DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

【FLEET WEEK 2015】艦艇公開@横浜

さてさて、今年は3年に一度の観艦式の年です。

船好きにとって観艦式はまさに至高の一大ページェント。が、しかし、今年も残念ながら観艦式(&予行)に参加できないことになってしまったため、その1週間くらい前から横須賀・横浜・木更津で行われる艦艇公開にいくことで気を紛らわせることにします(泣

というわけで、艦艇公開など様々なイベントが行われる1週間を海上自衛隊ではFLEET WEEKと呼んでいるようなので、今回は横浜で行われているFLEET WEEK艦艇公開レポです。

横浜では2会場で艦艇公開が行われています。いつもは大型客船が寄港する大桟橋に護衛艦「いずも」、赤レンガ倉庫の近く新港埠頭に訓練支援艦「くろべ」と潜水艦救難艦「ちはや」が公開されていました。

どちらに先に行こうか迷ったのですが、朝一からだったら新港埠頭の方が空いてるだろうということで、新港埠頭側から開始です。生憎の曇天ですがご容赦を。

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新港埠頭に係留中の左が「ちはや(403)」、右が「くろべ(4202)」です。

潜水艦救難艦「ちはや」

今年のGWに見た潜水艦救難母艦「ちよだ」とほぼ同機能を持つ艦艇で、救難艇(DSRV)を船体中央部に持っています。

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DSRV潜水艦救難艦の働きに関しては、潜水艦救難母艦「ちよだ」の艦艇公開レポをご覧ください。「ちはや」の方が「ちよだ」よりも艦歴が若いのでいろいろ改良されているようですが、外から見た分にはよく分かりませんね。

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格納庫上部から撮影。たくさんの毛布は観艦式とその予行で使うのでしょうね(ぐぬぬ、、)。

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「ちはや」艦橋の司令席からの眺め。今回の艦艇公開では艦橋など普段なかなか入ることの出来ないところを見ることができました。そこで、今回の見学ノルマとして「艦橋に入れたら司令席、もしくは艦長席に絶対座る」を自らに課すことに。

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過去の救難実績のボード。年代から「ちよだ」「ちはや」だけではないようですが、これは興味深い情報ですね。ハワイ沖の実績はあの「えひめ丸」の捜索ですよね。

訓練支援艦「くろべ」

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ということで、「ちはや」の隣に係留中の「くろべ」に移動です。「くろべ」の主砲である76mm単装砲です。

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これは訓練支援艦の主な装備である標的機「MQM-74 チャカIII」です。巡航ミサイルのような外観ですが、「くろべ」からこの標的機を発射し、訓練艦は標的機めがけて射撃もしくはミサイルを発射します。要は訓練用の的ですね。

下の写真はパラシュート格納部分で、標的機は的の役目を終えるとパラシュートで降下し拾って再利用されるとのことです。

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「くろべ」の後部甲板から撮影。右が「ちはや」。満艦飾がいいですね。

護衛艦「いずも」

実は見るのも乗るのも今回が初めてです。

初見の感想としては「でかい、とにかく、でかい」

全長248mって第二次大戦で活躍した空母加賀(238.5m)以上、空母翔鶴・瑞鶴(257.5m)以下の全長ですよ。全幅はその両空母よりさらに大きい38mって余裕で空母護衛艦ですよね。

#そうか、加賀さんは大きくなって復活ですか

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喫水線から甲板までの舷側が「聳え立つ」という感じ。「ひゅうが」型もデカいなと思ったけど、「いずも」は聳え立ってる感がスゴい。

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格納庫から甲板へ上がるエレベーター。毎回100人以上を乗せて上下させているので、相当な人数が詰めかけているにもかかわらず、そう思わせないところが凄い。普通の護衛艦なら入場制限掛かるレベル。まさに「いずも」の大きさがなせる技ですな。

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甲板上。船首付近から艦尾方向を見る。甲板上は雨でも滑りにくいように、もの凄くざらっとした舗装がされています。

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当日は全部で5機のSH-60Jが甲板で露天駐機されていました。大きさ的にその倍はいけそうですよ。

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艦橋前部に設置されているSeaRAM。従来型のファランクスもありますよ。

以上、横浜での艦艇公開の様子でした。さて、次は、、、