DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

ドコモでiPhone Xs

今まで使っていたiPhone7の更新と言うことで、今回はiPhone Xs(スペースグレイ 256GB)へ機種変更しました。正確にはauからドコモへキャリアも変えているのでMNPなのですが、そのあたりいろいろ感じたことをまとめようと思います。

 

以下の文章はiPhone7からXsへの変更とauからドコモへの変更での感想が一緒になっているのでご注意ください。

 

 
■良くなったところ


・ディスプレイが有機EL(OLED)になり綺麗になった。特に黒の「黒い感」がスゴい


・画面が大きくなり解像度も上がり文字などが見易くなった
  iPhone7:1,334x750 326ppi
  iPhoneXs:2436×1125 458ppi


・4x4MIMOに対応したので高速通信(ドコモならプレミアム4G 最大844Mbps)を使えるようになった。理論値なので実効速度はもっと下がるらしいが確かにプレミアム4Gエリア内での通信は快適になったかも


・iPhone7の写真機能でも不満はさほど無かったが、iPhoneXsではさらに良くなっていて感心した。夜間撮影時の仕上がりが良くなっていることを確認


・ApplePayの処理が早くなった。iDを使用している時、iPhone7では指紋認証含め支払いに微妙に待たなければいけなかったがそれが殆ど無くなった。素晴らしい

 

・トータルで見ると全体的な処理能力は上がっているのを感じることができる。ファイル転送やアプリのキビキビ感などiPhone7からは明らかに早くなっている


Docomo Wi-Fiがとても使える。月に300円払うとDocomo Wi-FiをPCやiPadなどでも使えるようになるが、セキュリティもWAP2エンタープライズでしっかりしているし、場所によっては802.11acを使えるので超快適。auWi-Fiサービスとはエライ違いだ(auは無料だが、MACアドレス認証なのでセキュリティに欠けるところがある)。当然エリアの広さは随一である。ビジネス用途に最適。


Wi-Fi繋がりで言うと、auの時はiPhoneが所構わず繋がるWi-Fiを拾ってしまうので使えない野良Wi-Fiにも繋がり逆に面倒だったが、ドコモはあまりそういうことが無いように感じる

 


■悪くなったところ


・体感出来るレベルで重くなった(138g⇒177g)。この39gの増加は想像以上にドッシリ来る


・画面サイズが大きくなった(4.7inch⇒5.8inch)が、本体の大きさはiPhone7とそんなに変わりは無い。とはいえ若干ではあるが大きくなっている。


・画面を横から見ると画面が青みがかるというか、全体的に色味が変わってしまう


ポートレート撮影をしようとすると画角が急に変わるのは何で?

 

 

■使い勝手

 

一番の懸念はホームボタンが無くなったことで操作性が変わることが不安だったのですが、杞憂でした。確かに新たに覚えなければならないことはあるものの、詳しく書いてある解説サイトでも見ればすぐ分かるもの。

 

「ボタンを押す」という操作がスワイプなどに変更される(ApplePayのFaceID認証が電源ボタンダブルクリックなどの例外あり)わけですが、どれも直感的なもので3日あれば慣れるレベルですね。

 

iPhoneX以降に出来たノッチの切り欠きですが、そんなに気になりませんね。アプリも最近はだいぶ意識して作られているようなのでさほど邪魔って感じでは無いです。

 

FaceIDに関しては認証も早く、想像以上に快適。メガネを掛けたり多少髪型を変えた程度では全く問題なしです。

 

 

■総評

 

キャリアを一周回って再びドコモに戻ってきたのですが、やっぱり使ってみて通信品質含めドコモが一番だと改めて感じました。今までauでは電波が入りにくかったところが良くなっているし、上のWi-Fiの例にもあるように細部にもきちんと使える通信環境を構築しているのは素晴らしい。さすがNTTの流れをくむ会社だけはあるというもの。


料金体系も分かりやすいし(au,Softbankが最悪なのだが)MNPの切り替えの手続きにも戸惑うことは無かったです。せっかく高い携帯料金払っているのだから、ストレス無く使えるというのは良いですよね。

 

iPhone Xsはお値段高いですが満足度も高いです。正直そんなに金出してまでして欲しいものかというと微妙な面もあると思いますがApple信者なのでしょうがないですw

