DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

iPad mini 6からiPad mini (A17 Pro)へ買い換えてみた

iPad mini 6からiPad mini (A17 Pro)へ買い換えた。

 

iPad mini(A17 Pro) + Smart Folio 開封

 

巷ではiPad mini 6ユーザがわざわざ買い換えるほどのアップデートではない、と評価されているにもかかわらずだ。

 

2021年の発売直後に購入したiPad mini 6であるが、購入してから3年が経とうとする今、すでにその存在は日々生活の中に溶け込んでおり、無くてはならないガジェットになっている。ここまでiPadが身近になるとは思ってもみなかった。

 

購入当初は読書やメモ帳などの他に屋外での使用も見据えて使っていたが、今では家の中専用の書籍+ネット閲覧端末としてとても重宝している。気軽に使える手のひらサイズが本当に素晴らしい。

 

daydream2006.hatenablog.com

 

 

なぜ買い換えたか

 

買い換え理由としては、毎日のように使われ充電しているのでiPad mini 6のバッテリーのへたりが激しく、そろそろバッテリー交換を検討していたこと。そして、下取り額を調べたら結構な金額で売れることが分かったので、ならば今のうちに買い換えてしまおうと思ったから。

 

今まで、iPad mini 6 Wi-Fi + Cellularモデルの256GBを使用していたが、今回は最もベーシックなiPad mini (A17Pro) Wi-Fiモデルの128GBにした。Apple Pencil Proなど、このiPad miniで使える電子ペンは未購入。

 

左:iPad mini 6 Wi-Fi + Cellular      右:iPad mini(A17 Pro) Wi-Fi
両方とも同じスペースグレイなのに色味が違うぞ

 

「あれ、Cellularモデルじゃないの?」とか「Apple Pencilは?」と言われそうだが、iPad mini 6を3年使ってみた結果、それらは今の使い方では不要、かつストレージも128GBあれば十分とわかったからである。

 

やはり、Apple Pencilでのメモ取りは私に向いていなかった。だったらMacで普通にタイピングやPowerPointなどで図形書いていた方が全然早かったし、そもそも絵心が無いという致命的な欠陥があった。

 

Cellularも初めはLINEMOのプランに入って使っていたが、結局そういった外で通信が必要な場面はiPhoneでいいんじゃね?!となり、外に持っていく機会そのものが減ってしまった。

 

そして、もう一つの大きな理由が「Apple Intelligence対応機種でないと、今後のiPad OSアップデートやアプリで追加される新機能が使えなくなる可能性が高い」から。

 

iPad mini with Apple Intelligence

 

今後、AppleがリリースするiPad OSや各種アプリケーションのアップデートにおいて、Apple IntelligenceベースもしくはAIがらみの新機能が多くなるのは間違いないだろう。ここで、A17 Proのニューラルエンジンが持つ38TOPSの演算性能が必要になる。

 

実際、iPadOS 18.1になってApple Intelligence対応機でしか使えない機能というのも出てきた。例えば、写真の余計な人や物を違和感なく消してくれるクリーンアップ機能など。

 

Appleのご宣託(アップデート)による新機能が使えないなんて、Apple信者である私にとっては耐えがたいのだ。

 

ちなみにだが、写真アプリで使えるクリーンアップ機能よりも、Lightroomで使える生成AI削除機能の方が仕上がりが良い。それはともかく、この先、高度な画像処理やテキスト生成などで使われる生成AIにおいて、ニューラルエンジンの性能はより重要になってくるのは間違いない。

 

これらの恩恵を受けるために、これから数年使うであろうガジェットがApple Intelligence対応であるのは必然。日本語対応は2025年春からになるみたいなので楽しみに待ちたい。

 

使ってみての感想

 

購入してから数日使用しているが、SoCがA15からA17 Proになり約30%性能が向上、メモリも倍に増えたからかキビキビとしたレスポンスになっていて、明らかに操作は快適になっている。

 

ゼリースクロールに関しては改善されたようだが、私はこの現象について気になったことが無いのでよくわからない。

 

もう一つの問題点だったバッテリーの持ちに関してもよく分からないが、今回買い換えでiPad miniもバッテリーも新品になり、電池持ちが新品同様に戻ったのでちょっと得した気分。3年分のへたりはかなり大きかったようだ。

 

A17 Proモデルでバッテリー管理が6よりも出来るようになったので、へたりは抑えられるようになると思う。バッテリー最大容量を%で確認できるようになったし、充電を80%までに抑えバッテリー寿命を延ばす機能もある。

 

iPad mini(A17 Pro)のバッテリー関連設定 on iPad OS 18.1

 

あとはiPad mini 6と同じ。これは一見ネガティブに捉えられそうだが、筐体としてのiPad miniは6でほぼ完成されていると思っているのでこれでいいと思う。余計な豪華装備を付加して値段高くなる方が問題。

 

iPad ProやAir同様に、Mチップを搭載してほしいというのもあるが、そうするとパワーと引き換えにバッテリー持ちが犠牲になるだろう。機動力が持ち味のiPad miniにその選択は厳しい。

 

あとはソフトウェア方面でどれだけiPad miniの地力を引き出せるか。そこはApple Intelligenceの出来に掛かっていると思われる。

 

 

改善して欲しい点

 

A18を採用してほしかった

 

最新のiPhone16がA18チップなのに、なにゆえ一世代前のSoCを搭載したのか。

 

Face IDを採用してほしい

 

iPad miniは認証にTouch IDを採用しているが、Face IDにしてほしい。iPhoneから持ち替えたときに、Face IDではなくTouch IDであることに戸惑うことがある。

 

Pro Motionテクノロジーを採用し120Hz表示を可能にしてほしい

 

個人的には価格に大きく反映されてしまうなら必要ないと思うのだが、ゼリースクロール問題がある以上、その解決策としてリフレッシュレートの120Hz化はあってもいいと思う。

 

Apple Pencil(第二世代)サポート

 

今回のアップデートで一番解せなかったのは、Apple Pencil(第二世代)が使用不可になったことである。iPad mini 6ユーザーは安くないApple Pencilの買い換えを余儀なくされるのでどうにかしてほしかった。

 

以上