AppleからAppleがサービスしているサブスクリプションサービス(月額課金サービス)の「お得なとりまとめ」であるApple Oneが日本でもサービス開始されてました。
個人だと月額1100円、ファミリーだと月額1850円なんですね。
果たしてこれが本当にお得なのかどうか。
ちなみに個人でApple One相当のサブスクリプションサービス(Apple Music、Apple TV+、Apple Arcade、iCloud容量を50GBにUP)に個別で入ると2310円するので半額以下となり、確かにお得です。
しかし、恐らくこのブログを見ているほとんどの方がそうだと思うのですが、元々Apple Music(月額980円)には入っていて、そこからプラスとして月額120円払って他のサービスに入る価値があるのかですよね。皆さんそこで迷ってる。
結論から先に言うと、現時点(2020/10現在)でその価値は「ない」と思います。
個別に検証していきましょう。
■Apple Music
Apple Oneの言わずと知れた主力サービスでしょう。
私のようにMacやiPhoneを愛用していてiTunesで音楽リスト管理している限りSpotifyに乗り換える意味はほとんどないんですよね。Appleの製品間連携の利便性が凄まじすぎる。
あと、これ知らない人が多いのですがApple MusicはSpotify同様に月額980円だけではなく、年額9800円というプランもあって、これを契約すると実質月額約817円で使えます。
なので、年額プランでApple Music使っている人は、差額の月額約283円分の価値がApple Oneの他のサービスにあるかという話になります。個人的にはなおさら無いなと。
■Apple TV+
このサービスが始まる前は結構期待していたのですが、箱を開けてみるとAppleのオリジナル動画のみでちょっとガッカリでした。NetflixやAmazon Primeビデオみたいなものを想像していたのですけどね。
ただ、Appleオリジナルのドラマは質が高く決してダメダメではありません。Macを購入すると1年分の無料試聴権が付いてくるので、それでいくつか見てみたのですが「See」とか「レポーターガール」とかなかなか良かったですよ。
まだまだコンテンツが少ないので評価が定まらないのでしょうが、もっと増えたときにどう化けるかですね。日本向けにアニメとかあると良いのではないかなぁ。
■Apple Arcade
これ月額600円もするのですが、使ってる人いるんですか?そもそも、なんでAppleがこんなサービスを立ち上げたのか疑問。App Storeで買えるゲームじゃダメなの?
■iCloud容量を50GBにUP
金額的には妥当なのかも知れないけど、もうちょっと頑張って欲しかったかな。100GBだったら結構お得だったかも。ちなみにGoogle Driveは無料の15GBから100GBに増量すると月額250円です。
Apple Oneのサービスを一通り見てきましたが、ここはApple OneをApple MusicとApple TV+のみにしてもらって、Apple TV+がNetflixやAmazon Primeビデオのように、Appleオリジナル動画だけで無く一般コンテンツも扱うようになったら月額1100円はお得に感じるかもしれません。
なので、Apple Oneは今後のApple TV+のコンテンツ充実次第のところがあるのではないか、と思います。現時点ではまだ早いかな、と。
ちなみに、アメリカではApple One Premierという上位サービスがあり、これには日本で提供されるApple Oneのサービスの他にニュースを提供するApple News+やフィットネス番組のApple Fitness+、iCloud容量が2TBになるサービスが月額$29.95(日本円で約3150円)で追加されています。
しかし、アメリカではApple Oneの個人向けサービスは月額$14.95(日本円で約1600円)ということもあり、日本の価格は米国よりも戦略的なんですよね。
では、今回はここまで。