 

もはや生活のライフラインとして欠かせないものになっているiPhoneなので、常時持ち歩いているものに多少投資してもバチは当たらないのではないかと思いますね。

 

【試乗記】レクサス NXとメルセデス GLC

いわゆる高級車の二本立て試乗記事です。

 

ではまずはレクサスから。

 

レクサス NX 300 F SPORT

 

ハイブリッドの300hが試乗車で無いとのことだったので、2L+ターボの300に試乗しました。

 

動力源の2Lターボエンジンは238ps/35.7kgととてもパワフル。実際乗ってみても、どの速度域から加速しても立ち上がりは満足のいくもの。

 

ただ、パワフルなのだが感覚的に一体感が感じられないです。パワーが出たなら出たきりで、加速や減速がある意味無機質で気持ちよさがイマイチでしょうか。

 

乗り味はあまり腰高な感じはせず、サスもF SPORTSだけあってそれなりに引き締められたもの。しかし、多少の突き上げはあるもののさほど不快感は無く、ドイツ車の硬い足回りに慣れている人であれば違和感ないでしょう。

 

内装はレクサスらしく豪華。見ていて思ったのが、昔は金に糸目を付けない結婚式をしていたと言われる名古屋の企業だと思うと凄く合点のいく内装だと感じました。ここぞとばかりに主張してくるフロントコンソール部分は迫力すら感じるほど。

 

SUVとしてNXはどうかという話になってくるとかなり微妙だと思いますね。結論としてはシティ派SUV(なんちゃってSUV)と言えば良いのか、本格的なSUVの使用は想定してない車なのかなと。

 

まるでクーペのような車内の狭さ、荷室もお世辞にも広いとは言えない。そういうのは素直にランクル買えってこと?!

 

 

メルセデス GLC

 

最近街でよく見かける車なので見てきました。最近のメルセデスっぽく外観も洗練されていてとても格好いい車ですよね。

 

試乗した車のグレードはGLC 200 Sportsでした。

 

エンジンは2Lターボで184ps/30.8kgとなかなかのスペック。車重に対してはどうかな?と思っていたが、ゼロ加速ではやや重さを感じるものの一旦走ってしまえば気にならない程度。

 

今まで試乗してきたX3やフォレスターCX-5から見ると取り回しに車体の大きさを感じる車ですね。軽快感にやや欠けるところがあるからでしょう。でも、それがメルセデスの「安全に振る」味付けなわけです。

 

足回りはCクラスの血筋だからなのかさすがと言うほかは無く、メルセデスらしいしっとりとした高級感溢れるもの。

 

内装は素晴らしいの一言。これにはレクサスNXも太刀打ち出来ないと思う。洗練された高級感というかギミックも端正で無駄が無い。X3も内装がよくなったとはいえまだまだメルセデスには及ばないですね。

 

ただ、メルセデスのコマンドシステム(ナビ)はマツダのものと大して変わらないダメさだと思います。ここはBMWの方が良い。早く新型Aクラスと同じものを装備すべきです。

 

室内も荷室も広くSUVとしても問題なし。ただ、価格的にX3と丸かぶりなので道具としてのSUVとして捉えると割高な感じがどうしてもしてしまいますね。「高級なSUV乗ってる俺サイコー!」と思いたい方には超オススメの一台ですが。

 

 

というわけで、2台のSUVの試乗記でした。

【試乗記】MAZDA CX-5

試乗記第三弾はマツダCX-5です。

 

人気の車種なのでよく街中でも見かけますよね。一体どんなものなのか実際に乗って確認してきましたのでレポしたいと思います。

 

 

実車を見てみた感想

 

・外観

 

最近のマツダ車のデザインは国産車では頭一つ抜けたカッコ良さがありますね。マツダの車という分かりやすいアイデンティティをフロントグリル部分で獲得しているのみならず、オリエンタルな流麗さや品の良さも感じます。

 

・内装

 

内装の質感がとても良いですね。正直驚きました。

 

CX-5のLパッケージは価格もそれなりですが、きちんと質感のある内装を作っているのは見事です。ただ、あの垂直に切れたったセンターコンソールは個人的にイマイチです。エアコン吹き出し口のメッキも安っぽい。

 

試乗してみた感想

 

