遂に先日永続ライセンス購入したAudirvana PlusとDACのUDAC32Rの本領を発揮させる時がやって来ました。
それはやっとハイレゾ音源を買ってもいいかな、と思わせる音源が現れたからなのですが、それがこれ。
この前のエントリでこのサントラの感想書いてますが、ただのアニメのサントラと思われると困ります。吹奏楽ですよ、吹奏楽!
本当のことを言うとCDをamazonで予約していたのですが、発売日に届かずいわゆるkonozamaを喰らってしまったので待ちきれず「えいやっ!」と発売当日にonkyoのサイトでハイレゾ音源をダウンロード購入。
結局このサントラをCDとハイレゾ音源(FLAC 24bit/96kHz)で両方持つことになってしまうことに。なんだか発売元のランティスにとって良いお客さんになってしまったですよ。
で、せっかくなので両方の音源を比べてみようかなと。
ちなみにCDの方はiTunesでApple Lossless(ALAC)でエンコードした音源をAudirvana Plusで再生した音で比較してます。
結局「おもいでミュージック」のハイレゾ版も買っちまった。。
■再生環境
Player : Audirvana Plus 2.6.4
DAC/HPA : RASTEME UDAC32R
Headphone : AKG K712 PRO (C200 recabled)
Apple Losslessは16bit/44.1kHz FLACは24bit/96kHzの音源
【ハイレゾの良いところ】
・解像度が高く音の抜けが非常に良い。特にトランペットやフルート、オーボエ、シンバルなどの音のきらびやかさは明らかにハイレゾの方が良い
・音がシルキー。ハイレゾ音源の方は例えばユーフォニアムのようなふわっとした感じの音を出す楽器でも、CD音源より滑らかでギュッと密度のある音で再生される
・全体的に音に余韻がある。また、「空間に音が拡散している」といった空気感を強く感じる。
【ハイレゾの悪いところ】
・ファイルサイズがかなりでかい。Apple Losslessで38.6MBの曲がFLACだと141.2MBと4倍近く大きい。ちなみにAAC 256kbpsだと8.7MBの模様
・再生環境に金が掛かる。Macだと有料のアプリが必要だしCDよりも音源が高価。ハイレゾ対応DAC必須かつ違いの分かるそれなりに良いスピーカーもしくはヘッドフォンも必要
・外に持ち出したい場合も面倒。iPhoneやiPod等では単独でハイレゾ再生出来ないので、ハイレゾ対応のポータブルアンプ(ポタアン)もしくはハイレゾ再生に対応したプレイヤー(ONKYO DP-X1等)が必要になる。
うん、違いますね。CDとハイレゾでは音が違う。
もう単純な音質云々と言うよりも、音のある空間を緻密に再現するといった感じで再生音のレベルが違いますね。「さすがハイレゾ」と言わざるを得ません。
では、CDやApple LosslessのようなCD音質並の音源や圧縮音源のAACはダメなのかというと、全くそうは思わず「家のオーディオスピーカーの前で正座して音楽を聴く」状況でも無ければハイレゾもCDもあまり変わりは無いというのも正直な感想です。
まだハードルが高すぎるんですよ、ハイレゾ再生は。現状、利便性やコストと得られるものを比較するとハイレゾはまだ一部の人の趣味的な部分が大きくて、急いで導入するほどのものでも無いかなと。
現にハイレゾ音源聴くのは家で音楽鑑賞するときだけで、普段iTunesやiPhoneに入れて気軽に聞いているのはCDからエンコードしたApple Losslessの方ですから。かさばるハイレゾ対応のポタアンや高価なハイレゾ対応再生プレイヤーを買うほどメリットは感じていません。
とは言え、しばらくすればハイレゾ対応機器が増えていくことで、今主流のMP3やAACに取って代わる音源フォーマットに間違いなくなっていくでしょう。その予兆を今回体験させて頂いたという感じです。
<2017/4/4追記>
こんな記事を発見
なるほどね。CDとハイレゾではマスタリングの違いの方が大きいと言うことか。
<2017/8/26追記>
結局、しばらくしてハイレゾ再生はしなくなっちゃいましたね。Apple Lossless+iTunesでの再生で満足しちゃってます。ハイレゾ音源は少ないし、管理面倒くさいしでどうでも良くなった感じです。