEarly2011からBootcamp環境では、Windows7以外はサポートしなくなったようです。ご注意ください。
■Aperture3
一番実感できるのはRAW現像の早さです。爆速で現像というわけではないですが、Mid 2009よりも半分くらいの時間で現像します。これならば、サムネイルを使わなくても直接RAW画像を表示させるのでも問題ない気がします。(注:1000万画素のデジカメで撮影したRAW画像です。画像サイズが大きいと現像時間が掛かるのでカメラによってはまだ現実的ではないかもです)
■Logic Pro 9
9.1.3でHyperThreadに良い感じで対応したので、これでCore iシリーズのCPUに完全対応。おかげさまでCPUパワー十分でデモ曲程度ならEXS24使いまくりでも余裕(CPU使用率20〜30%程度)で再生可能。
■YouTubeの1080p動画をフルスクリーン再生
Mid 2009では1080pでの再生は厳しいという評価をしていたのですが、Early 2011では余裕の再生ですね。Chromeでの閲覧だと1080pフルスクリーン再生で10%台後半のCPU使用率です。
ちなみに同じ1080p動画をSafariでH.264再生するとCPU使用率は5%くらい、ChromeでWebM再生すると40%くらいの使用率になりました。おそらくFlashとH.264はGPUアクセラレーションが効くんでしょう。画質はH.264>WebM>>Flashですね。
■Photoshop CS3
私が扱う程度の画像(1000万画素のカメラ画像)でのフィルター使用なら超高速でかかります。もはや使うのを躊躇するフィルターはありませんね。
Mid 2009では「この処理はちょっと厳しいかな」と思っていた処理が余裕を持って、しかも高速にこなせるようになっています。CPUだけでなくGPUなど足腰部分も全体的にパワーアップしているのが感じられました。これなら買い換えた価値があったというものです。