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白日夢を徒然なるままに

【FORESTER(SK)】フォレスターを買ってみた

随分と試乗記から時が経ちましたが、結局新型フォレスター(SK)のPremiumを買いました。

 

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FORESTER

 実はもう納車済みでして、慣らし運転も終わりましたので、そろそろブログにいろいろ感想を書いてみたいと思います。

 

何故フォレスターにしたのか?

 

はっきり言ってしまうと消去法で残ったからです。ある意味、妥協の買い物と言えなくも無い。

 

あ、でも後悔はしてないですよ。その理由をご説明しましょう。

 

今回はSUVにすることを初めから決めていました。プライベートでアウトドア活動が増えてきて、セダンでは容量に限界を感じていたのとある程度の悪路走行ができることが望ましかったからです。

 

まず、初めに目を付けていたのはBMW X3でした。一番初めに試乗もしたし、外装内装ともに好みだったからです。

 

でも買わなかったのは、他のSUVに試乗したらBMWの一番の美点である「走り」に関してはボルボ国産車でも大して差が無い事が分かったのと、アウトドアで悪路走って汚したり等使い倒す使い方をする予定なのでさすがに800万もする外車は避けました。あと、でかい。

 

最後まで残った候補はフォレスターCX-5だったのですが、CX-5をどうして買わなかったのかという最大の理由は「数多過ぎだから」。さすが人気車種だけ合って同じ駐車場に何台CX-5止まってるんだって状況なのでやめておきました。

 

で、最終的に残ったのがこのフォレスターだったと。 

 

#しかし、アウトドアフィールドになるとどこから出てきた!ってくらいフォレスターやスバル車が増えますよね。某スキー場ではスバルの中古車展示場かと思ったくらい#

 

まぁ、そう言うとフォレスターもありふれていますが、新型のアドバンテージということでまだ乗ってる人も少ないですからね。

 

フォレスターどうよ?

 

結論から言うと「とても良いのだが、ちょっと惜しい車」です。

 

高速道路の直進安定性ははっきり言って3シリーズより上ですし、「SUVの割には」ワインディングも楽しい車に仕上がってます。安全装備もかなり充実しているしユーティリティも申し分ない。後席を倒せば車中泊も十分可能なカーゴスペースもある。

 

では、どのあたりが「ちょっと惜しい」のか細かく見ていきましょう。

 

走行性能について

 

私のフォレスターのエンジンはe-Boxerではなく2.5Lの方ですが、慣らしが完了する前はかなり回転が重いエンジンでした。しかし、1000kmくらいから楽しいエンジンになってきましたね。スペックの割にトルクフルでNAらしいリニアな吹け上がりが気持ちよいです。トルクの出方(特性)が良いのでしょうね。

 

だから、よく言われるターボの必要性がイマイチ分かりません。動力性能にあまり不満はないので、仮にSKフォレスターでターボモデルが出ても私は気にならないと思いますね。

 

私はターボ特有のふわっとくるトルクの塊を体感するのも嫌いでは無いですが、かつてのホンダVTECエンジン(B18CやB16Aあたり)に育てられたドライバーなので、ガンガンにエンジン回した分だけパワーをひねり出すNAエンジンはもっと好きなのです。

 

フォレスターの2.5Lエンジンはストレス無くドーンと回るので良いですね。なので燃費はお察しなのですが、、、

 

ただ、低回転時のエンジン音がディーゼルみたいでガサツなのが残念。ロードノイズなどはよく抑えられているのだから、ここは気を遣って欲しかったところ。

 

あと、CVTがやっぱりくせ者でだいぶ抑えられてはいますが、時折顔を出すアクセルと連動しない違和感が気になります。スバルのCVTはよくできているとは言いますが、素性はやっぱりCVTを思わせるものがあり、最近の良くできた多段ATの感覚とは若干違います。

 

足回りは素晴らしいですね。さすがに車高が高いのでスラロームのような動きではセダンよりも安定はしないですが、それは物理法則なのでどのSUVでも同じ。普通に乗る分には腰高な感じはあまりないです。

 

マツダCX-5はやや硬めでスポーティーさを意識した足回りなのに対して、フォレスターはしなやかでしっとりとした足回り。勝手なイメージですが、マツダアルファロメオ的なイタ車の足回りを想起するのに対して、スバルは最近のBMWっぽいドイツ車的なものを感じますね。

 

そんな足回りを実現しているのは間違いなくSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)からくる剛性感の影響が大きいでしょう。ハンドリングや乗り心地、高速道路の安定感などいろんな所に寄与しているのがよくわかります。足回りは本当に素晴らしいです。

 

SUVとしての悪路走破性も非常に高いです。今まで未舗装林道や雪道を走ってきましたが、通常時でもAWDによる安定したトラクションと最低地上高の高さで問題なくこなしています。スリップするときはX-MODEを使えばいいですし。

 

あと、地味に効くのがコンパクトな車幅です。軒並み他の国産SUVが1850mm前後、外車は1900mm近くの大柄な横幅なのに対して、フォレスターは1815mmと比較的小さめです。林道など山間部の道は狭いことが多く、すれ違いも困難な所も少なくありませんのでそういった所で強みになります。

