購入して使ってみてからすでに1ヶ月が経とうとしているApple Magic Trackpadですが、使用感についていろいろ書いてみたいと思います。ある程度長く使ってみないとわからないこともありますしね。
■マウスと比べて
マウスの操作に慣れてしまっていると時折まだ戸惑うことがありますね。
Magic Trackpadはクリック動作がマウスより若干めんどくさいというか、MacBook Proのものよりもパッドの面を強く押し込んでやる必要があるのでちょっとだけ力が必要です。
なので、例えば文書選択などで左クリックしながらドラッグという操作をすることがあると思うのですが、これが慣れないとマウスと比べて若干やりにくさを感じます。ただ、ある程度使っているとだいぶクリック感も弱くなってくる(むしろ手に力が付いてくるのかも?)のでそんなでもなくなるんですけどね。
凄く良いなと思ったのは、マウスだと肘から先を動かして操作しますが、Trackpadの場合は指先で軽くなぞる操作が殆どで腕の運動量が少なく済むので、腱鞘炎とかになっている人は手首にかかる負担が少なくなるのかなと思いますね。
■スワイプ動作
iPhone/iPadでもおなじみのスワイプ(複数の指でサッとなぞる動作)ですが、MacOS X上でも変わらず使えます。むしろ機能はMacOS Xの方が多くて3本指や4本指(親指+3本)でのスワイプやマルチタッチにそれぞれ機能が割り当てられます。
もうこの機能があるだけでマウスには戻れる気がしません。
ちなみにマルチタッチで使用出来る機能は以下のとおり。各機能は使用・不使用が設定できます。
・タップでクリック(1本指でタップ)
・副ボタンのクリック(2本指もしくは右下隅or左下隅クリック)
・調べる(3本指タップ)
・3本指のドラッグ
・拡大/縮小(2本指ピンチ)
・スマートズーム(2本指でダブルタップ)
・回転(2本指で回転)
・ページ間スワイプ(2本指で左右にスクロール)
・フルスクリーンアプリケーション間をスワイプ(3本指スワイプ)
・通知センター(2本指で右端から左にスワイプ)
・Mission Control(3本指で上にスワイプ)
・アプリケーションExpose (3本指で下にスワイプ)
・Launchpad(親指と3本指でピンチ)
・デスクトップを表示(親指と3本指で広げる)
■電池の持ち
85%程度充電しておいたエネループをMagic Trackpadに入れて使っていたのですが、2週間で15%位になりました。ちなみに15%を下回ると電池切れのアテンションが出るんですね。その後入れ替えたエネループも数日で10%減ってます。
こう考えると結構電池食いだなぁと。
Wireless Keyboardの方は未だ充電率100%で全然電池が減っていないんですけどね。
#作者注(2013/08/09)
恐らくこの電池の減り具合は充電池「エネループ」だからだと思われます。長く使ってみてわかったのですが、10%を切ってからの持ちが長いのです。なのでこの減り方はエネループを使っていると起こる現象で特に問題ないように思えます。
■総合評価
Appleの製品ということもありMacとの相性は非常に良く、操作性に関しては上記のクリック時に違和感を感じますが、ポインティングの精度やマルチタッチでの便利機能などむしろ一般的なマウスより優れている所も多いので満足度は高いと思います。
特にノート型のMacやiPhone/iPadを使い慣れている人にとって違和感はないですし、いつもと同じ感覚で使用出来るのでiMacやMac miniなどデスクトップもお持ちであれば導入してみてはいかがでしょうか。
ただ電池食いなのがねぇ。まめに電源落としていればいいんでしょうけど、それも面倒なのでエネループを都度充電しながら使うしかなさそうです。