先日、まとめだけ上げたウィーン&プラハの欧州旅行のプラハ編です。
2014年4月上旬に1泊2日でウィーンから電車でプラハまで行ってきました。欧州旅行の都市間移動で飛行機なんて風情のないものは使いませんよ。
ウィーン・マイドリンク駅から国際特急(Euro City)にて5時間弱ほどでチェコの首都プラハに行くことが出来ます。ボヘミアの平原地帯を優雅に電車旅行なんて最高ですよ。写真はEuro City「グスタフ・クリムト号」。これでプラハまで行きます。
今どき日本では食堂車の付いている特急なんて絶滅していますが、Euro Cityにはあります。美しい景色を眺めながら食堂車でカプチーノを頂いてます。同行者を見捨ててここに入り浸るの図。
写真はプラハの駅。いかにもヨーロッパの駅って感じですよね。
プラハ駅に到着して5分ほど歩くと「プラハの春」で有名なヴァーツラフ広場に。東欧の民主化運動の先駆けでしたが、まさにこのヴァーツラフの像の周りにソ連の戦車が殺到して鎮圧するんですよね。
ヴァーツラフ広場を旧市街地方面に歩くと迷路のような隘路に惑わされながら、どうにか旧市庁舎の天文時計に到達。うーん、なんだかよくわかんないけど動いているっぽい。
この辺りは非常に人が多かったので見るものだけ見て退散。
プラハの旧市街地はそんなに広くなく、天文時計の所からうまくいけば10分程度でカレル橋に行けますね。でも相変わらず道がわかりにくい。
とりあえず、プラハに着いた当日はプラハ城には登らずに写真のカレル橋まで。
ホテルまでヴルタヴァ(モルダウ)川沿いを歩いているとプラハ城が綺麗に見えたので、ここで1枚。手前の橋がカレル橋です。なんか、中世ヨーロッパの雰囲気まんまですねぇ(プラハは神聖ローマ帝国の首都だったこともあるところです)。
さて、夜の用事が始まるまでにまだ時間があるので腹ごしらえなど。
ウ・メドヴィドクーのビアレストランにて夕食。写真のグヤーシュは牛肉のシチューみたいなもので、添えられている蒸しパンにシチューを絡めて食べるのです。
チェコは日本でお馴染みラガービールの発祥の地で、かのバドワイザーもその名前の由来はチェコのビールである「ブドバル」からです。バドとは違う程よい苦味とさわやかな喉越しは日本のビールに近いですね。そのブドバルを頂きながらグヤーシュに舌鼓を打つわけです。最高!
海外旅行は「飯」で困るケースがあるけど、ここプラハはご飯が美味しく、しかも安いので日本人向けだと思いますよー。
さて、夜はここ「ルドルフィヌム」のドヴォルザークホールでチェコフィルの定期演奏会を聞きます。日本からもチケットがインターネット経由で取れるのですが、日本公演の約1/5の値段で買うが出来ます。こんな名門オケの演奏会なのに安い!とはいえ、チェコまでの旅費で大きくマイナスですが。
開演前の様子。開演時はちゃんと満員でしたよ。
今日の演目ははシューマン特集でした。オケでシューマンかぁ。うーん。
でも、演奏はさすが名門チェコフィル。指揮は元首席指揮者のインバルで、オケとの呼吸はバッチリでしたよ。素朴なんだけど美しいハーモニーが印象的でしたね。
一夜明けて、プラハ城に登城です。プラハ城へはまとめにも書いたように、カレル橋側から登ると長く急な坂道を登らないといけないので、トラムの22番を使って一旦プラハ城のテッペンまで登るのが正解です。
プラハ城ツアーのCircuit A(いわゆるロングコース)のチケットを買って、聖ヴィート大聖堂に突入です。
ミュシャのステンドグラスが有名ですが、中世の歴史に自信のある人は必見です。歴代神聖ローマ皇帝の墓など見どころたっぷり。ここが一番の人気スポットなので見学はお早めに。
プラハ城内の黄金の小路。中世にはここに錬金術士が住んでいたという。ちなみにカフカもここに滞在していたことがあるらしい。
以上、プラハへの旅いかがでしたでしょうか?古き良きヨーロッパの町並みを残すプラハ。あまり大きくない街ですが、非常に居心地の良い街でした。