 

さすがにジムニーには敵いませんが、積極的にアウトドアフィールドに出るのであれば車幅のコンパクトさは運転の容易さも伴い武器になります。

 

以上、オンロードでもオフロードでも非常に高いレベルの走行性能を備えているのが、フォレスターの美点と言えると思います。

 

ユーティリティについて

とても使い勝手の良いカーゴスペースを持っていると思います。

 

まず、リアゲートの開口部が前モデルから大きくなり無駄な突起がほとんどありません。併せて、ゲートまでの高さが適切で大人であれば高いと感じることも無いと思います。よって、荷物の積み下ろしはやりやすい車になるでしょう。

 

多くのスタイリッシュなSUVはそのスタイルを気にするあまり、荷室やゲート付近の構造に問題があって、荷物の積み下ろし易さを考慮していないケースが多いのですが、フォレスターはその点抜かりはありません。

 

一方で、インテリアのユーティリティに関してはもう一工夫出来たと思いますね。コンソールにあるドリンクホルダーも取り出しやすい位置に無く、コンソールリッド(肘掛け)の物入れも蓋が大きくて使いにくいです。

 

後部座席のエアコン吹き出し口やシートヒーター、USBは同乗者に好評です。

 

で、フォレスター車中泊に向くのかという話ですが、ソロでの車中泊だったら私も何度かやっているのでいけると思います。ただ、身長170cmの私が後席を倒して荷室で足を真っ直ぐ伸ばして寝るには、荷室に対して体を対角線上に置く必要があります。なので、大人二人分の寝所確保は厳しいですね。

 

ただ、後席を倒すとかなりフラットな床面が出来るので、その点は他の車種よりも快適な寝床が出来ると思います。でもまぁ、本当に快適な車中泊したいなら素直に1BOXのミニバンかもっとデカいSUV買ってください(笑

 

エクステリア

 

対して残念なのはデザインですかね。フォレスターらしいと言えばらしいのですが、イマイチ垢抜けないのはスバルの伝統なのでしょうか。Premiumモデルはフロントに銀メッキ使いすぎで返って安っぽい印象。

 

なので、オプションのLEDライナー付けて若干誤魔化してます。理想はX-BREAKとPremiumの中間くらいの顔なんですけどね。

 

e-Boxerか2.5Lか

 

さて、悩ましいのは2L e-BoxerのAdvanceにするか、2.5Lのモデルにするかですよね。

 

購入する際に両方乗り比べてみましたが、確かに街乗りメインであればe-Boxerで十分なのかもしれません。モーターのアシストも凄く自然でマルチファンクションディスプレイの表示を見ていないとモーターが介入しているかどうか分からないくらい。

 

ただ、坂を登った時、特に登り出しのアシストがまだ追いついていない時に素の2Lエンジンの力不足を感じました。これだと、山に行ったときの登坂路とか大丈夫かな?と不安になるわけです。

 

しばらく乗っていると街乗りしているときもパワーは「必要十分」であって、余裕があるという感じではないことに気付きます。高速道路での追い越し加速や先ほど言ったような登坂路とか、自分がよく使うシチュエーションに合っていないかも、と試乗しながら感じていました。

 

なので、私はe-Boxerではなく2.5Lのモデルを選択したわけです。

 

2.5Lはなかなかトルクフルで街乗りレベルでは余裕を感じますし、高速や登坂路でも十分な力強さを発揮してくれています。

 

X-MODEについて(2019/8/12追記)

 

X-MODEについてはアウトドアフィールドに出ないとなかなか使う機会はないと思いますが、冬は雪に埋もれた駐車場からの脱出で、夏はやや荒れた未舗装の林道で使ってみましたので使用感を書いてみたいと思います。

 

X-MODEがそもそも何をする機能かというと「雪道や未舗装路、砂利道などの悪路で車輪のスリップを防いで走破性を向上させる機能」なんですよね。だから常用する機能ではないわけです。

 

X-MODEには一般的な悪路用の「SNOW・DIRT」モード、タイヤが埋まるほどの悪路用の「DEEP SNOW・DIRT」モードがありますが、個人的にこの二種類の違いは使ってみてもよく分かりませんでした。ただ、雪深い豪雪地帯に行ったわけでも、深いぬかるみに嵌まったわけでもないのでそうなったら違いは分かるのかも知れません。

 

X-MODEを設定することにより深い雪道でも林道の悪路でも、スリップを防ぎトラクションを確実に路面に伝えてくれるようになります。未設定時は深い雪や砂利の上に乗るとタイヤが滑ってトラクションが抜けているのがわかるのですが、X-MODEでそれが大きく軽減される感じです。

 

また、X-MODEを設定していると下り坂でヒルディセントコントロールが働くようになり、スリップを防止しながら一定の速度(かなりの低速)で坂を下ることができます。何度か発動させましたが、滑りやすい下りの坂道で運転の安心感につながり良くできた機能だと思いました。

 

