DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

横須賀サマーフェスタに行ってきた ’16

※大量の写真があります

今年も行って参りました、横須賀サマーフェスタ。

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昨年の地獄のような暑さの中でのイメージがあったので、今年も早めに入って早めに撤収の作戦で挑みました。でも、適度に曇っていたのでさほど太陽光線にやられることもなく、この時期としては比較的過ごしやすい中でのサマーフェスタだったと思います。

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お、公開艦を看板で表示頂けるとはありがたいですね。

個人的に今年の公開艦の狙い目は砕氷艦「しらせ」と護衛艦「てるづき」です。「いずも」と「たかなみ」は昨年いろいろなところで乗らせて貰いましたので。

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まずは、逸見岸壁に停泊中の護衛艦「いずも」から。

いつもの30t運搬可能なエレベーターで格納庫から甲板に出ます。

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おぉ、なんてラブリーなSeaRAM。海士長さんお疲れ様です、、、

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いえいえ、本物はこっち。そういえばファランクスさんもいらっしゃいましたよ。

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もう「いずも」の甲板上はカオスってことで。

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「いずも」の甲板上から米軍基地側を撮影。

そういえば、横須賀の米軍基地側も今日はフレンドシップデーで基地開放してるんですよね。空母「ロナルド・レーガン」の姿が遠巻きに見えますが、艦艇公開される船がこれだったらそっちも行ったかも。

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格納庫まで下りて下船します。でかいですよね、「いずも」の格納庫。

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次は吉倉桟橋側で公開している砕氷艦「しらせ」、護衛艦「たかなみ」と「てるづき」に向かいます。

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砕氷艦「しらせ」は南極観測船としては4代目(宗谷・ふじ・しらせ・しらせ(II))の船になります。ちなみに、この船は「しらせ」としては2代目の船で日本唯一の砕氷艦になります。海上自衛隊が自前で南極観測船としての砕氷艦を運用しだしたのが昭和40年の「ふじ」からなので、もうすでに50年以上の歴史があるわけです。(初代南極観測船宗谷」は海上保安庁が運用した)

今年も11月に南極へ向けて出港するとのことです。

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「しらせ」の貨物コンテナ搭載部分。航海中の激しい揺れにも耐えられるようにコンテナセルガイドに沿って積載されます。両舷で56個もコンテナを搭載できるとのこと。

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後部ヘリ甲板後方より格納庫。お台場に停泊している初代南極観測船宗谷」とは大きさが違いすぎます。「しらせ」の方が排水量的に4倍以上大きいみたいです。

ちなみに、宗谷は元横須賀鎮守府付属の艦艇なので、実は横須賀基地を母港とする「しらせ」の所属上の大先輩だったりします。

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艦橋から舷側にかかる救命ボートと海面上を走るゴムボートを見る。

「しらせ」は護衛艦と比較するとかなり余裕のある作りをしているのがわかります。

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「しらせ」の船室。二人部屋なんですね。なかなか快適そう。

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艦橋はとても広く非常に余裕のある作りになっていました。また、砕氷艦独特の機構として上の写真にあるような氷に閉じ込められた時に使う「ヒーリング装置」なんてのもあるんですね。 

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さて、次は「たかなみ」を経由して「てるづき」を見学します。

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「てるづき」のヘリ甲板から。隣の「たかなみ」の格納庫付近と比較すると特徴的なのが、後部レーダー(FCS-3A)の存在ですね。さすが防空駆逐艦秋月型の血統を引く艦だけあって、このレーダーでBMD対応時に防空能力が低下したイージス艦を護衛する僚艦防空能力を持つに至るわけですね。

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前甲板VLS付近から艦橋を眺める。

こちらもイージス艦のようなレーダーの存在感が特徴的ですね。

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自走式デコイの発射管。自走式デコイは魚雷防御のための仕組みで、攻撃されている魚雷を欺いて影響のないところへ誘導するもの。この他に投射型制止式ジャマーなどが搭載されており、あきづき型は対潜戦の仕組みが充実しているのです。

なお、護衛艦「たかなみ」は過去に詳しく艦艇公開をレポートしてますので、ご覧になりたい場合はこちらをご覧ください。

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そうそう、今年も陸自の木更津基地からAH-1S コブラが来てました。映画「シン・ゴジラ」で活躍していましたねぇ。

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シン・ゴジラ」と言えば、空自のこれも忘れちゃいけないですよねぇ。ペーパークラフトF-2をサマーフェスタの会場で地本の方が配ってました。

以上、2016年の横須賀サマーフェスタの模様をお伝えいたしました。