今回試乗したのは2.2LディーゼルのXD Lパッケージ。

 

・2.2Lディーゼルの力強さが素晴らしい。パワフルでかつストレスを感じさせない滑らかな吹け上がりはディーゼルとは思えない。特にゼロ発進スタートで加速のキレの良さはSUV離れしている。

 

・操縦安定性は抜群。Gベクタリングコントロールや横滑り防止装置の恩恵でコーナーもすいすい曲がる。その代わり、それらの機能が介入してくるとハンドルの感覚で分かるので、「自ら車を操る楽しさ」という面では不満な人もいるかも

 

マツダ車の素晴らしさは車から醸し出される「気持ちよさ」にあると思う。CX-5でも健在で、例えば加速やハンドリングなどが運転手がストレスを感じず、心地よく感じるように調整されているな、と感じることがしばしば。本当に、操作することが気持ちいい

 

ディーゼルなのでエンジン音はガソリン車よりうるさい。ただ、車内ではさほど気にならなかった

 

マツダ車で気に入らないのがハンドルの異様な軽さ。もう少しドッシリとしていても良いと思うけど。前に乗ったロードスターもそうだった。逆にヒラヒラ感が出て車体が軽く感じるメリットあるけど、個人的には好きな感覚では無い

 

・運転中ボディの大きさはさほど感じなかった

 

BOSEの音響は期待ほどじゃなかった。マツコネ(ナビ)が相変わらずショボい。ナビが選択出来ないので、これがマツダ最大のウィークポイント

 

 

試乗後は「良い車に乗ったな」という満足感に包まれました。CX-5侮りがたしです。

 

そういえば、CX-5はこの秋の改良でMTミッション追加したり、ガソリンターボモデル追加したりするそうですね。後からMT追加する気概に感服いたしました。今時MTですよ!

 

いやー、マツダはいろいろと凄いメーカーになりましたね。

【試乗記】SUBARU 新型フォレスター

試乗記の第二弾です。

 

今回はスバルの新型フォレスターを見に行ってきました。スバルのディーラーに行くのはホント久しぶりです。

 

乗り換えるなら今のところの最有力候補だったので、事前に情報収集をしていた車でもありました。ネット上の試乗記を読んだり、YouTubeの動画を見ていたりして期待値高めで試乗に望んでます。

 

 

実車を見てみた感想

 

・外観

 

自分は悪くないと思いましたね。旧型からあまり代わり映えしないキープコンセプトだという意見もありますが、外観コロコロ変えて失敗している例もたくさん見ているので、むしろ「この形がフォレスターだ!」という主張があっていいと思います。

 

個人的にはX-BREAKとPremiumの中間くらいのデザインにして欲しかったです。X-BREAKはなかなか良いと思うのですが、PremiumやAdvanceは外観にちょっとおっさんクサさを感じます。

 

とくにフロントのフォグランプ付近やフロントグリルに銀メッキ素材をいたずらに使うのマジでやめてくれませんかね。これだけでおっさん度が急上昇です。

 

・内装

 

個人的にはもうちょっと頑張れたんじゃ、と思います。CX-5やエクストレイルが無駄なく端正な内装にしているので、フォレスターはちょっとまとまりがない感じがしますね。特にドアノブ付近のプラスチッキーさは早くどうにかした方が良いです。

 

乗り出し価格が350万〜400万する車なので、もう少し質感上げて欲しかったです。

 

・その他

 

一番感じたのは「あとで何か出来る余力を残しつつ、とりあえず新車をリリースしてみました」という本気出して無い感が伝わってくるオプション類や内装です。以下具体例です。

 

・後席が分割可倒式だが主流の4:2:4ではなく、6:4になってる。スキーやスノボ積むこと全然考えてない

・後部座席倒しても全然フラットじゃ無い

・室内ライトがハロゲンとLED混在

・X3やエクストレイルなどにある「リヤバンパーの下に足をかざすとリアゲートが開く」仕組みが無い。不便です。

・リアカメラがナビのオプション扱いになってる。サイドビューカメラが標準装備でリアカメラがオプションって逆じゃね?