但し、時速20km以下の時でしかX-MODEは設定出来ないのと、時速40km以上になると自動的にOFFになるので、除雪された雪道での走行といったよくあるシチュエーションで使う機能ではないです。あくまで、低速走行しなければならない悪路でタイヤのスリップを抑えたい場面に使う機能と思っておいた方が良いでしょう。

 

アイサイト

 

今回最大の収穫はアイサイトVer.3を手に入れたことでしょう。これは素晴らしい。

 

ツーリングアシストで高速道路での運転が劇的に楽になりました。特に渋滞したときは強力なドライブサポーターとして手放せなくなってます。

 

以前はアイサイトのようなACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール:前車追従型クルコン)は、運転を楽しみたい自分には必要ない装備だと思っていたのですが、使ってみて考えを改めました。

 

全車速対応ACC+車線中央維持の組み合わせで実現しているのがアイサイトのツーリングアシストなのですが、高速道路はこれでほぼ自動運転状態です。高速道路の緩いカーブならハンドルは車線維持機能で自動的に切れて操作の必要すら無いです。(ハンドルに手を添えておく必要はありますが)

 

感心するのが、減速や停止するときは比較的ゆったり、加速は結構メリハリある感じで行うので操作に不自然な感じがあまりないところですかね。ただ、渋滞時は無駄な加速をしてブレーキを多用する傾向があるので、ここは制御を見直して欲しいかな。

 

#提案なのですが、渋滞時にアイサイトのようなACCを使っている場合に後車に対して「ACC使用中」というのが分かるサインのようなものが出せるような仕組みが出来ないですかねぇ?人が運転する時ほどまだ頭が良くないので、後ろの車がいらついているのが分かるときがあるんですよね#

 

高速道路の運転は単調で長い距離になるほど実は楽しくないのです。さらに長い時間緊張感を維持する必要があるので、結構疲れるんですよね。それがだいぶ軽減される。

 

真価を発揮するのは渋滞の時で、特にアクセルON/OFFの運転負荷がかなり改善されます。面倒なのは3秒以上停止したらツーリングアシストが解除されてしまうので、手元でレジュームするかアクセル踏む手間があること。正直、ここは時間制限の無いボルボなどのACCの方が利便性としては上なので、スバルもこんな意味不明なルールを廃止して欲しい。

 

こんな人にオススメ!

 

と言うわけで、フォレスターは以下のような方にお勧めです。

 

・アウトドアが好きで快適に目的地まで移動したい人。特に高速道路を多用する人

SUVだからといって運転することの楽しみを失いたくない人

・燃費よりも走りを重視する人

・雪道や悪路をそれなりに走る人

・駐車場の都合で車幅が大きな車を買えない人(フォレスターは車幅1815mm)

・安全装備を重要視する人

 

オススメ出来ない人

 

逆にフォレスターをお勧め出来ない人です。

 

・荷物の積載量や乗員数が大事だという人

⇒素直にミニバンか大型SUV買いましょう。フォレスターはまだマシな方ですが、この手のミドルサイズSUVは意外と荷物積めないです

 

・燃費が車選びで最優先の人

⇒そんな人がSUBARUのクルマを検討してはいけません

 

・機械式駐車場に良く車を駐める人

⇒ハイルーフ車になるので駐車をお断りされる確率大幅アップです

 

・シティユースSUVをご所望の方

⇒e-Boxerもよいですが、トヨタかホンダが出してるクーペみたいなSUVを選んだほうが幸せになれそうです。4WDやX-MODEいらないでしょ?燃費も悪いよ?

 

 ここを改善すべき!

 

しばらく乗ってみていろいろ見えてきたので、既に書いたところ以外のフォレスター(SK)の気になったところ・良くないところを箇条書きします。

 

・車両価格は低く抑えているように見えるがこれは見せかけで、付けたいオプションをそれなりに搭載するとみるみる価格が上がっていく。特にナビが高い

・運転席周辺の操作スイッチ多過ぎ。画面操作の設定も多く面倒なので困ったものだ。そろそろテスラのように操作系は大画面のタッチパネルに集約する工夫が必要かもしれない

・マルチファンクションディスプレイ(MFD)は便利だが、Favorite画面で見ることが出来るメーターが少ないのでもっと増やして欲しい。例えば馬力・トルク計など

・ナビを三菱電機のものにしたが、AppleCarPlayとiPhoneを連動させたい場合は、グローブボックスからUSBケーブルを這わせないといけないので美しくない。ちなみにこのナビは音質が良いと言われているが6スピーカーにしては音質頑張っている方という個人的な評価。音の分離は良いが低音が弱い。ウーファーのオプションが欲しい。

三菱電機パナソニックのナビをビルトインで選べるが、ナビとしての使い勝手は両方ともダメダメである

・マルチスピーカー(9〜12くらい)のオーディオオプションが欲しかった。ただ、スバルは日本でカーインフォテイメント分野のやる気が感じられない。今後大きな問題になると思う

