11/4から6にかけて北陸ツーリングに行ってきましたのでレポしたいと思います。では、以下お楽しみください〜。
11/4(土)
朝6時半に千葉を出発。
首都高あたりから3連休中ということもあって混んでいる。渋滞と言うほどでもないが明らかにこの休日朝の時間帯にしては流れが悪い。関越に至っては本庄あたりまで断続的に渋滞が発生している始末。
しかし、こちらは二輪車。関越ならすり抜けスイスイなのだが明らかにペースは落ちるのでいつ金沢付近に着くことが出来るのか不安になる。早くもヘトヘトになりながら高坂SAで一時休憩。休日だけあってバイクが多い。
でも、混んでいたのは関越まで。藤岡JCTから上信越道に入ると快調に流れ始めペースも俄然上がってくる。
碓氷峠を越えて長野県内に突入、東部湯の丸SAで休憩後に更埴JCTで長野道と合流しそのまま北上。途中の妙高高原の紅葉が美しい。
上越JCTから北陸道に合流。この辺を走るのは初めて。
名立谷浜SAで小休止の後、引き続きやたらトンネルの多い北陸道の新潟沿岸を走りながら金沢を目指す。途中、糸魚川付近で「フォッサマグナ(中央構造線)」の表示が!!映画日本沈没を見たので「あぁ、この辺かぁ」とか思い返しながら、再び長いトンネルへ。トンネルを抜けた所にある親不知付近の海岸線が美しい。
程なく富山県に突入。
途中、有磯海SAにて立山連峰を眺めながら小休止。実は、今日の目的地はとりあえず金沢と言うだけでそれ以外何も決めていなかった。ここまで来ると金沢はさほど遠くないので、かなり早く着いてしまうことが判明。
で、検討の末、このまま北陸道を福井県の加賀ICまで走って東尋坊に行くことに決定。その後、安宅の関を回って金沢に戻るルートにした。
■北陸道(富山)→(金沢)→北陸道(加賀IC)→東尋坊→安宅の関→金沢
そのまま北陸道で富山を抜け、金沢を通過、しばらく走って小松付近の海岸線を眺めつつ加賀ICを降りる。R305を芦原(あわら)方面へ。
で、東尋坊到着。近場にあるお土産屋の無料駐車場にバイクを置いて東尋坊まで行くのだが、その駐車場から東尋坊までの数百メートルがものすごい昭和テイスト溢れる観光地だ。まずひときわ目立つ東尋坊タワーがすごい。映画「三丁目の夕日」に出てきてもおかしくないような昭和30年から40年代を彷彿とさせるタワーだが混雑してる休日にもかかわらず人気がないのはどういうことか。内部に全国の「タワー」を紹介しているコーナーがあり、当然近代的で美しく遙かに高い我が千葉ポートタワーの写真もあるわけだがまるで比較にならない上に、近くに展示されてた訪れた芸能人のサインもこれまた何ともな雰囲気を醸し出している。
東尋坊までの1本道には所狭しと威勢の良いおみやげ屋がひしめき合うが、別段特産品があるわけでもないようなので売っているモノがこれまた微妙だ。海産品はまだ分かるがTシャツとか綺麗な石とかプリクラとか「何でここで買う必要があるのか?」と悩んでしまう一品ばかり。
で、もっと微妙なのは東尋坊そのものだ。
先の東北ツーリングで下北半島の仏ヶ浦のスケールを知ってしまった今、この程度の岩場では厳しいモノが。東尋坊って要はちょっと険しいリアス式海岸のことなのだがなにぶん規模が小さいので眼下に一望できてしまう。関係者には申し訳ないが、今までに訪れた観光地の中でトップクラスのガッカリ度だと言っておこう。自殺の名所でもあるらしいが死に場所はもっと選ぶべきだ。
昨年、NHKの大河ドラマで義経をやっていたが安宅の関で弁慶が勧進帳を読み上げる場面を見ていたので、是非行ってみたいと思い行くことに。同様に歌舞伎の勧進帳の舞台として有名ですしね。
安宅の関は今の小松空港すぐそばの海岸沿いにある。もちろん遺構しかないわけだが、歌舞伎の勧進帳の場面のモニュメントがあり資料館なども併設されていてちょっとした観光施設になっている。一昨年訪れた平泉で義経が自害したと言われる場所を見てきただけに何とも感慨深い。
この時点で夕刻となり今日の予定はすべて終了。R8で金沢まで戻り宿泊地へ。
次の日は能登半島を回ります。