ほぼ発売と同時に購入したAirPods Pro(第一世代)を約3年使ってきました。
AirPods Pro(第一世代)発売当初はあまりの人気に入手困難で、会社に行く朝にオンラインのApple Storeで少数だけやっていたネット販売分を予約して、会社帰りに銀座のApple Storeの店舗まで取りに行ったことを覚えていますね。
あの小さなBluetoothイヤホンに高性能なノイズキャンセリング機能が付いたのは当時画期的だったから人気が出るのは必然でした。
そんなずっと愛用していたAirPods Pro(第一世代)ですが、つい先日、右耳のイヤホンがノイズ音を発生して、お亡くなりになってしまいました。
実はAppleの修理で片方だけ交換するという方法もあるのですが、保証外だと片方交換で14,400円(2022/12現在)するので迷ったんですよね。
結局、ちょうど先日新型も出たし買い換えちゃおうかということでAirPods Pro第二世代に買い替えしました。以下、その比較レポになります。
結論
まずはじめに結論から、
「音質や利便性が大幅UP!金に余裕があれば、AirPods Pro第一世代から第二世代に買い換えるべき!」
その理由をこれから説明していきましょう。
操作性
次に、操作性について。
第一世代はAirPods Pro単体で音量調整することができなかったのですが、第二世代から可能になりました。これは朗報!
AirPods Proのうどん部分にある「へこみ」を押したりすることで再生開始・停止やノイズキャンセリングなどのモード変更などができましたが、なんで一番使う音量調整がないの?とずっと思っていました。
第二世代では「へこみ」を上になぞると音量UP、下になぞると音量DOWNとなり、さらに使い勝手が向上しています。
個人的にはこれが付いただけで買い替えしても良い機能だったりします。
音質
第一世代と第二世代とで聞き比べるとだいぶ音質が違いますね。
まず、第一世代は全体的に音が「ざらっ」としていて、解像感が低い。全体的に音にまとまりがなく、低音がちょっと弱い。Bluetoothイヤホンとしてみれば、そこそこの音質なんだろうけど、ノイズが存在する外で使用することでバランスを保っている感じ。
対して、第二世代は音の解像感が上がっていて、若干ざらつきは残ってはいるものの第一世代からはかなり改善されていますね。そして、全体的にヌケ感があり音の通りが良く、低音は質感が高くなり、前よりもキレと量感を持って鳴るので、だいぶ足腰がしっかりした良い音に聞こええます。
当然、次に説明するノイズキャンセリング機能の向上も音質、というよりも、低ノイズによってクリアに音が聞こえることが、聞こえる音そのものに良い意味で大きな影響を与えていることは間違いありません。
低音の質感向上は、ロックとかテクノとか低音バッキバキの音楽との相性もさらにアップで嬉しい限り。
とは言え、静かな環境で聴くとやはり中音域の解像感は相変わらずあまり良くないので、気になる人はちゃんとしたヘッドホン買ったほうがよいですね。これはAirPods ProというよりBluetoothの通信帯域の限界かと。
ノイズキャンセリング
これは第二世代で明らかに良くなっていますね。素晴らしい。
第二世代は家の中のような、生活で発生するノイズはほぼ確実に消してくれるし、外で使っていても自動車や電車の走行音などは第一世代よりもかなり高いレベルでノイズを消してきます。
なので、カフェとかで周りの音が気になるようなときにするととても効果が高いです。本当にノイズキャンセリングが強力なので、高性能な耳栓としてもいいですね。
いろいろなところでAirPods Pro第二世代のノイキャンはイヤホンとしては最高峰との評価を受けていますが、使ってみても過大評価ではないと言えます。
とはいえ、声やアナウンスなど聞こえないとマズイ音に関しては適切なレベルで拾ってくれるので安全にも配慮されています。音の消しすぎはとても危険です。
一つ気になるのが外音取り込みモード。これは第二世代の方が若干「音をマイクで拾って合成している」感がでていて、第一世代と比べると若干ではあるが自然な感じがしないのは気のせいでしょうか。
総評
買い換えするかどうかはともかく、買って損はない一品です。
特にiPhoneなどApple製品との相性の良さは言うまでも無く、iPhone→Mac→iPad→iPhoneなどといったソースの切り替えもとてもスムースでストレスがありません。
既に書いたように音質も、ノイキャン性能も向上していて、総合力でも他の名だたるBluetoothイヤホンとも互角以上に戦える製品であることは間違いなし。
おすすめしたいのは音楽を聴くだけではなく、耳栓として使用すること。カフェでMacを開いて仕事をするときにも最適ですし、そのまま帰りにはiPhoneにソースを移して電車の中で音楽を楽しみながら移動するなんてことも普通に出来ちゃいますからね。
まぁ、問題はお値段ですか。円安なばかりに4万円近い金額になってしまったお金を出せるかどうかですかね。