・センターコンソールにあるドリンクホルダーの位置が悪い。肘掛けが邪魔なのと、運転席に近すぎて左手でペットボトルがつかみにくい

・コンソールにスマホ用の非接触充電機能(いわゆるQi)をオプションでも良いので付けて欲しかった

・アイサイトだが大雨や濃霧などの悪天候時にすぐ使えなくなるのをなんとかして欲しい。むしろそういう時こそ頼りにしたいのだが、入力がカメラだけでは限界があるよね

・X-MODEセレクターはそんなに使う機会無いのに良い場所占拠しすぎ。電動ブレーキと位置を入れ換えて欲しい

・前席のホールド感がもう少し欲しかった。本革仕様にしたのだが少し滑るので、座面がもう少し沈むようになるか、サイドサポートがもう少しあると良かった

・360度ビューがあると良かった。モニタでフロントとサイド、後方をバラバラに表示しただけではイマイチ周囲を掴みきれない。いくら見切りと視界が良くても、車体周辺下部は死角のままになってる

・燃費は良くない。だいたい、9〜15km/Lで推移してる感じ。四輪駆動で車重があり空気抵抗も大きいSUVだから仕方ない面もあるが、ライバルと比較してももう少しどうにかならないのって言う感じ。レギュラーガソリン仕様なのが救い

アイドリングストップから復帰時の振動が大きい

・なぜかリアゲートがよく汚れる

・電動リアゲートは結構力強く閉まるので、子供の挟み込みとか注意して

・最後に、やはりこの車の外観は大人しすぎる。昨今のSUVは激戦区で各社相当力を入れている車種であるのに、フォレスターはエクステリアがちょっと冒険が足りないというか、コンサバすぎるのはウィークポイントなのではないか。もうすこし、「おっ」と思わせるものが無いと埋もれてしまうよね

ドコモでiPhone Xs

今まで使っていたiPhone7の更新と言うことで、今回はiPhone Xs(スペースグレイ 256GB)へ機種変更しました。正確にはauからドコモへキャリアも変えているのでMNPなのですが、そのあたりいろいろ感じたことをまとめようと思います。

 

以下の文章はiPhone7からXsへの変更とauからドコモへの変更での感想が一緒になっているのでご注意ください。

 

 
■良くなったところ


・ディスプレイが有機EL(OLED)になり綺麗になった。特に黒の「黒い感」がスゴい


・画面が大きくなり解像度も上がり文字などが見易くなった
  iPhone7:1,334x750 326ppi
  iPhoneXs:2436×1125 458ppi


・4x4MIMOに対応したので高速通信(ドコモならプレミアム4G 最大844Mbps)を使えるようになった。理論値なので実効速度はもっと下がるらしいが確かにプレミアム4Gエリア内での通信は快適になったかも


・iPhone7の写真機能でも不満はさほど無かったが、iPhoneXsではさらに良くなっていて感心した。夜間撮影時の仕上がりが良くなっていることを確認


・ApplePayの処理が早くなった。iDを使用している時、iPhone7では指紋認証含め支払いに微妙に待たなければいけなかったがそれが殆ど無くなった。素晴らしい

 

・トータルで見ると全体的な処理能力は上がっているのを感じることができる。ファイル転送やアプリのキビキビ感などiPhone7からは明らかに早くなっている


Docomo Wi-Fiがとても使える。月に300円払うとDocomo Wi-FiをPCやiPadなどでも使えるようになるが、セキュリティもWAP2エンタープライズでしっかりしているし、場所によっては802.11acを使えるので超快適。auWi-Fiサービスとはエライ違いだ(auは無料だが、MACアドレス認証なのでセキュリティに欠けるところがある)。当然エリアの広さは随一である。ビジネス用途に最適。


Wi-Fi繋がりで言うと、auの時はiPhoneが所構わず繋がるWi-Fiを拾ってしまうので使えない野良Wi-Fiにも繋がり逆に面倒だったが、ドコモはあまりそういうことが無いように感じる

 


■悪くなったところ


・体感出来るレベルで重くなった(138g⇒177g)。この39gの増加は想像以上にドッシリ来る


・画面サイズが大きくなった(4.7inch⇒5.8inch)が、本体の大きさはiPhone7とそんなに変わりは無い。とはいえ若干ではあるが大きくなっている。


・画面を横から見ると画面が青みがかるというか、全体的に色味が変わってしまう


ポートレート撮影をしようとすると画角が急に変わるのは何で?

 

 

■使い勝手

 

一番の懸念はホームボタンが無くなったことで操作性が変わることが不安だったのですが、杞憂でした。確かに新たに覚えなければならないことはあるものの、詳しく書いてある解説サイトでも見ればすぐ分かるもの。

 

「ボタンを押す」という操作がスワイプなどに変更される(ApplePayのFaceID認証が電源ボタンダブルクリックなどの例外あり)わけですが、どれも直感的なもので3日あれば慣れるレベルですね。

 

iPhoneX以降に出来たノッチの切り欠きですが、そんなに気になりませんね。アプリも最近はだいぶ意識して作られているようなのでさほど邪魔って感じでは無いです。

 

FaceIDに関しては認証も早く、想像以上に快適。メガネを掛けたり多少髪型を変えた程度では全く問題なしです。

 

