DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

PlayStation VRを使ってみて

というわけで、以前にもレポしたとおり体験会で予約していたので発売日当日にPlayStation VRをGETしました!

 

daydream2006.hatenablog.com

 

体験会では短時間のデモだけだったので、使い勝手等詳しいことは分からずじまいでしたが、本日有給休暇取得してやりこんだのでいろいろ分かったことを書いていきますデス。

 

■設置など

 

開封の儀の模様は他のブログを見て頂くとして、設置したときに感じたのは以下の通り。

 

・さほど配線は複雑ではないが、接続する配線が結構あるのでPS4まわりはかなりHDMIケーブル等でゴチャゴチャになる

 

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こんな感じ

 

・PS4とVRのプロセッサーユニットを繋ぐUSBケーブルはもうちょっとどうにかならなかったのかな。PS4のUSB端子が前面にあるのでケーブルがもろに見えてしまいカッコ良くない

 

・プロセッサーユニットとヘッドセットを繋ぐケーブルは意外に長くて十分だと思うが、延長ケーブル等あれば安心できる人も多いと思う

 

・次のモデルは1本のケーブルでPS4との配線が終われるようにして欲しい。将来的には無線で接続できるようにしてほしいところ

 

■ヘッドセットの使用感について

 

・適切なヘッドセットの装着位置を見つけるまでにいろいろ試行錯誤が必要かも。一旦、見つけてしまえば問題ないが

 

・ヘッドセットの位置が少しずれただけで、ピントなどの関係で見える画像のクオリティも違ってきてしまう。しっかり固定する必要がある

 

・付属のイヤホンよりできるだけ良いヘッドホン使った方が良いと思う。出てくる音のクオリティは結構良いので忠実に再生出来る環境を作ってあげると満足度高いかも

 

・ヘッドセット装着すると周りが見えなくなるので、動き回ると結構危ない。周りにモノが無いことを確認してからゲームしましょう。コントローラーも見失わないように分かりやすい位置に置きましょう

 

■ゲーム等してみて

 

・とりあえず「PlayStation VR WORLDS」「サマーレッスン」「シン・ゴジラ VRデモ」の3つをダウンロードしてプレイしてみた

 

・「シン・ゴジラ VRデモ」はシン・ゴジラが映画でもあったように東京駅周辺で暴れる様子をVRで見るというモノ。無料の短いデモだが迫力がある。ファンの方は是非。

 

・「PlayStation VR WORLDS」は今まで体験会のデモとして使われてきたようなゲームの詰め合わせセット。短時間で終わってしまうゲームばかりだが、いずれもよくできていてVRの魅力を良く引き出せている。

 

PSVRを購入したらまずはこのゲームパックである程度使い方に慣れておいてから、他のゲームをするのもアリだと思う。

 

・注目の「サマーレッスン」だが、いろいろと目から鱗なゲーム。実際にやってみてこれからの進化の仕方によっては凄い可能性のあるコンテンツなのかもと感じた。このコンセプトもいろいろ応用しやすいだろうし。

 

今までに無いゲーム上のキャラとのコミュニケーションが出来るので、いろいろとマンネリ化している据え置き機ゲームでは久々の革新だと感じた。

 

あえて意図的にやっているのだろうけど、女の子キャラとの距離感が非常に近くて普段ではあり得ない感覚なのがまたいい(笑)

 

・VR酔いする。基本的に動きの激しいゲームは長時間出来ないと思った方が良い

 

・想像以上に疲れる。これはヘッドセットの重さとかの話ではなくて、VRの画面を凝視していると眼と頭が思ったより疲労するから

 

■シネマティックモード

 

個人的に注目していたのがブルーレイの再生をVRヘッドセットで鑑賞する「シネマティックモード」の存在。以下、使ってみての感想です。

 

・画面の大きさを3種類(117インチ相当の小、163インチ相当の中、226インチ相当の大)設定することが出来るが、正直使えるのは中か小のどちらか。大は画面が大きいのに視点が近すぎて、全体を見るのに大きな視線移動が必要になるので疲れる。

 

