10月初旬に立山へ登ってきたのですが、風が強かったことを除けば、天気も良く最高の山行でした。
室堂から雷鳥沢キャンプ場を経て、雷鳥坂を登り剱御前小屋から別山、真砂岳、そして立山の3つの峰(富士の折立、大汝山、雄山)を回る、反時計回りルート。
立山は通常9月いっぱいで閉山となり、訪れたときには既に雄山神社や大汝休憩所は閉じられた後でしたが、登山者が少なくなるので快適な山歩きが楽しめるんですよね。
但し、10月以降の北アルプスはいつ降雪があってもおかしくないので、それなりの準備と経験が必要です。実際、ここで天気の急変による遭難で何人も亡くなっていたりしますので。
室堂の紅葉を見ながらの立山稜線歩きは素晴らしいものでした。
立山から下りてきたところの一ノ越山荘で、ある夫婦がこんな会話をしていたのを思い出しました。
「なんか写真で見た紅葉と色が違うね」
一ノ越付近から見える室堂方面の紅葉を見ながら言っていたのですが、あーなるほどねーと。
これ、雑誌やInstagramの写真に騙されてるんですよね。写真をちょっとかじると分かるのですが、紅葉の色づきって後から見栄え良く誤魔化せるんですよ。
スマホなどで写真を撮っていると、写真を撮った後で色味の「調整」ができるじゃないですか。そこで、「彩度」というパラメーターをガッと上げると、写真ではくすんだ紅葉も一気に燃えるように鮮やかな紅葉に変化させることが出来ます。
こんなふうに出来ます。詐欺でしょ?!(笑
恐らくご夫婦は調整後の色味を期待されていたのでしょうね。
紅葉の色づきに納得できなかった方は、是非お試しください。