など

 

一番の問題が搭載エンジン。世界的な傾向として普通は排気量上げるのでは無くて、ダウンサイジングターボとかにしてくるのではないでしょうか。レヴォーグの1.6Lもしくは2.0Lターボを何故積めなかったのか疑問です。

 

スバルとしてはCAFE方式(企業別平均燃費基準方式)の燃費規制への対応としてe-Boxerなのでしょうが、マイルドハイブリッド化するなら全モデルに搭載して欲しかったですね。なんだか対応策に迷いが見られます。

 

試乗してみた感想

 

今回試乗したのはPremiumです。

 

・ハンドリングや乗り味などはさすがスバルだと思った。背の高いSUVでありながらロールが抑えられ回頭性も良く、とても自然でイメージ通りのトレースを描くことが出来る操作性。サスは柔らかすぎず硬すぎずで、新プラットフォームSGPの効果なのかBMW X3と比較しても遜色ないレベルであったと思う。機会があれば高速道路で試してみたいところ

 

・X3の試乗の時同様、車の大きさをあまり感じさせないバランスの良さを感じた。運転席からの周囲の見切りの良さは特筆もの

 

・2.5Lのエンジンだが、低回転域のトルクがやや薄く感じた。NAだし、SUVという車種から来る車重も大きく影響していると思うが、ゼロ加速ではある程度アクセルを踏み込まないとすっと加速していかない。これはCVTのせいかもしれないけど。

 

・加速時にそれなりのエンジン音が運転席に入ってくる(心地よいエキゾースト音では無く、ドドドドというエンジン音)

 

・4WDの不自然さは感じなかった。昔、インプの4WDに乗っていたときは路面とハンドルの間に一枚板が挟まっているような妙な隔絶感があったが、フォレスターでは感じなかった。

 

・ハンドル周りがスイッチ多過ぎでうるさい

 

Advanceにも試乗したのでこちらの感想も書きます。外観・内装はほぼ同じなので、乗った感想だけです。

 

・Premiumと比較して車重の重さを感じる(実際100kg程度重い)。これは善し悪しがあって、ドッシリとした乗り味になり足回りはしっとりになる一方で、必然的に重くなる=加速に影響するのだがそこは上手くモーターが埋め合わせする感じ

 

・モーターが適切に関与してくれるときは良いのだが、急な坂とかモーターアシストのタイミングが遅れると非力な車感がどうしても出てしまう

 

・エンジンとモーターの切り替わりは非常にスムース。全然分からない

 

・街乗りであれば申し分ないレベルのエンジンなので高速とかあまり乗らないのであれば、Advanceも良いかも知れない

 

 

いろいろ文句言いましたが、総じて車の完成度は高いです。特にシャシーやサス、駆動系にスバルらしい走りへのこだわりを感じずにいられなかったです。また安全対策にもコストをかけている所は伝わってきました。

 

ただ、やはりまだまだ改善出来るところは多いと感じました。待てるのであれば今後の改良に期待してもいいのかも知れませんね。

 

【試乗記】BMW X3 xDrive20d xLine

少し早いですが、来年2回目の車検を迎える愛車の買い換えを意識しつつ気になる車を試乗して、その感想をブログに上げていきたいと思います。但し本当に買い換えるかどうかはわかりませんけどね。

 

今はセダンの3シリーズに乗っていますが、次の車は環境の変化や思うところがありSUVにしようと考えています。なので、試乗する車もSUVが多くなると思います。

 

では、今回はその第一回としてBMW X3 xDrive20d xLineを試乗した感想を書いてみたいと思います。

 

BMW X3 xDrive20d xLine

 

最近のBMWSUVBMWはSAVという言い方をしますね)に力を入れているようで、今回試乗したX3のみならず最近は新型X2のリリースやX4のモデルチェンジを異例の4年で行うなど矢継ぎ早に進化させています。

 

自分の中でX3というとどちらかというと走りに力点を置いた中途半端なSUVで高級車にしては内装が地味、という偏見に近いイメージを持っていました。なので、今までは全く興味の無い車種だったのです。

 

先日、車の点検で販売店に訪れた際にショールームの車を見ていたところ新型のX3が置いてあったのでじっくり見させて貰ったのですが、内装がとても洗練されていて高級車然としており、とても良くなっていたので試乗させて貰うことにしました。

 

【エンジン】

試乗車は2Lのディーゼルエンジン搭載車でした。190ps/40.8kgmとなかなかのスペック。

 