・恐らくほとんどの人は「小」or「中」に設定することになると思われる。小だと常に正面に画面が設定されるのと、視線の移動を伴わない大きさがちょうど良い。ヘッドセット側の周辺画質が良くないので画面ギリギリをあまり使わないのが良い

 

・なので、小でも必要十分だと思う。ホームシアターでも120インチクラスの大きな画面持ってる人は多くない

 

・画質はそれなり。思っていたよりも良かったが、全体的に粒状感があり解像度は低め。周辺の画質劣化がある

 

・ヘッドセットしながら長時間の映画鑑賞は同じ体勢を常に維持する必要があるので結構辛い

 

 

とりあえず、購入一日目の感想なのでまだまだPSVRに良い点・悪い点はあると思いますが、おおむね満足しています。きっとバージョンアップ等でより良くなっていくでしょうし。

 

まだまだこれからのシステムなので、今後驚きのある画期的なゲーム含めたコンテンツが登場することを期待しています。その萌芽は充分感じますよ。

「響け!ユーフォニアム」北宇治高校の吹奏楽部日誌

 あれ?ついこの間「立華高校マーチングバンドへようこそ」を読んで感想を書いたような気がするのですが、また「響け!ユーフォニアム」シリーズに新刊が出ました。

 

響け!ユーフォニアム  北宇治高校の吹奏楽部日誌」です。

 

 

 

なるほど、今度はファンブックですか。 

アニメの二期も始まったからか、原作側も畳みかけてきますねー。

 

ということで、さきほど読み終えました。内容的に1日で読み切れる感じ。

 

中身としては新作の短編2つと原作者の武田綾乃氏へのインタビュー、あとはキャラ紹介とか吹奏楽あるあるの記事など。まぁ、メインは短編とインタビューかな。

 

これはファンブックなので、まずは「響け!ユーフォニアム」の4冊と「立華高校マーチングバンドへようこそ」の2冊、つまり「響け!ユーフォニアム」シリーズ全てを読破してからこの本を読みましょう。それが前提の内容です。

 

ところで、これでもうすでに7冊目の「響け!ユーフォニアム」シリーズ本ですが、これらは以下の順番で読むことをオススメします。

 

まずは原点の1巻から!

 

熱い展開の2巻を読んで

 

そして全てが明かされる3巻へ

 

上記の3冊を読み終わった後に、

 

 

「北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話」を読むこと。これは事後談など本編を補完するエピソードをまとめた短編集なので、シリーズの内容を知っていることが前提で書かれているからですね。

 

そして次は「立華高校マーチングバンドへようこそ」へ

 

 

 

 この前後編の2冊をYouTube京都橘高校のマーチング動画を見ながら一気読みしましょう。北宇治高校の話とは完全に独立しているので、こっちを先に読んでも違和感はないかもデス。

 

そして一番最後に、、

 

 

 

この「北宇治高校の吹奏楽部日誌」を読むのがベストです!

理由は読めば分かります、ってか表紙でネタバレしてるな。

 

「北宇治高校の吹奏楽部日誌」の2つの短編はシリーズの総まとめ的内容なのですが、前編に当たる「冬色ラプソディ」について吹奏楽経験者はかなり楽しく読むことが出来ると思います。

 

定期演奏会で演奏する曲を選ぶシーンがあるのですが、これでもかと吹奏楽曲の曲名が出てきますよ。それぞれ登場人物が演奏したい曲を提示するのですが、なかなかキャラの好みが出ていて面白いです。

 

例えば、秀一はPOPやフュージョンの編曲ものが好きそうだし、希美は重厚な吹奏楽オリジナル曲好き、晴香と夏紀はJazz系、久美子は演奏会で良く聞くポピュラーな吹奏楽曲好きってとこですかね。

 

これ以上はネタバレするので詳しくは書きませんが、経験者であれば演奏したことや聞いたことある曲があると思うので、吹奏楽を知らない読者よりも俄然有利!