 

■総評

 

キャリアを一周回って再びドコモに戻ってきたのですが、やっぱり使ってみて通信品質含めドコモが一番だと改めて感じました。今までauでは電波が入りにくかったところが良くなっているし、上のWi-Fiの例にもあるように細部にもきちんと使える通信環境を構築しているのは素晴らしい。さすがNTTの流れをくむ会社だけはあるというもの。


料金体系も分かりやすいし(au,Softbankが最悪なのだが)MNPの切り替えの手続きにも戸惑うことは無かったです。せっかく高い携帯料金払っているのだから、ストレス無く使えるというのは良いですよね。

 

iPhone Xsはお値段高いですが満足度も高いです。正直そんなに金出してまでして欲しいものかというと微妙な面もあると思いますがApple信者なのでしょうがないですw

 

もはや生活のライフラインとして欠かせないものになっているiPhoneなので、常時持ち歩いているものに多少投資してもバチは当たらないのではないかと思いますね。

 

【試乗記】レクサス NXとメルセデス GLC

いわゆる高級車の二本立て試乗記事です。

 

ではまずはレクサスから。

 

レクサス NX 300 F SPORT

 

ハイブリッドの300hが試乗車で無いとのことだったので、2L+ターボの300に試乗しました。

 

動力源の2Lターボエンジンは238ps/35.7kgととてもパワフル。実際乗ってみても、どの速度域から加速しても立ち上がりは満足のいくもの。

 

ただ、パワフルなのだが感覚的に一体感が感じられないです。パワーが出たなら出たきりで、加速や減速がある意味無機質で気持ちよさがイマイチでしょうか。

 

乗り味はあまり腰高な感じはせず、サスもF SPORTSだけあってそれなりに引き締められたもの。しかし、多少の突き上げはあるもののさほど不快感は無く、ドイツ車の硬い足回りに慣れている人であれば違和感ないでしょう。

 

内装はレクサスらしく豪華。見ていて思ったのが、昔は金に糸目を付けない結婚式をしていたと言われる名古屋の企業だと思うと凄く合点のいく内装だと感じました。ここぞとばかりに主張してくるフロントコンソール部分は迫力すら感じるほど。

 

SUVとしてNXはどうかという話になってくるとかなり微妙だと思いますね。結論としてはシティ派SUV(なんちゃってSUV)と言えば良いのか、本格的なSUVの使用は想定してない車なのかなと。

 

まるでクーペのような車内の狭さ、荷室もお世辞にも広いとは言えない。そういうのは素直にランクル買えってこと?!

 

 

メルセデス GLC

 

最近街でよく見かける車なので見てきました。最近のメルセデスっぽく外観も洗練されていてとても格好いい車ですよね。

 

試乗した車のグレードはGLC 200 Sportsでした。

 

エンジンは2Lターボで184ps/30.8kgとなかなかのスペック。車重に対してはどうかな?と思っていたが、ゼロ加速ではやや重さを感じるものの一旦走ってしまえば気にならない程度。

 

今まで試乗してきたX3やフォレスターCX-5から見ると取り回しに車体の大きさを感じる車ですね。軽快感にやや欠けるところがあるからでしょう。でも、それがメルセデスの「安全に振る」味付けなわけです。

 

足回りはCクラスの血筋だからなのかさすがと言うほかは無く、メルセデスらしいしっとりとした高級感溢れるもの。

 

内装は素晴らしいの一言。これにはレクサスNXも太刀打ち出来ないと思う。洗練された高級感というかギミックも端正で無駄が無い。X3も内装がよくなったとはいえまだまだメルセデスには及ばないですね。

 

ただ、メルセデスのコマンドシステム(ナビ)はマツダのものと大して変わらないダメさだと思います。ここはBMWの方が良い。早く新型Aクラスと同じものを装備すべきです。

 

室内も荷室も広くSUVとしても問題なし。ただ、価格的にX3と丸かぶりなので道具としてのSUVとして捉えると割高な感じがどうしてもしてしまいますね。「高級なSUV乗ってる俺サイコー!」と思いたい方には超オススメの一台ですが。

 

 

というわけで、2台のSUVの試乗記でした。

【試乗記】MAZDA CX-5

試乗記第三弾はマツダCX-5です。

 

人気の車種なのでよく街中でも見かけますよね。一体どんなものなのか実際に乗って確認してきましたのでレポしたいと思います。

 

 

実車を見てみた感想

 

・外観

 

最近のマツダ車のデザインは国産車では頭一つ抜けたカッコ良さがありますね。マツダの車という分かりやすいアイデンティティをフロントグリル部分で獲得しているのみならず、オリエンタルな流麗さや品の良さも感じます。

 

・内装

 

内装の質感がとても良いですね。正直驚きました。

 

CX-5のLパッケージは価格もそれなりですが、きちんと質感のある内装を作っているのは見事です。ただ、あの垂直に切れたったセンターコンソールは個人的にイマイチです。エアコン吹き出し口のメッキも安っぽい。

 

試乗してみた感想

 