乗ってみるとディーゼルらしいコトコト音は車内には殆ど聞こえてこないので、運転中はディーゼルだと意識することはあまりありませんでした。スピードが乗ってしまえばトルクで押していく感じでパワーも十分。

 

ただ、ゼロ発進だとガソリン車に比べるとややパンチが弱いかなぁ、と思うところはあります。

 

【ハンドリング】

これはSUVとはいえさすがBMWと言ったところ。新型X3は新しいプラットフォームを採用しただけあってボディ剛性は非常に高く、背の高いSUVなのに腰高な感じを一切感じませんでした。

 

4WDですが路面のインフォメーションはそれなりに伝えてくるので、車体とドライバーの感覚が乖離するような感覚も無くとても運転しやすい車だと感じました。車幅1890mmと大きめのボディですが、さほど車の大きさを意識すること無く運転することが出来ます。

 

【デザイン】

BMWではMスポーツのデザインが得てして好みなのですが、X3はxLineの方が好きですね。

 

インテリアは先に述べたようにかなり先代より高級感が増しているのと、BMWの新しいナビやインパネを採用していて好感が持てました。

 

【総評】

というわけで短い試乗では好印象を残したX3ですが、いろいろ後で調べたり考えてみると我が家的には微妙な車であるという結論に達しました。その理由は、、

 

  • デカい。物理的に車幅1890mmは致命的
  • 価格。ここ最近のBMW車の価格は上昇する一方。それだけお金を払うのなら他の選択肢も魅力的なものがたくさんある

 

その他に使い倒してなんぼのSUVにここまで高級な車が必要なのか、とかいろいろ思うところはあります。シティユース向けのなんちゃってSUVは今回考えていないのです。

 

また、最近日本で欧州車のディーゼルエンジン推しが酷いですが、欧州で売れなくなったからって日本に持ってきて売るのはやめて欲しいですね。X3もガソリン車の設定はあるのに試乗車がどこにも無くて売る気ないですもん。大してエコでは無いと見破られてしまったディーゼルに、無差別に減税枠設けている日本政府が原因ですが。

 

家族が使うのでジムニーほどストイックな車では無く、X3よりも小さくそこそこ走りの良いSUVを今後見つける長い旅になりそうです。

英海軍「アルビオン」&護衛艦「うらが」

8月4日に晴海埠頭で行われた英海軍「アルビオン」とそのホストシップ護衛艦「うらが」の一般公開に行ってきました。

 

英海軍「アルビオン」(HMS ALBION)はイギリス海軍揚陸艦で、今回は北朝鮮瀬取りを監視すべく国連軍として極東方面に派遣されたとのことです。なので、今回の一般公開では英海軍としているものの、東シナ海での活動では国連軍の一員として活動するとのこと。

 

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HMS ALBION

 

当日4日の公開時間は12時からだったのですが、どうやらアルビオン側が見せてはいけないものを隠すのに時間が掛かっていたようで、1時間ほど公開時間が遅れてアルビオンの公開が始まりました。

 

なので、時間通りに公開が始まっていた「うらが」の方から見学したので、まずは「うらが」の方からレポ始めます。

 

護衛艦 うらが

 

護衛艦「うらが」はうらが型掃海母艦の1番艦で日立造船舞鶴造船所で建造され、平成9年に就役した護衛艦です。

 

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護衛艦「うらが」

※正面から撮影出来なかったので後ろからの写真でゴメンナサイ

 

ちなみに掃海母艦ってなんやねん?という方に解説しますと、掃海艇や掃海艦が実施する掃海作業、つまり海に設置されている機雷などを除去する作業を指揮・サポートする役割が一つ。

 

そして、あまり知られていない掃海母艦の役割に「機雷敷設」があります。意外かも知れませんが自衛隊もかなり高性能な機雷を所有しており、機雷の設置を行うことができるのです。

 

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そういえば、以前呉で見た2番艦の「ぶんご」には主砲がついていたのですが、この「うらが」にはありませんね。ちょうど上の写真の撮影位置当たりに付くはずだったと思うのですが実際に設置する気は無さそうです。

 

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ヘリ甲板に展示されていたK-13機雷。これはだいぶ旧式の機雷ですが、デザイン的に一番機雷っぽい機雷かもしれません。

 

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そして、湾岸戦争の時に使用されたイタリア製「MANTA」機雷の訓練用機雷ですね。世界トップレベルの自衛隊の掃海能力を持ってしても相当手こずったそうで、対MANTA訓練用の機雷を作ったのが上の写真というわけです。

 

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4基据え付けられているデッキクレーン。補給物資や機材などをこれで積み卸ししたりするとのこと。

 

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今回の公開では艦橋に上ることが出来ました。基地での一般公開と違ってこういった特別公開の方がサービスいいのは気のせいでしょうか?