 

ちなみにこの短編に出てくる曲ならA.リード作曲の「アルメニアダンス・パート1」やTHE SQUARE(当時)の「オーメンズ・オブ・ラブ」あたり好きですね。あとユーフォ吹きならホルストの第二組曲は憧れの一曲だし、「ディスコキッド」はえらい昔の課題曲なのに人気ありすぎ。

 

定演は吹奏楽部のお祭りなのでニューサウンズ(*注1)などの楽しい曲で構成したくなる気持ちは分かりますし、じっくり聞かせる吹奏楽オリジナル曲も欲しいところですよね。選曲は私もやったことあるので大変さとか面白さとかよく分かります。

 

原作者インタビューはなかなか興味深いですね。特にキャラの作り方とか、そういう風に設定していったのかとちょっと驚きでした。

 

あと、ユーフォ経験者ならタイトルでこのシリーズの本を手にとってしまうだろうって、また凄い狭いとこ狙ってきてたんですねー(笑)。とは言え、私なんかはまんまとその作戦にのせられたわけで、、、えぇ無論後悔はしていませんとも。

 

 

 というわけで「響け!ユーフォニアム」シリーズはひとまずこれで一段落ですかね。今後100年はEuphonium吹きが主人公の物語がアニメ化にまでされることは無いと思いますが、現役時代を思い出しつつ大変楽しませて頂きました。

 

 

注1:ニューサウンズ・イン・ブラスのこと。ヤマハ吹奏楽向けに毎年出している映画音楽やJazz、ポップスなどを中心とした編曲モノの楽譜。もはやこれ無しに定演の選曲は不可能と言っても良い

 

【追記】

アニメの1話見た。あんな形で「ダッタン人」使ってくるなんてズルイなぁ。。。私にとってもとてもとても思い入れの深い曲なのです。原作では「ダフニスとクロエ」だったから完全に油断していたよ、、、

 

 

BMW 318i復活

ついに復活しましたね、BMW 318i。

 

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今度の318iは噂通り3気筒1.5Lエンジンを搭載し、お値段も若干魅力的になって登場した1台となっています。若干ね。

 

318iのエンジンの諸元は馬力が136ps/4400rpm、トルクが22.4kgm/1250-4300rpmとなっています。ちなみに320iは184ps/5000rpm、トルクが27.5kg/1350-4600rpmです。

 

320iでエンジンにまぁまぁの力強さを感じることが出来ますが、想像するに318iのエンジンは動かすのには十分でも余裕をあまり感じられないエンジンと予想します。お世辞にも3シリーズの車重は軽いとは言えませんからね。

 

そう考えると、1シリーズが存在する現在、そんなに318iの需要ってあるのかちょっと分かりません。

 

基本的にボディはDセグメントセダンorワゴンなので、その容量を確保しつつ3シリーズの静粛性と安定性を求めるユーザーがターゲットって感じですかね?!

 

 これが3シリーズ販売の起爆剤になれば良いですが、、、果たして?!

映画「ハドソン川の奇跡」

週末に映画館で映画を見るがルーチンになりつつあるこの初秋ですが、今週も映画「ハドソン川の奇跡」を鑑賞してきました。

 

クリントイーストウッド監督にトム・ハンクス主演とスタッフ見ただけでクオリティは約束された感じの映画ですが、果たして如何に。

 

以下、一言箇条書き感想です。

 

・いつものイーストウッド作品。とても淡々とした描写で、最後に観客に「これを見てどう思いましたか?」とまるで問いかけてくるような映画

 

・この旅客機がハドソン川に着水した事件は日本でもニュースで報道され知っていたが、事後の顛末までは知らなかった

 

・飛行機事故の検証は行われるべきだが、機長への責任の追及という形で行われていたというのはちょっとショック

 

・機長という仕事の責任は重大なのだと認識。乗客155名の生死を預かる中でのギリギリの選択が成功したとしても容疑者として俎上に上げられてしまうなんて

 

・日本だったらどうなるんだろうと考えてしまった。同じような状況で「空港に緊急着陸可能だった」と報道されてしまった瞬間袋だたきに遭ってしまうのだろうか。昨今の報道の傾向とか見ていると可能性大のような

 

 

イーストウッドの作品の特徴は上述したとおり、その作品を淡々と描くことに徹しその解釈を観客側に委ねることにある。

 

ただ、一点気になった点として、今回の作品に関しては事故責任を追及する側、日本で言えば事故調査委員みたいな人が「悪者」っぽく描かれているのがちょっと気になった。

 

