DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

舞鶴鎮守府探訪記

というわけで、呉→横須賀と来て今度は舞鶴です。

なんだか短期間のうちにずいぶんと元鎮守府の土地を回ってますが、今回は関西出張の休前日入りで舞鶴に行くという荒業を駆使。そこまでして行きたいか?!

でも、気がついたらあと行っていないのは佐世保だけになっちゃいました。まぁ、そもそも鎮守府は日本に4箇所しかなかったし。九州出張。。。暫くなさそうだな(悲

#ちなみに大湊は警備府ですが過去に訪問済み

舞鶴の街は日本海軍マニアにはたまらない街でしょうね。もともと、明治時代の舞鶴鎮守府開設の折に新しく出来た街で碁盤の目のような整然とした街並みが特徴ですが、街の通りの名前が日露戦争などで活躍した明治時代の軍艦の名前になっているのです。「坂の上の雲」読破済みの私的には、さすがに気分が高揚します。

ただ、シーズンオフに行ったので普段だと運行している観光向けバスや軍港めぐりの船などが軒並み冬季休業中。まぁ、その代わりゆったりと混雑することもなく色々見ることができたので良かったですけどね。

さて、舞鶴の艦艇公開は北吸桟橋で実施されます。東舞鶴の街からはそんなに遠くはないですがちょっと歩く距離なので、足が少なくなるシーズンオフはタクシーなどで来ても良い距離かと。

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舞鶴の赤レンガ倉庫群。いい雰囲気出ていますね。東舞鶴から北吸桟橋に行く道中にあるのですが、赤レンガ倉庫をイベントスペースやカフェとして再利用していました。自衛隊基地周辺は何も無いので、昼食や休憩はここですることになるでしょう。

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北吸桟橋まで来ました。本日の公開艦艇は護衛艦「あさぎり」です。一回練習艦になったのですが、再び護衛艦として舞い戻ってきた艦艇です。

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「あさぎり」の主砲はオートメララ製62口径76mm速射砲。呉で見学した護衛艦「いなづま」と同じですね。

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そして、主砲の後方に控えるのはアスロック対潜ミサイルランチャー。いかにも強そうです。

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「あさぎり」の前方に停泊していた護衛艦「まつゆき」。はつゆき型の護衛艦ですね。

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そして、舞鶴基地配備の最新鋭イージス艦「あたご」。あー、やっぱりイージス艦の艦橋の形的に高雄重巡の名前が似合うね。

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「あたご」の艦橋マジでかい。「あさぎり」などを見た後ではなおさら。でも、「あたご」は重巡愛宕」と比較すると排水量は2/3ほどなのね。どんだけ「愛宕」はでかかったんだっていう。

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北吸桟橋の向かいに接岸していたのは、こんごう型護衛艦みょうこう」。ちょうど整備中みたいですね。いやー、一度に2隻のイージス艦を見られるなんてラッキー。

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ジャパンマリンユナイテッドの造船施設。旧舞鶴海軍工廠のドックたちでもあります。ここで数々の艦艇が建造されていきました。特に有名なのは駆逐艦建造で、数々の駆逐艦ネームシップがここで建造されています。「吹雪」「陽炎」「夕雲」「秋月」「島風」などなど。「響」や「漣」、「野分」もここで建造されました。

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写真の海軍記念館は地方総監部の敷地の中にあり、土日は見学可能です。半分以上は講堂で展示スペースはあまり大きくないですが、所蔵品は舞鶴軍港の歴史を感じさせるものばかりで必見です。玄関正面に展示されている水上機母艦秋津洲」の軍艦旗が印象的でした。

舞鶴は東京からだとちょっと行きにくそうですが、案外そうでもなく新幹線+特急で4時間ほどでした。日本海側で魚介類も美味しいし、良い所でした。