タイトルのレンズですが、だいぶ価格的にもこなれてきたということもあり、使わなくなったレンズを処分して買ってしまいました。
一眼レフを使い始めのときはどちらかと言うと広角〜標準域のレンズをよく使っていたのですが、ある程度使っていると、というか子供の成長に連れて必要なレンズが変わってきますね。
今まではEF70-200mm F4L IS USMが唯一の望遠レンズでしたし、実際コレで十分事足りていたのですが、運動会や発表会など200mmでは足りないと思うことが多くなり、発売以来評判の高かったこのレンズに注目していたわけです。
というわけで、最近めっきり使わなくなった広角のズームや単焦点を売り払い購入と相成ったわけです。
#これにて我が家のレンズラインアップはだいぶ整理され、EF24-70mm F4L IS USM / EF70-200mm F4L IS USM / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの3本だけになりました#
というわけで、レンズの習熟も兼ねて動物園(横浜のズーラシア)に行ってきたので、その写真とともにこのレンズについてレビューしてみましょう。
EOS 5D Mark III / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM /ISO640 400mm f/7.1 1/400秒
ズーラシアにしたのは実は意図的で、実はここの動物園は敷地が広大で動物にも十分なスペースを与えているので、他の動物園よりも動物がやや遠いところにいることが多いのです。
なので以前来たときは200mmまでの望遠レンズでは全く歯が立たなくて悔しい思いをした場所だったので、今回は100-400mmの望遠ズームでリベンジというわけです。それにカメラの練習台として動物は身近で格好の標的なんですよね。
EOS 5D Mark III / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / ISO800 400mm f/8 1/320秒
スマトラトラがメチャクチャこっち見てるよ!それにしても写真は色乗りが良く、体毛のフサフサ感もわかります。望遠ズームのテレ端でこの解像感は素晴らしいですね。
EOS 5D Mark III / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / ISO200 263mm f/5.6 1/250秒
フンボルトペンギンはちょうど換羽期を迎えていて毛がボロボロでした。F値が高めの望遠レンズなので背景のボケも固めですが、まぁ、こんなものでしょう。
EOS 5D Mark III / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / ISO5000 158mm f/8 1/160秒
これは普通の猫じゃないですよ。南米の熱帯雨林に生息するオセロットです。やや暗いオリの中にいたということもありISO5000とかになってますが、なかなかにいい感じで撮れました。
EOS 5D Mark III / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / ISO2500 400mm f/14 1/400秒
サバンナのハンターことリカオンです。「パック」と呼ばれる群れで狙った獲物を仕留めるので、ライオンよりも狩りが上手と言われています
後ろにあるリカオン舎の中で飼育員さんが清掃していたからか落ち着き無く扉の前をウロウロしていました。動きのあるものもキヤノン純正ならではの高速でピントが合いますし、サーボでの追従性も全く問題なしです。
まぁ、このF値は、、、いろいろ試行錯誤中なので、、、(^_^;
EOS 5D Mark III / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / ISO250 400mm f/7.1 1/320秒
アミメキリンですね。木にぶら下がっているエサ箱の草を2頭で食べている所。結構遠い(100mくらい離れている)ところからの撮影でしたが、400mmの威力でここまで撮れました。
1日使っただけで「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」は文句なしに素晴らしいレンズだと確信。テレ端側でもキレキレですし、色乗りも良しでさすが最新鋭のLレンズだけあります。
ただ、やはり持ち歩きは大変でした。三脚座を外してカメラに付けたまま歩いて移動していましたが、レンズだけで1,570gで、カメラと合わせて2.5kg近くになります。感想としては重いというよりも「かさばる」という感じ。
その重量もあるのですが、どちらかというとデカさの方が私は気になります。肩掛けのカバンを一個抱えているような感じで、周りに結構気を遣いますよ、これは。
最後に1点関心したこととして、レンズ胴長の固定について書きます。
このレンズは焦点距離を上げると筒が伸びるタイプのレンズなのですが、カメラにつけたままレンズを下に向けておくと自然とビローンと伸びてしまいます。
そこで、焦点距離調節リングの硬さ調節で一番HARDの状態にしておく必要があります。EF24-70mm F4L IS USMは固定スイッチがあってそれで固定するのですが、このレンズはそうではなく硬さ調節のリングを回して固定する必要があります。
確かにスイッチだといちいちレンズを見ながら操作しないといけないのですが、リングの操作なら場所を覚えてしまえば撮影後に構えたままでくるっと調整できたりします。実は慣れればコレ便利かもって思いました。
というわけで、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを一日使ってみた感想でした。前評判通り、利便性のみならずとても満足度が高いレンズであることは確認できましたので、今後もバシバシ使っていきたいと思います。