できれば、責任を追求する側の内情もちゃんと描いて欲しかったなと。そうしないと、バランスが取れなくなってしまうし、何故彼らが一般にはヒーロー扱いされている機長達にあの様な杜撰な追求を行ったのか理解できない。

 

このあたりはアメリカでも官僚や政府の画一的で一辺倒な対応に辟易っていう考えがもしかしたらあるのかなと思ってしまった。

 

私の期待しているイーストウッド作品は、例えば善と悪が戦っているとして、一見善の方が正しそうなんだけど、悪の側から見てみると一概にはそうは言えず、善と悪どっちが正しいんだ?!みたいな展開を期待しちゃうのです。

 

そういった鑑賞後の「モヤモヤ」とか「腑に落ち無さ」を生み出す映像の力がイーストウッド作品の特徴だと私は勝手に思ってます。

 

まぁ、ただ最後はスカッとする終わり方なので、鑑賞している側のカタルシスは満たされますけどね。イーストウッド作品としては個人的にやや消化不良気味です。

立華高校マーチングバンドへようこそ

いつの間にか「響け!ユーフォニアム」シリーズにスピンオフ小説が出ていたので購入してみました。

 

やっと前・後編読み終わったので感想を書きます。

 

 

 

響け!ユーフォニアム」が黄前久美子の成長物語と弱小吹奏楽部の成り上がりストーリーならば、こちらの「立華高校マーチングバンドへようこそ」は佐々木梓の奮闘記と吹奏楽強豪校の強豪校たる所以を書いたもの、と言えばいいかな?

 

とはいえ、「響け!ユーフォニアム」のようにメインはこの作者特有の時にはウエットで深くえぐってくるような人間関係の描写にあるので、吹奏楽やマーチングを特に知らなくても青春活劇として楽しめる作品ではありますね。

 

主人公の佐々木梓は強豪校でも1年からレギュラー勤める程のトロンボーンの演奏技術を持っていて、超努力家でさらに社交性があって面倒見が良いという「パーフェクト高坂麗奈」みたいなポジションなので、ちょっと完璧キャリアウーマン然とした前編は彼女への感情移入は難しいかも知れません。(ちょい役のアニメではそんな感じはしなかったが)

 

まぁ、だから後編でいろいろ試練に遭うわけですが、その解決の仕方が等身大の高校生らしくて「スーパーウーマン梓」ではないのがいいです。あぁ、やっぱ普通の悩める女子高校生だったんだっていう感じですね。

 

社交家だから故の悩みというか、優しさ故の勘違いというか結構複雑な人間模様を描くドラマが各所に散りばめられていて、読む方もそれなりの緊張感を強いられる箇所がいくつかあります。 

 

例えば前編だと梓とあみかの関係に入ってくる志保の言動とか、後編だと柊木芹菜の存在とか一見梓に対してマイナスの影響を与えているように感じるものであっても、実は梓に対する彼女らなりに考えた上での行動や言動だったりするわけですよね。

 

そのあたりのディスコミュニケーションというか意思の疎通のすれ違いが結果的にもたらす関係性の緊張感とその解決は読んでいてもハラハラしてきます。

 

このあたりは作者の武田綾乃氏の文書もだいぶ洗練されてきて、「響け!ユーフォニアム」の時よりもだいぶ読みやすく表現も自然になってきているのも大きいかと思いますね。

 

私が高校時代にいた吹奏楽部は初期の北宇治高校のような、県大会であわよくば銀賞か?という弱小吹奏楽部だったのですが、それなりに練習はしていてコンクール前とかは結構夜遅くまでやっていた記憶が。

 

しかし強豪校ともなると練習量や厳しさはそんなものでは無いのですね。でも、コンクール前とかって一種の高揚感があって、それが例え厳しい練習でも先輩や同級生も頑張っていると結構自分も影響を受けて頑張れちゃったりするんですよね。

 

自分の高校時代を思い出して、「そういえば、自分もこれに近いことあったなー」とか感慨にふけりながら読めるのもこの「響け!ユーフォニアム」シリーズではあるのですけどね。

 

