DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

MAZDA CX-3に乗ってみた

機会があり、MAZDA CX-3を丸一日借りることができたのでその試乗(?)レポートです。もう、いろいろなところで記事になっている車なので、今回は乗ってみた個人的な感想などの感性的な事を中心に書きます。

ドライブコースとして箱根に行ったのですが、大体250kmくらいの道のりを一般道を3、高速を7くらいの割合で走ってます。まぁ、一般的な日帰りドライブですね。

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これが今回乗ったCX-3。雨の中でしたがイメージカラーのソウルレッドプレミアムメタリックが映えてなかなかカッコ良かったですよ。

乗り始めの第一印象は、意外と普通だなぁと感じました。MAZDAということや外観から結構スポーティーなイメージがあったのでタイトな運転席&室内空間だと思っていたのです。しかし、意外にそうではなく足下は比較的余裕はある感じだし、囲まれ感もさほど強くなく、なんと言っても車高をあまり高く感じないので至って普通の感覚で乗れました。

ただ、今までスポーティーなクルマに余り縁が無い人だと逆に感じる人もいるかもです。普通のSUVやワゴン系乗っていた人は狭く感じそう

あと、やはりディーゼルエンジンの車に乗っている、というのは強く意識させられますね。ガソリンエンジンと比較すると、そのメカニカルノイズの多さやあまりいい音とは言えない加速時の独特なエンジン音など気になるところではあります。

ただ、エンジン音やノイズも車内にはだいぶ抑えられた形で入ってくるので「うるさい」とか感じることは無いです。

動力性能に関しては「必要十分」ですかねぇ。1500ccという小排気量のしかもディーゼルエンジンなので、同排気量のガソリンエンジンとはだいぶ受ける感覚が違います。

パワーはあまり無いけどトルクはあるのがディーゼルエンジンの特長。ガソリンエンジンと比べると瞬発力はないけど力持ちなエンジンです。なので、ゼロ発進や中間加速も「じわっといつの間にかスピードが出ている」感じ。

なので、ガソリンエンジンから乗換えした人だと「アクセル開度と加速感」の感覚が違うので初めは気になる人がいるかもです。私は1日の試乗だけでは慣れなかったですね。

走りに関してですが、小ぶりなSUVということもあり取り回しは良いです。ハンドリングも素直で、ハンドルを切るとすっとノーズが切れ込む足回りはMAZDAらしいなと感じました。

でも、ある程度までハンドル切ると急にダルくなるんですよね。ハンドリングは基本アンダー傾向で、ある切り角からそれが明白に顔を出すんです。ベースグレードのXDだと16インチのタイヤなのでそのせいかもしれませんが、そこはスポーティーさに欠けるというか違和感を感じました。

足回りもやや堅めですが、それが高い速度域での安定感を生むようなしなやかな脚という印象。ただ、サスに大きな入力、特に大きな上下動があると「いなす」と言う感じではなく「収束するまで待つ」感じなのがちょっと残念。子供が車酔いしやすい車かもです。

いろいろ言いましたが総評すると良い車ですよ。基本的な車としてのレベルは国産車としては明らかに上位クラスでしょう。スタイル良し、街乗り良し、高速乗って良しのこのクラスの小型SUVでは買って損はない車の一台ですね。ただ、ブログ主の車と比較するとこうなってしまうと言う感じ。SUVだし仕方ないですけど期待はしちゃうのです。

約250kmの道のりで消費燃料が13Lだったので燃費としては20Km/L弱と言ったところでした。高速道路の割合が多かったとはいえ、山道込みでこれはなかなかの数値じゃないですか。