昨日の検見川散策であえて1カ所載せないでおいたところがありました。
廃墟マニアにはそれなりに有名な所らしいのですが、知る人ぞ知る廃墟が検見川にあります。それが「検見川送信所」跡です。
1920年代に建てられたコンクリート製の建物で、そこはかとない昭和初期レトロ感と寂れ感が渾然一体となったなかなかの遺構ですね。
EOS 40D / SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO
付近ではお化け屋敷扱いらしいですがそれなりに実績はあって、例えば1936年に開催されたベルリンオリンピックの有名な実況、「前畑がんばれ」はこの送信所経由で送信されていたとのこと。
おそらく現役時は付近に何本も送信塔が建つ施設だったのでしょう。その敷地の広さを見ればどれだけの規模だったのか想像できます。
EOS 40D / SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO
平和な住宅街に突然現れる重厚な建物。主だった通りからはちょっと離れたところにありわかりにくいのですが、近々この付近で工事が始まるようですね(上の写真に工事が始まるので耕作禁止と書かれた立て札が見える)。
この辺新興住宅街だからマンションとか建っちゃうのかなー。ちょっと寂しい気もしますね。