使えば使うほどその良さが体感できますね、新型MacBook(以下、MB)。
今回は数日使ってみての良いところと悪いところを書いてみます。
■軽さとデザイン
今まではMacBook Air(以下、MBA)がモバイルノートMacの代名詞でしたが、完全に新型MBに取って代わられると思います。その軽さやコンパクトさはMBAから減った重量や大きさ以上に感じられるからです。
持ち歩いてみてもMBA 13”は肩掛け鞄に入れてしばらくすると肩が痛くなってくるのに、MBは全然問題なし。MBA 13”は結構あれで重量があって地味に肩を痛めていたのが分かったのですが、MBは全く気になりません。
あと、カッコイイ。完全に無駄を取り去ったデザイン、特にキーボードや画面周りはMBAのデザインが古くさく感じられるほど洗練されていて、よく見えるところだけに使っていて満足度が高いです。
故に今までスタバでドヤ顔でMBA使ってた人たちも、MBへの移行を始めるのも時間の問題かと(笑)
■性能
CPUはIntel Core M 1.1GHzとお世辞にも高性能とは言えないですが、一般的な使用には必要十分かと。今のところ普通に使っていて「パワフルだな」とも思わなければ、「非力だな」とも思ったことないです。っていうか、MBで重い処理って何させるの?映像編集?音楽製作?
それはMBの使い道間違ってますって。新型MBはモバイルノートであって、パワフルな万能機ではないです。そういう目的の人は素直にMacBook Pro(以下、MBP)買うべきです。
■バッテリーの持ち
これはMBA 13”の方が明らかに良いですね。MBの方が減りが早いです。
まだバッテリーが無くなるまで使ったことないので、これは後ほどレポしましょう。
■レティナディスプレイ
非常に高精細で美しいです。今までのMBAの画面は何だったのか、というくらい。
一番効果を感じるのはiBooksやKindleなどで本やマンガなど電子書籍を読んでいるときですね。解像度が段違いなので文字や画像が非常に見易いのです。当然、普段のWebブラウジングや写真鑑賞でも効果は大きいです。
デフォルトの実質解像度は1280x800相当です。私は設定変更して1440x900相当にスケールアップして使ってますが、特に問題ないです。
■キーボード
新型MBのキーボードに関しては賛否ありますが、私はこのキーボード好きです。慣れですよ、慣れ。
大きめのキーと非常に浅いキーストロークながら適度なクリック感があるMBのキーボードは私の場合、ミスタイプが減っている気がします。
私がミスタイプするのは「打ち間違い」よりも「打ち損ね」する場合が多いのです。つまり、今までのキーボードはある程度まで押し下げないと押したと認識されなくて、押し下げが足りなく打ち損ねるケースが多かったのですが新型MBのキーボードはそれが明らかに減っています。
■内蔵スピーカー
薄さの割にそこそこ良い音を出します。特に中音域、人の声の再生が明瞭でわかりやすいチューニングです。
■悪いところ
私が思うに新型MBのダメなところは2点あります。
まず一つは電源コネクタ。USB-Cポートが充電用の電源コネクタとして使われますが、今までのMagSafeが使いやすかっただけにちょっと残念な感じです。このUSB-Cコネクタにケーブル挿すときも抜くときもMBを傷つけないように結構気を遣うんです。
二点目は拡張性の無さです。ただ、これは時間と共に解決されていく気がします。USB-Cのアダプタは今後サードパーティーからもいろいろ出てくるでしょうからね。ただ、付属品としてVGA出力のアダプタくらいは付けて欲しかったかなと思います。
■新型MacBookに向かない人
このMBは使う人を選ぶと思います。こんな人には向かないでしょう
・映像製作、エンコード、音楽製作など非常にCPU負荷の掛かる作業をやろうとしている人
・3Dバリバリのゲームやろうとしている人
・外部接続端子に常に何か刺さってる人、もしくは使う頻度が高い人
・試しにキーボード触ってみて違和感しか感じない人
使えばわかりますが、このMBはネットブックではありません。要はMBはモバイル用Macで、iPadではOSXとキーボードが付いてこないからこっち選ぶという人もいると思います(私がそうです)。まぁ、値段は初物価格になっちゃってますが、いつものように今後代を重ねる毎に下がっていくと思いますけどね。