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DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

世界の終わりのものがたり

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3/10から日本科学未来館にて企画展として始まった「世界の終わりのものがたり」を早速見に行って来ました。

なお、毎回日本科学未来館の展示は写真付きでレポしてますが、さすがに今回はネタバレになってしまうと思ったので、写真は掲載しないでおきますね。

今回の企画展はかなり哲学的な要素を含んだ、考えさせられる展示です。科学館の展示なのに、ただ単純に科学の有用性や成果を展示するだけでなく、「科学の発展は本当にこれでいいのか?」という73の問いかけを「終わり」というキーワードを元に我々に提示してきます。

はっきり言ってこの企画展の感想を真面目に書こうとすると一冊本が書けてしまうのではないかというくらい、いろいろ考えを巡らせてしまいそうなのでやめておきますが、この展示の一つの隠れたテーマとして「死や終りによる変化」があるな、と思ったのです。

一つ印象的な展示として「生物は変化する(環境に適合する)ために死ぬのである」というのがありました。つまり、有性生殖で増えていく人のような生き物は絶えず遺伝子を変化させ適合種を存続させながら、その時代や環境を乗り越えていく自然の仕組みを持っていると。

一人の個人というのは種の変化を起こすためのきっかけとして存在している、と物凄く生物学的な見方をしてみると種を繁栄させるためのシステムの確率論的な非情さに目眩がしてきますが、これって種の繁栄だけでなくあらゆる要素の普遍的な概念として根底にあるのではと考えました。

なんとなく取り留めが無いまとめでしたが、それだけ奥深い73の問いをこの企画展示は我々に問いかけてきます。そのぶん観覧者の知性をくすぐられると思いますので、是非足を運んで見て考えていただきたいです。