先日、118iが3000kmを突破しました。ついでに次回点検の距離もいつの間にか27000kmから30000kmに増えてます。そんなに車に優しい運転してたっけか?と思っているのですがそれまで油脂類含めメンテフリーで構わないって、今まで3000km毎にオイル交換していた自分にとってはちょっと怖い気もしますし、実はオイル屋に騙されていただけかもと思わざるを得ない今日この頃です。
さて、インプSTiからBMWに乗り換えて以来、必ずと言っていいほど「それで満足できるのか?」と多くの知人に言われます。エンジンパワー含めた動力性能のことを言っているんでしょうが、確かにスペックだけ見るとパワーもトルクも半分以下です。
で、この返答ですが至ってシンプルです。
「満足してるよ」
こう言うと、ホントかよ?!って顔をされます。
車好きってスペック表大好きですよね。私も好きです。
最近まで高出力な車が良い車だと思ってましたし、実際乗り換えるたびにパワーが上がっていったものです。
でも、この考えを出張や旅先で借りるレンタカーに乗っていてホントにそうなのかと思い始めました。ビッツやフィットなどに乗っていると確かにパワーはないし、走りもそこそこなんですが、乗っていると意外に楽しいことに気が付きました。運転にストレスがないし軽快だから一般道走る分にはこれで十分なんですよね。
280psでトルクが40kg以上ある車がその生涯のほとんどを走ることになる一般道で乗っていて楽しいのかと言われるとちょっと首をかしげてしまいます。50kmとか80kmで走る分にはそんなパワーいらないしむしろ邪魔、エンジンがややピーキーだからゼロ発進はフィットなんかの方が全然楽ちん。むしろ、全然パワー使えないからイライラしてくるんですよね。サーキットではまさに水を得た魚ですが。
年を取ったということかもしれませんが、今までスペックでしか車を計れなかった自分を捨てることで車選びが広がった気がしますし、これからもっと車を楽しめるんじゃないかと思っています。車の持つ雰囲気や作り手の哲学を楽しむのも大人の車の乗り方でしょう。まぁ、この辺国産車には希薄な感じですが。