今回試乗したのは2.2LディーゼルのXD Lパッケージ。

 

・2.2Lディーゼルの力強さが素晴らしい。パワフルでかつストレスを感じさせない滑らかな吹け上がりはディーゼルとは思えない。特にゼロ発進スタートで加速のキレの良さはSUV離れしている。

 

・操縦安定性は抜群。Gベクタリングコントロールや横滑り防止装置の恩恵でコーナーもすいすい曲がる。その代わり、それらの機能が介入してくるとハンドルの感覚で分かるので、「自ら車を操る楽しさ」という面では不満な人もいるかも

 

マツダ車の素晴らしさは車から醸し出される「気持ちよさ」にあると思う。CX-5でも健在で、例えば加速やハンドリングなどが運転手がストレスを感じず、心地よく感じるように調整されているな、と感じることがしばしば。本当に、操作することが気持ちいい

 

ディーゼルなのでエンジン音はガソリン車よりうるさい。ただ、車内ではさほど気にならなかった

 

マツダ車で気に入らないのがハンドルの異様な軽さ。もう少しドッシリとしていても良いと思うけど。前に乗ったロードスターもそうだった。逆にヒラヒラ感が出て車体が軽く感じるメリットあるけど、個人的には好きな感覚では無い

 

・運転中ボディの大きさはさほど感じなかった

 

BOSEの音響は期待ほどじゃなかった。マツコネ(ナビ)が相変わらずショボい。ナビが選択出来ないので、これがマツダ最大のウィークポイント

 

 

試乗後は「良い車に乗ったな」という満足感に包まれました。CX-5侮りがたしです。

 

そういえば、CX-5はこの秋の改良でMTミッション追加したり、ガソリンターボモデル追加したりするそうですね。後からMT追加する気概に感服いたしました。今時MTですよ!

 

いやー、マツダはいろいろと凄いメーカーになりましたね。

【試乗記】SUBARU 新型フォレスター

試乗記の第二弾です。

 

今回はスバルの新型フォレスターを見に行ってきました。スバルのディーラーに行くのはホント久しぶりです。

 

乗り換えるなら今のところの最有力候補だったので、事前に情報収集をしていた車でもありました。ネット上の試乗記を読んだり、YouTubeの動画を見ていたりして期待値高めで試乗に望んでます。

 

 

実車を見てみた感想

 

・外観

 

自分は悪くないと思いましたね。旧型からあまり代わり映えしないキープコンセプトだという意見もありますが、外観コロコロ変えて失敗している例もたくさん見ているので、むしろ「この形がフォレスターだ!」という主張があっていいと思います。

 

個人的にはX-BREAKとPremiumの中間くらいのデザインにして欲しかったです。X-BREAKはなかなか良いと思うのですが、PremiumやAdvanceは外観にちょっとおっさんクサさを感じます。

 

とくにフロントのフォグランプ付近やフロントグリルに銀メッキ素材をいたずらに使うのマジでやめてくれませんかね。これだけでおっさん度が急上昇です。

 

・内装

 

個人的にはもうちょっと頑張れたんじゃ、と思います。CX-5やエクストレイルが無駄なく端正な内装にしているので、フォレスターはちょっとまとまりがない感じがしますね。特にドアノブ付近のプラスチッキーさは早くどうにかした方が良いです。

 

乗り出し価格が350万〜400万する車なので、もう少し質感上げて欲しかったです。

 

・その他

 

一番感じたのは「あとで何か出来る余力を残しつつ、とりあえず新車をリリースしてみました」という本気出して無い感が伝わってくるオプション類や内装です。以下具体例です。

 

・後席が分割可倒式だが主流の4:2:4ではなく、6:4になってる。スキーやスノボ積むこと全然考えてない

・後部座席倒しても全然フラットじゃ無い

・室内ライトがハロゲンとLED混在

・X3やエクストレイルなどにある「リヤバンパーの下に足をかざすとリアゲートが開く」仕組みが無い。不便です。

・リアカメラがナビのオプション扱いになってる。サイドビューカメラが標準装備でリアカメラがオプションって逆じゃね?

など

 

一番の問題が搭載エンジン。世界的な傾向として普通は排気量上げるのでは無くて、ダウンサイジングターボとかにしてくるのではないでしょうか。レヴォーグの1.6Lもしくは2.0Lターボを何故積めなかったのか疑問です。

 

スバルとしてはCAFE方式(企業別平均燃費基準方式)の燃費規制への対応としてe-Boxerなのでしょうが、マイルドハイブリッド化するなら全モデルに搭載して欲しかったですね。なんだか対応策に迷いが見られます。

 

試乗してみた感想

 

今回試乗したのはPremiumです。

 

・ハンドリングや乗り味などはさすがスバルだと思った。背の高いSUVでありながらロールが抑えられ回頭性も良く、とても自然でイメージ通りのトレースを描くことが出来る操作性。サスは柔らかすぎず硬すぎずで、新プラットフォームSGPの効果なのかBMW X3と比較しても遜色ないレベルであったと思う。機会があれば高速道路で試してみたいところ

 

