うーむ、やはり結構いるんですね。車検切れ/無車検車。
上記の記事によると
「2016年度は、札幌市東区、広島市南区、松山市、福岡市博多区、那覇市と全国5か所で拡大して実施した。その結果、登録車約25万台の車両に対して497台(0.19%)、軽自動車約14万台に対して586台(0.41%)の無車検車を割り出した。」
とあります。1%以下とは言え台数ベースで見ると結構な数です。
ちなみに車検切れ状態での公道走行は法律違反です。
違反すると以下の罰則が適用されます。
・6カ月以下の懲役又は30万円以下の罰金
・違反点数6点
また、車検受けてないということは自賠責保険も入っていない可能性も高いことから、自動車損害賠償保障法により以下の罰則も適用されることになるでしょう。
・90日の免停と1年6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金
・違反点数6点
残念ながら(?)日本の法律では両方違反すると2つの罰則を受けるのでは無くて、重い方の自賠責の方の罰則を受けることになります。
記事では違反者への注意喚起となっていますが、今後ナンバー読み取り装置等を使用した車検切れ車の発見を通して摘発を強化していくようですので、コストは掛かっても車検はしっかり受けるようにしなくてはですね。
まぁ、車検間隔が現状のクルマの信頼性に即していないなどの議論があるのも分かりますし、それは今後議論すべき所だとは思います。
しかし、時々いるヘッドライトやブレーキランプが片側点灯しているようなクルマや、タイヤの溝がツンツルテンの明らかに未整備状態のクルマを見ていると、そういった状態で走らせるのは事故の元なので最低限必要な点検・整備を受けていないクルマが公道走ってはイカンと思います。
それだけでなく、その車検切れの副作用である自賠責未加入状態は絶対に許容できません。そんなクルマ相手に事故起こされたらたまったもんじゃないですよ。まさか、自賠責入っていないのに任意保険は入っているクルマなんてないだろうし。
車に乗る権利は、安全に走らせる義務を果たしてこその権利です。そこの所を勘違いしてはいけませんよね。