そうそう、この「響け!ユーフォニアム」シリーズでも何回か出てきた立華高校はモデルとなる実在する高校があるということを最近知りました。その界隈では有名な高校だということで、YouTubeでその学校のマーチング動画を見つけたのですが、控えめに言ってぶっ飛びました。

 


京都橘高校 第56回3000人の吹奏楽2016

 

さすが水色オレンジの悪魔。自分の知ってる「マーチング」の概念が崩壊していく。。。マーチングと言うよりも半分創作ダンスみたいなもので、作中の「演奏しながら跳んだり跳ねたり」って言っていたあすか先輩は嘘じゃなかったのねと。

 

上の動画のマーチング見てから小説読むと理解が深まりますよ。最後の方で十八番の「シング シング シング」もちゃんとやってくれてますし。 

 

以上、ちょっと遅めの夏休み読書感想文でした。

映画「君の名は。」と新海誠作品と

見てきました。

 

さすがにもう公開4週目過ぎたこの映画を見に行く人もまばらだろう、と思って映画館に足を運んだら全然そんなことなくて、300席超えるキャパの箱がほぼ満員ってスゲーなと思いつつポップコーンをむさぼり食い鑑賞した感想です。

 

一応私は新海誠監督作品はそれなりには見ていて、「雲の向こう、約束の場所」から始まって「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」「言の葉の庭」まで鑑賞済み。あ、もちろん全部レンタルで、、

 

もうすでにいろいろなところで言われているので、手抜き的にネタバレ無し箇条書き感想です。

 

・新海作品の特徴でもある「美しい映像」は健在でしたね

 

・ちょっとだけSFしているのも話にアクセントがあって良い

 

・逆に新海作品ぽくないのが、見ている人にいちいちサービスしてくるところ。今まではそういう所バッサリ切ってきていたのに

 

・とはいえ、こういう形にでも作品作れるんだ、と逆に評価しちゃいました。分かる人だけ見てくれればいい、と言うところからの脱出を試みたのか?!

 

・「星を追う子ども」はそういう意味でかなり中途半端かつあざとい感じがしたので、「君の名は。」で良い着地点を見つけられたと思う

 

・「すれ違い劇」や「遠くの誰かを思う話」は新海作品の真骨頂だし、一番得意とするところ。それが今作にもいかんなく発揮されてる

 

・そういう意味でエンディングは過去の新海作品を知っている人なら「やっぱりね」という感じだと思う。予定調和というと言い過ぎだけど、某秒速と違って救いがあるのはよかったかな

 

・逆に同じような終わり方で人生の無常を感じ、その儚さに涙したいなら「秒速5センチメートル」を見るべし

 

・この映画をすごく乱暴に表現すると「「秒速5センチメートル」に「転校生」の要素付け足して、砂糖水で割った甘口カクテル」って感じか

 

で、総評なんだけど、、

 

隣に座っていて感動していた若者には申し訳ないが、個人的なこの映画の評価は「そこそこ面白い、至ってフツーの映画」だ。どの辺に感動すれば良いのか夫婦で見に行ったけど、おっさんにもおばさんにもわからなかったよ。

 

なんと言うか、頭からっぽにして見る夏休み映画の域を出てないのよね。そこそこ面白いんだけどココロに引っかかるものが無いから後を引かないんだ。

 

私的な新海作品の楽しみ方は、やることのない雨の日の休日にiTunes Storeでレンタルして、ぼへーっとしながら「人生なんてそんなもんよ。しかも、映像のように美しくもないしな!」とか毒づきながら見ること。

 

テーマが深い分「聲の形」の方が個人的には好きだなぁ。

iPhone7を5日間使ってみて

iPhone7をこの連休に持ち出していろいろ使ってみました。
その使用感やレビューなどなどです。

 

なお、今回はiPhone6からの機種変更でキャリアもSoftbankからauに乗換えました。
基本的に比較対象はiPhone6になります。

 

■第一印象

 

まず、iPhone7を使ってみた第一印象としてはストレスフリーに尽きますね。

 

iPhone6でアプリ起動などで時間が掛かっていた所が先日のiOS10の導入でもだいぶ快適になりましたが、さらに高速なCPUを得たことでサクサク起動し動作するのは使っていて気持ちが良いです。