・X3の試乗の時同様、車の大きさをあまり感じさせないバランスの良さを感じた。運転席からの周囲の見切りの良さは特筆もの

 

・2.5Lのエンジンだが、低回転域のトルクがやや薄く感じた。NAだし、SUVという車種から来る車重も大きく影響していると思うが、ゼロ加速ではある程度アクセルを踏み込まないとすっと加速していかない。これはCVTのせいかもしれないけど。

 

・加速時にそれなりのエンジン音が運転席に入ってくる(心地よいエキゾースト音では無く、ドドドドというエンジン音)

 

・4WDの不自然さは感じなかった。昔、インプの4WDに乗っていたときは路面とハンドルの間に一枚板が挟まっているような妙な隔絶感があったが、フォレスターでは感じなかった。

 

・ハンドル周りがスイッチ多過ぎでうるさい

 

Advanceにも試乗したのでこちらの感想も書きます。外観・内装はほぼ同じなので、乗った感想だけです。

 

・Premiumと比較して車重の重さを感じる(実際100kg程度重い)。これは善し悪しがあって、ドッシリとした乗り味になり足回りはしっとりになる一方で、必然的に重くなる=加速に影響するのだがそこは上手くモーターが埋め合わせする感じ

 

・モーターが適切に関与してくれるときは良いのだが、急な坂とかモーターアシストのタイミングが遅れると非力な車感がどうしても出てしまう

 

・エンジンとモーターの切り替わりは非常にスムース。全然分からない

 

・街乗りであれば申し分ないレベルのエンジンなので高速とかあまり乗らないのであれば、Advanceも良いかも知れない

 

 

いろいろ文句言いましたが、総じて車の完成度は高いです。特にシャシーやサス、駆動系にスバルらしい走りへのこだわりを感じずにいられなかったです。また安全対策にもコストをかけている所は伝わってきました。

 

ただ、やはりまだまだ改善出来るところは多いと感じました。待てるのであれば今後の改良に期待してもいいのかも知れませんね。

 

【試乗記】BMW X3 xDrive20d xLine

少し早いですが、来年2回目の車検を迎える愛車の買い換えを意識しつつ気になる車を試乗して、その感想をブログに上げていきたいと思います。但し本当に買い換えるかどうかはわかりませんけどね。

 

今はセダンの3シリーズに乗っていますが、次の車は環境の変化や思うところがありSUVにしようと考えています。なので、試乗する車もSUVが多くなると思います。

 

では、今回はその第一回としてBMW X3 xDrive20d xLineを試乗した感想を書いてみたいと思います。

 

BMW X3 xDrive20d xLine

 

最近のBMWSUVBMWはSAVという言い方をしますね)に力を入れているようで、今回試乗したX3のみならず最近は新型X2のリリースやX4のモデルチェンジを異例の4年で行うなど矢継ぎ早に進化させています。

 

自分の中でX3というとどちらかというと走りに力点を置いた中途半端なSUVで高級車にしては内装が地味、という偏見に近いイメージを持っていました。なので、今までは全く興味の無い車種だったのです。

 

先日、車の点検で販売店に訪れた際にショールームの車を見ていたところ新型のX3が置いてあったのでじっくり見させて貰ったのですが、内装がとても洗練されていて高級車然としており、とても良くなっていたので試乗させて貰うことにしました。

 

【エンジン】

試乗車は2Lのディーゼルエンジン搭載車でした。190ps/40.8kgmとなかなかのスペック。

 

乗ってみるとディーゼルらしいコトコト音は車内には殆ど聞こえてこないので、運転中はディーゼルだと意識することはあまりありませんでした。スピードが乗ってしまえばトルクで押していく感じでパワーも十分。

 

ただ、ゼロ発進だとガソリン車に比べるとややパンチが弱いかなぁ、と思うところはあります。

 

【ハンドリング】

これはSUVとはいえさすがBMWと言ったところ。新型X3は新しいプラットフォームを採用しただけあってボディ剛性は非常に高く、背の高いSUVなのに腰高な感じを一切感じませんでした。

 

4WDですが路面のインフォメーションはそれなりに伝えてくるので、車体とドライバーの感覚が乖離するような感覚も無くとても運転しやすい車だと感じました。車幅1890mmと大きめのボディですが、さほど車の大きさを意識すること無く運転することが出来ます。

 

【デザイン】

BMWではMスポーツのデザインが得てして好みなのですが、X3はxLineの方が好きですね。

 

インテリアは先に述べたようにかなり先代より高級感が増しているのと、BMWの新しいナビやインパネを採用していて好感が持てました。

 

【総評】

というわけで短い試乗では好印象を残したX3ですが、いろいろ後で調べたり考えてみると我が家的には微妙な車であるという結論に達しました。その理由は、、

 

  • デカい。物理的に車幅1890mmは致命的。都市部の駐車場ではハイルーフかつこの車幅だと駐められないところや台数制限によく引っかかる
  • 価格。ここ最近のBMW車の価格は上昇する一方。それだけお金を払うのなら他の選択肢も魅力的なものがたくさんある
  • 女性に不人気。BMWのハンドルは重いので女性は嫌う人も多い。この車格とハンドルの重さで奥さん的にNGだった