 

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掃海母艦の特徴である船尾の門扉。これらは機雷敷設の時に使用。

 

さて、アルビオンの公開が始まったようですので移動しましょう。

 

HMS ALBION

英海軍「アルビオン」(HMS ALBION)は2003年就役のドック型輸送揚陸艦です。

 

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基準排水量が14,600tとかなりでかい船です。「うらが」が5,650tなので倍以上の大きさですね。

 

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お出迎えはBv.206の装甲型。甲板にも大量に積まれてました。

 

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海外艦の楽しみの一つに紋章チェックがありますが、さすが英海軍艦艇の紋章はカッコいいですね。HMSはHer Majesty Shipつまり「女王陛下の船」の略です。

 

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艦内に入りました。ウェルドックに格納されている重機や小型船艇など。

 

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これは揚陸艇ですね。戦車は厳しそうですが人員は結構積めそうです。

 

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ヘリ甲板上ではちょっとしたミリタリー体験会状態で、ライフルや機関銃など実物を海兵隊指導の下いろいろ触れることが出来るコーナーが出来てました。まぁ、日本ではなかなか出来ない体験なので人気殺到してましたね。

 

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レーションの試食コーナーが個人的にはツボでしたね。実際に内容を紹介しながら配布もしていて、私はシリアルバーを頂きました。さすが英国海軍と思わせるのはレーションパックの中に紅茶のティーセットがあることと、日本海軍も真似た伝統のカレーが入っていることですかね。

 

 

かなり大きな艦内でしたが多様な展示がされていて飽きずに楽しめる一般公開でした。英海軍はこういった行事に慣れているのか、隊員の皆さんも非常にホスピタリティのある方ばかりで良かったです。

映画「リズと青い鳥」

映画「リズと青い鳥」鑑賞してだいぶ時間が経ちましたが、感想書きます。

 

この映画はあの「響け!ユーフォニアム」シリーズのスピンオフ。当該作品の登場人物である3年生(!)コンビであるオーボエ担当の鎧塚みぞれとフルート担当の傘木希美の物語。

 

 

原作となった「響けユーフォニアム 波乱の第二楽章」後編を読んだときからこの映画にメチャクチャ期待してましたから。なんというか、高校生らしい儚くも美しく、そして残酷な友情の圧縮形がここにある、といったような感じでTVアニメシリーズ、いや原作2巻の初出時からこの二人の顛末には目が離せないわけですよ。

 

しかも、女子高生のアンニュイさを描かせたら右に出るモノはいない京アニの山田監督作品となると、もうこれは見に行かないといけないわけです。

 

 

キャラクターデザインについて

映画は90分間ほぼずっとみぞれと希美二人の話で、あとは同じ学年の吉川優子と中川夏紀、そしてみぞれの後輩である剣崎梨々花がストーリーに絡むくらいで、原作主役の久美子やその取り巻きを入れた4人組(北宇治カルテット)ですらちょい役でしか出てきませんね。

 

しかも、この映画だけキャラクターデザインがTV版とは違うんですよね。特にみぞれはTVアニメ版の「アニメ的かわいさ」ではなく、線の細いキャラデザになっているのでより「儚(はかな)さ」が強調されていますよね。

 

そのみぞれのデザインに初めは違和感があったのですが、映画を見終わってその意図を理解できた気がします。やはり、この物語ではみぞれは儚さの象徴。キャラデザにもしっかりそれを落とし込むことでこの映画は世界観を構築していっているんだなぁ、と感じました。

 

キャラデザ変更はいろいろ意見もあると思いますが、前記のように話の世界観に合わせてキャラクターのデザインを変えるのは映画を見た限り正解だったと思います。そして、今までのユーフォシリーズの話とは視点も主要キャラも異なる一線を画した物語として成立させたい監督の意向もあったんじゃないかと感じましたね。

 

 

吹奏楽曲「リズと青い鳥」 

リズと青い鳥 コンクール用編曲Ver.

