【3日目】
まず、石見銀山は産業遺構として登録されているものなので「なにか凄いものがあるわけではない」し、期待して行ってはいけないところです。中世に取引されてた世界の銀の1/3がここで生産されていたとか背景を詰め込んで想像力を働かせないと、ただのしょっぱい古い町並みと銀山の洞穴があるだけのツマラナイ場所です。
なので、ここは手っ取り早くささっと観光するのが吉です。そのためには初めに電動自転車を貸し自転車屋さんでレンタルすることが絶対条件です。いいですか!「電動」自転車ですよ。普通の自転車だと地獄を見ることになりますからね!(ここで初めて電動自転車に乗りましたが坂道しかない石見銀山では絶大な威力を発揮してくれました)
これで主要な大森地区と銀山地区を短時間に効率よく観光可能です!
石見銀山から一足飛びに津和野へ。この移動で島根県は横に長いことを実感。
津和野は山陰の小京都ですね。綺麗に整備された古い町並みが残る街ですが、一番印象に残ったのは夜神楽でした。夜にホテルを抜けだして訪れたのは地元の公民館。ここで夜神楽の公演があるということで行ったのですが、平日の夜にもかかわらず大盛況で事前に準備されていた客席の椅子が足りなくなるほど。
石見の神楽はテンポの早い激しい音楽とユニークな舞が特徴で、ゆったり優雅で高貴な「神楽」とは一線を画します。石見神楽は庶民のためのエンターテイメントに徹していて、観客を飽きさせない工夫が随所にあって非常に面白かったです。機会があったらぜひ鑑賞することをお勧めします。