 

その他に使い倒してなんぼのSUVにここまで高級な車が必要なのか、とかいろいろ思うところはあります。シティユース向けのなんちゃってSUVは今回考えていないのです。

 

また、最近日本で欧州車のディーゼルエンジン推しが酷いですが、欧州で売れなくなったからって日本に持ってきて売るのはやめて欲しいですね。X3もガソリン車の設定はあるのに試乗車がどこにも無くて売る気ないですもん。大してエコでは無いと見破られてしまったディーゼルに、無差別に減税枠設けている日本政府が原因ですが。

 

家族が使うのでジムニーほどストイックな車では無く、X3よりも小さくそこそこ走りの良いSUVを今後見つける長い旅になりそうです。

英海軍「アルビオン」&護衛艦「うらが」

8月4日に晴海埠頭で行われた英海軍「アルビオン」とそのホストシップ護衛艦「うらが」の一般公開に行ってきました。

 

英海軍「アルビオン」(HMS ALBION)はイギリス海軍揚陸艦で、今回は北朝鮮瀬取りを監視すべく国連軍として極東方面に派遣されたとのことです。なので、今回の一般公開では英海軍としているものの、東シナ海での活動では国連軍の一員として活動するとのこと。

 

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HMS ALBION

 

当日4日の公開時間は12時からだったのですが、どうやらアルビオン側が見せてはいけないものを隠すのに時間が掛かっていたようで、1時間ほど公開時間が遅れてアルビオンの公開が始まりました。

 

なので、時間通りに公開が始まっていた「うらが」の方から見学したので、まずは「うらが」の方からレポ始めます。

 

護衛艦 うらが

 

護衛艦「うらが」はうらが型掃海母艦の1番艦で日立造船舞鶴造船所で建造され、平成9年に就役した護衛艦です。

 

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護衛艦「うらが」

※正面から撮影出来なかったので後ろからの写真でゴメンナサイ

 

ちなみに掃海母艦ってなんやねん?という方に解説しますと、掃海艇や掃海艦が実施する掃海作業、つまり海に設置されている機雷などを除去する作業を指揮・サポートする役割が一つ。

 

そして、あまり知られていない掃海母艦の役割に「機雷敷設」があります。意外かも知れませんが自衛隊もかなり高性能な機雷を所有しており、機雷の設置を行うことができるのです。

 

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そういえば、以前呉で見た2番艦の「ぶんご」には主砲がついていたのですが、この「うらが」にはありませんね。ちょうど上の写真の撮影位置当たりに付くはずだったと思うのですが実際に設置する気は無さそうです。

 

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ヘリ甲板に展示されていたK-13機雷。これはだいぶ旧式の機雷ですが、デザイン的に一番機雷っぽい機雷かもしれません。

 

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そして、湾岸戦争の時に使用されたイタリア製「MANTA」機雷の訓練用機雷ですね。世界トップレベルの自衛隊の掃海能力を持ってしても相当手こずったそうで、対MANTA訓練用の機雷を作ったのが上の写真というわけです。

 

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4基据え付けられているデッキクレーン。補給物資や機材などをこれで積み卸ししたりするとのこと。

 

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今回の公開では艦橋に上ることが出来ました。基地での一般公開と違ってこういった特別公開の方がサービスいいのは気のせいでしょうか?

 

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掃海母艦の特徴である船尾の門扉。これらは機雷敷設の時に使用。

 

さて、アルビオンの公開が始まったようですので移動しましょう。

 

HMS ALBION

英海軍「アルビオン」(HMS ALBION)は2003年就役のドック型輸送揚陸艦です。

 

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基準排水量が14,600tとかなりでかい船です。「うらが」が5,650tなので倍以上の大きさですね。

 

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お出迎えはBv.206の装甲型。甲板にも大量に積まれてました。

 

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海外艦の楽しみの一つに紋章チェックがありますが、さすが英海軍艦艇の紋章はカッコいいですね。HMSはHer Majesty Shipつまり「女王陛下の船」の略です。

 

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艦内に入りました。ウェルドックに格納されている重機や小型船艇など。

 

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これは揚陸艇ですね。戦車は厳しそうですが人員は結構積めそうです。

 

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ヘリ甲板上ではちょっとしたミリタリー体験会状態で、ライフルや機関銃など実物を海兵隊指導の下いろいろ触れることが出来るコーナーが出来てました。まぁ、日本ではなかなか出来ない体験なので人気殺到してましたね。

 

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レーションの試食コーナーが個人的にはツボでしたね。実際に内容を紹介しながら配布もしていて、私はシリアルバーを頂きました。さすが英国海軍と思わせるのはレーションパックの中に紅茶のティーセットがあることと、日本海軍も真似た伝統のカレーが入っていることですかね。

 

 

かなり大きな艦内でしたが多様な展示がされていて飽きずに楽しめる一般公開でした。英海軍はこういった行事に慣れているのか、隊員の皆さんも非常にホスピタリティのある方ばかりで良かったです。