リズと青い鳥 コンクール用編曲Ver.

  • provided courtesy of iTunes

 

 劇中で北宇治高校吹奏楽部が演奏している曲が「リズと青い鳥」です。TVアニメ版ではコンクールの自由曲として「三日月の舞」が演奏されましたが、その翌年度の自由曲が「リズと青い鳥」になるわけですね。

 

明るく快活な第一楽章「ありふれた日々」、タイトルとはミスマッチな重々しい雰囲気で始まる第二楽章「新しい家族」、冒頭のオーボエとフルートの掛け合いが印象的な第三楽章「愛ゆえの決断」、そして大団円の第四楽章「遠き空へ」

 

全体的に「リズと青い鳥」という劇中の架空の物語をベースにした曲ですが、「三日月の舞」のように技巧的で派手な盛り上がりがある曲では無いですね。ですが、リズの方がいわゆる吹奏楽曲的な優しい雰囲気を持った曲で、どこか懐かしくそして美しい曲という印象。

 

「三日月の舞」の時よりも吹奏楽オーケストレーションがこなれていて、曲そのものの響きにムダが無くとても濃密な感じがします。

 

リズと青い鳥」の(実際の)作曲者は「三日月の舞」と同じ松田彬人ですが、とても良い曲で気に入ったので速攻サントラ購入して聞いてます。それにしてもこのサントラは録音が素晴らしい!

 

ところで、北宇治にはいつの間にかハープがいるんですね。しかも、コントラファゴットまで。 高校の吹奏楽部としてはかなり豪華な楽器編成ですよ。

 

 

感想(ネタバレあり)

原作の「響けユーフォニアム 波乱の第二楽章」後編でのクライマックスと言えるみぞれと希美の立ち位置が入れ替わる場面。まるでシーソーのように「パタンッ」と切り替わる音がどこからともなく聞こえてくるような錯覚を覚えたのを思い出します。

 

山田監督がこの映画でどのようにこの「パタンッ」という音を視覚的に見せてくれるのかを楽しみにしていたのです。ここが一番の注目点でした。

 

原作では久美子を媒介として希美にみぞれには敵わないという本心を独白させるのですが、この映画ではみぞれの成長(希美への依存脱却)を切っ掛けとした希美との会話から始まるのですね。

 

希美はユーフォシリーズにおいては「コミュニケーション能力は高いが生きるのにちょっと不器用な娘」として描かれていますが、それがなんとも言えない人間味というかリアリティを感じさせると思うのです。 

 

しかも、みぞれという才能を「持っている」存在が目の前に現れることで、希美自身は「持っていない」ことを自覚してしまうわけで、なんとも残酷な現実を突きつけられてしまうわけです。

 

一見するとかわいそうな娘なのですが、これは現実社会ではよくある話で「持っていない」自分に気付かされて気落ちしてしまうことなんて大人になるとよくあることなんですよね。

 

けど、高校生として将来の選択が絡んでくると夢を諦めなければならないようなケースもあるわけで、まさに今回の希美はみぞれとの比較から自分ではどうにもならない差を自覚させられて音大という進路を諦めるわけです。

 

どうもこの映画はみぞれに感情移入する人が多いみたいですが、私は何故か希美の気持ちが痛いほどよく分かってしまうので、終始希美に感情移入して見てしまうのです。

 

原作の時はこの二人の関係を完全に第三者的に「のぞき見」的に読んでいたので、立場の入れ替わりをシーソーゲームのように感じられたのかも知れないですが、映画では希美を中心に見てしまっていたので、なんとも胸を締め付けられるような複雑な感情で映画の終盤を見ていました。

 

これはアニメのキャラもきちんと演技をして、感情さえきっちり表現してしまう京アニの作画があってのマジックなのでしょう。もちろん監督の力量もあると思いますが。

 

吹奏楽を切っ掛けにユーフォシリーズを小説・アニメとも見てきましたが、この映画は音楽だけで無く「アニメでの感情表現」という意味でも興味深かったです。