DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

「艦これ」を通して終戦記念日に思ったこと

#今回は長文です。

もう過ぎちゃいましたが、8/15は終戦記念日でしたね。

昔ほど終戦記念日に対して世間が反応することも薄くなった感じがして(昔は終戦記念特番とか言って、この日にテレビがそれっぽいドラマとかやっていたものです)ちょっと寂しいですね。あの過ちを二度と繰り返さないためにも、いろいろ啓蒙していくのがTVの役割だと思うのですけど。

で、そんな自分ですが最近話題のソーシャルゲーム「艦これ」をプレイしています。最近ブログの更新が滞りがちな最大の原因でございますですよ。

艦隊これくしょん 〜 艦これ

http://www.dmm.com/netgame/feature/kancolle.html

ソーシャルゲームというのは、広義的にはスマホとか携帯とかで遊ぶゲーム(DeNAとかGREEが作っているゲームと言えばわかりやすいですかね)も入るようですが、ここではPCのブラウザでプレイが可能なゲームの事を言っています。つまり、PCとネット接続環境を持っていればだれでも簡単にできるゲームの事ですね。

で、この「艦これ」ですが先日Yahoo!のトップニュースにもなったくらい現在人気のソーシャルゲームで、物凄く簡単に言うと(萌え)擬人化された第二次大戦時の日本帝国海軍の軍艦を集め、敵の軍艦を艦隊戦で撃破するお気楽シミュレーションゲームです。詳細はGoogleで検索ください。

そもそも私は過去にコーエーの「提督の決断」シリーズやマニアックな「太平洋の嵐」という第二次大戦の海軍をメインとしたゲームにはまっていた、ある意味「帝国海軍マニア」だったわけですよ。過去形ですからね、過去形。そんな前科があれば、手を伸ばしてみたくもなるわけで。

まぁ、萌え擬人化の部分は100歩譲るとしても、戦史を知っている人は「ほほぅ」と唸ってしまうような設定がそれぞれの艦艇にあったりして面白いですよ。艦艇の萌え絵を集めるもよし、マニアックな軍艦トリビアに痺れるも良しのなかなかツボを突いた良ゲーです。

先日、艦これで遊んでいたら初めての正規空母「瑞鶴」を建造してゲット!

Zuikaku_107

瑞鶴といえばエンガノ岬沖海戦で小沢機動部隊がレイテ湾に突入する栗田艦隊の援護として、近隣にいたハルゼー提督率いる米機動部隊をおびき出すための囮(おとり)として使った空母として有名ですね。

囮としての役割はなんとか成功したものの、最後は米機動部隊の航空機による攻撃で撃沈。でもそれより、肝心の栗田艦隊が。。。この一連の作戦で日本が誇った機動部隊はおろか連合艦隊が事実上壊滅してしまうわけです。

しかし、役目は果たせた瑞鶴なんてまだマシな方で、上記の作戦で西村艦隊に所属していた戦艦扶桑はスリガオ海峡で待ち伏せしていた敵の猛攻撃を受けて最後は船体が真っ二つになる爆沈、戦艦山城は艦橋が崩れ落ちるほどの攻撃を受けこちらも轟沈。両艦とも生存者ほぼゼロという壮絶な最後を遂げるわけです。(艦これの駆逐艦「時雨」の図鑑でのコメントはこの時のことを言っている。時雨はこの海戦で西村艦隊唯一の生き残り)

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艦これやっている人は、艦娘(艦これでは擬人化されている艦艇をこう呼ぶ)に興味を持ったら、Wikipediaなどでその実際の艦艇がどのような運命を辿ったか是非調べてみて欲しいのです。一見華々しい艦娘達もそのほとんどが戦争で悲劇的な末路を歩んでいるわけですよ。

このゲームをプレイしている人は艦これを通して先の大戦で何があったか知るいい機会でしょう。萌えキャラも結構ですが、その裏側にある悲劇もキチンと知ることで、もっと艦娘への愛着も湧いてくるんじゃないかと思うわけです。そして、このゲームを通してあの戦争は何だったのか考えるべきです。

最後に一言。

”戦争のことは嫌いになっても、那珂ちゃんのことは嫌いにならないでください!”

以上、艦これを通して終戦記念日に思ったことでした。