 

速度的なところであればiPhone6と比較したら体感できるレベルでわかります。カメラの起動や重いゲームの起動など負荷の大きな処理で顕著です。

 

電池の持ちも使っている限り悪くないと思いますが、まだ使い始めなのでノーコメントと言うことで。

 

<2016/10/6追記>

iPhone6と比較して電池の持ちは明らかに良くなっています。測定したわけではないですが体感的に減りはゆっくりです。

 

■ホームボタン

 

うーん、これは慣れる必要性アリ。

 

前にも書いたけど、「押した」というフィードバックが希薄なんですよ。

 

「押した」じゃなくて「背面が震えた」なんです。だから、iPhone7を机の上に置いた状態で、人差し指だけでホームボタンを押しても押し込んだ感触もなく、TapTicエンジンの揺れも本体側を揺らしているだけなので、ついつい長押ししちゃって意図せずSiri呼んじゃうんですよね。


■ディスプレイ

 

iPhone6sと同じくRetina HD Displayですが、とてもビビッドな色使いで見易いですね。今までより最大輝度が高いのと、色域が広がったことで写真表示もiPhone6と比べても全体的に明るく鮮やかな表示で見た印象がまた違ってきます。

 

InstagramTwitterなどで写真をよく見る人には改良だと思います。

 

■カメラ

 

もともとiPhone6のレベルでiPhoneのカメラは十分完成されていたと思うので、今さら劇的な画質向上などは期待していませんでしたし、実際あまり変わった気はしません。

 

ただ、明るいレンズを搭載した事でシャッタースピードが稼げて暗い所での歩留まりが上がったりと「暗所での強さ」は向上していると思います。このあたり、デジタルカメラの進化と同じでスマホのカメラも暗所性能の向上が今後の鍵になるのでしょう。

 

まぁ、カメラの詳細な性能や使い勝手はいろいろなところが今後検証していくと思うのでそれを待ちましょう。でも、今まで通り普段使いには十分すぎる性能です。

 

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Photo by iPhone7   1/60   f/1.8  ISO20  HDR撮影 リサイズのみ

 

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 Photo by iPhone7   1/30   f/1.8  ISO25 リサイズのみ

 

2枚目の写真はsRGBの色域では花びらのディテールを再現できないので写真の色域をそのまま残しました、モニタによっては色が潰れて見えるかも知れません。

 

■オーディオ

 

気になる3.5mmヘッドフォンジャックが無くなった影響ですが、これは結構大きいかなぁ、と。

 

初めはそれなりにボリュームを上げれば聞ける音質かな、と思ったのですがiPhoneといつも繋いでいるヘッドフォン(AKG  K490NC)でじっくり聞いてみるとやっぱり劣化はそれなりにあるなぁ、という結論です。

 

車や家のオーディオにはすでに以前からiPhoneのLightning端子経由で音声出力していて、むしろ良い音で聞けていたのでイヤホン端子がなくなってもさほど影響はないのではと楽観視していました。

 

しかし、実際にアダプタを通して聞いてみると、音質の劣化は明らかにあって、音の解像感やダイナミックレンジなどはiPhone6と同じようにはなかなか聞こえません。特に中高音域はちょっと物足りない感じかな。

 

どうしても我慢ならない音質マニアな人はDAC搭載ポタアン買うか、iPhoneで音楽聞くの辞めるかですね。まぁ、こういう人はBluetoothという選択肢はないだろうし、そもそももうプレーヤーとしてiPhone使ってないでしょうし。

 

そのうちもうちょっとマシな音質を提供するアダプタとか出てきそうな気がするので、私はそれを待とうかなと思ってます。とはいえ、外出先で聴くようなケースでは我慢できない音質ではないです。

 

 

とりあえず今のところ、私にとって重大な欠陥はないのでおおむね満足していますが以前のような「買い換えによるワクワクする何か」というのはもうほとんどないですね。

 

でも、まだ一つFelicaという隠し球を持っているのですが使えるのが10月。それまでにPasmoもVISAもApplePayで使えるようにして欲しいですね。そうしたらオーディオ周りは許してあげるのだが。