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白日夢を徒然なるままに

【試乗記】BMW X3 xDrive20d xLine

少し早いですが、来年2回目の車検を迎える愛車の買い換えを意識しつつ気になる車を試乗して、その感想をブログに上げていきたいと思います。但し本当に買い換えるかどうかはわかりませんけどね。

 

今はセダンの3シリーズに乗っていますが、次の車は環境の変化や思うところがありSUVにしようと考えています。なので、試乗する車もSUVが多くなると思います。

 

では、今回はその第一回としてBMW X3 xDrive20d xLineを試乗した感想を書いてみたいと思います。

 

BMW X3 xDrive20d xLine

 

最近のBMWSUVBMWはSAVという言い方をしますね)に力を入れているようで、今回試乗したX3のみならず最近は新型X2のリリースやX4のモデルチェンジを異例の4年で行うなど矢継ぎ早に進化させています。

 

自分の中でX3というとどちらかというと走りに力点を置いた中途半端なSUVで高級車にしては内装が地味、という偏見に近いイメージを持っていました。なので、今までは全く興味の無い車種だったのです。

 

先日、車の点検で販売店に訪れた際にショールームの車を見ていたところ新型のX3が置いてあったのでじっくり見させて貰ったのですが、内装がとても洗練されていて高級車然としており、とても良くなっていたので試乗させて貰うことにしました。

 

【エンジン】

試乗車は2Lのディーゼルエンジン搭載車でした。190ps/40.8kgmとなかなかのスペック。

 

乗ってみるとディーゼルらしいコトコト音は車内には殆ど聞こえてこないので、運転中はディーゼルだと意識することはあまりありませんでした。スピードが乗ってしまえばトルクで押していく感じでパワーも十分。

 

ただ、ゼロ発進だとガソリン車に比べるとややパンチが弱いかなぁ、と思うところはあります。

 

【ハンドリング】

これはSUVとはいえさすがBMWと言ったところ。新型X3は新しいプラットフォームを採用しただけあってボディ剛性は非常に高く、背の高いSUVなのに腰高な感じを一切感じませんでした。

 

4WDですが路面のインフォメーションはそれなりに伝えてくるので、車体とドライバーの感覚が乖離するような感覚も無くとても運転しやすい車だと感じました。車幅1890mmと大きめのボディですが、さほど車の大きさを意識すること無く運転することが出来ます。

 

【デザイン】

BMWではMスポーツのデザインが得てして好みなのですが、X3はxLineの方が好きですね。

 

インテリアは先に述べたようにかなり先代より高級感が増しているのと、BMWの新しいナビやインパネを採用していて好感が持てました。

 

【総評】

というわけで短い試乗では好印象を残したX3ですが、いろいろ後で調べたり考えてみると我が家的には微妙な車であるという結論に達しました。その理由は、、

 

  • デカい。物理的に車幅1890mmは致命的。都市部の駐車場ではハイルーフかつこの車幅だと駐められないところや台数制限によく引っかかる
  • 価格。ここ最近のBMW車の価格は上昇する一方。それだけお金を払うのなら他の選択肢も魅力的なものがたくさんある
  • 女性に不人気。BMWのハンドルは重いので女性は嫌う人も多い。この車格とハンドルの重さで奥さん的にNGだった

 

その他に使い倒してなんぼのSUVにここまで高級な車が必要なのか、とかいろいろ思うところはあります。シティユース向けのなんちゃってSUVは今回考えていないのです。

 

また、最近日本で欧州車のディーゼルエンジン推しが酷いですが、欧州で売れなくなったからって日本に持ってきて売るのはやめて欲しいですね。X3もガソリン車の設定はあるのに試乗車がどこにも無くて売る気ないですもん。大してエコでは無いと見破られてしまったディーゼルに、無差別に減税枠設けている日本政府が原因ですが。

 

家族が使うのでジムニーほどストイックな車では無く、X3よりも小さくそこそこ走りの良いSUVを今後見つける長い旅になりそうです。