なにやら、軽自動車に対する自動車関連税の増税が話題になっているようですね。
■総務省、車増税「軽」に照準 取得税廃止穴埋め(日経Web)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS22026_S3A820C1EE8000/?dg=1
この件に関して、私の考えは以下のとおりです。
・日本の自動車関連税の見直しは必要。当然、軽自動車も含め見直していくべき
・軽自動車の優遇税制はその役割を終えた。HVやEVなどがそれに取って代わるべき
スズキ自動車のおじいちゃんは「軽自動車へのイジメだ」とか言っているようですが、どう考えても軽自動車が今まで優遇され過ぎてたんですよ。今までがおかしかったのを正しい形にしようとしているだけ。
しかし、この話になると車が必要な地方いじめだとか低所得者云々とか、ロジカルじゃない感情論でごまかされて分けわかんなくなるんですよね。
私は基本的にクルマが環境に与える負荷や必要な関連設備を考えると、それなりの負担は必要だと思っています。軽自動車だって普通自動車と同じ4サイクルエンジンを積んで排気ガス出す車だし、普通にガソリンを消費してタイヤ履いて道路を走っているわけで普通自動車と性質としては何ら変わらないクルマなわけです。
また、同じ道路、同じ高速道路、同じ信号を利用している同じ四輪車なのに、1300ccのフィットやビッツと比較して、排気量が半分だからって、また車重がちょっと軽くなった程度で自動車税が約1/5とかマジありえないって。
【注】自動車税は都道府県税でガソリン税のような目的税ではないことは承知しています。ここでは、公平な税の負担という意味で「不釣合いだ」と言っています。【/注】
EVやPHV、ハイブリッドは普及のために税金安くできるなら安くしてもいいと思う。でも、軽自動車はもうダメだ。
そもそも、問題なのは自動車関連税の意味わからなさで、ガソリン税のように全て目的税にしてしまえばいいと思っています。例えば自動車税を「信号や歩道橋などの安全設備を作り、維持するための税金」とした場合はどんな反応になるんだろうなんて思ってしまいます。