DAYDREAM

白日夢を徒然なるままに

【FLEET WEEK 2019】艦艇公開@横須賀

4年ぶりの観艦式と言うことで、行って参りましたFLEET WEEKの艦艇公開@横須賀。前回は木更津会場もあったのですが、今回は横須賀と横浜だけなのですね。

 

前回2015年のFLEET WEEKの様子はこちらからどうぞ。

 

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というわけで、FLEET WEEK 2019一日目の10/5に横須賀に行ってきました。

 

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ヴェルニー公園から撮影。逸見桟橋には「てるづき」「あさゆき」が停泊。写真奥の吉倉桟橋がどちらかというとメイン会場で6隻の護衛艦が艦艇公開を行っていました。

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朝8時前の逸見桟橋の2隻。まだ艦首の国旗も満艦飾も掲揚されてませんね。掲揚風景は以下の動画でどうぞ。

 


【2019 FLEET WEEK】 満艦飾@横須賀

 


【2019 FLEET WEEK】 横須賀基地でのSH-60Jの着陸

 

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横須賀総監部入り口。8:30頃はまださほど混雑した様子はナシ。この後は荷物検査の後に艦艇公開開場へ向かいます。さすがこのあたりは手慣れているだけあってスムースに進んでいた様子が窺えました。

 

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「てるづき」は今年に入ってから晴海で見学済みなので一旦スルーして、混雑の予想される潜水艦を先に見学します。今年はそうりゅう型潜水艦「こくりゅう」でした。

 

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まぁ、潜水艦の見学と言ってもいつものように前甲板を歩くだけですが、潜水艦は近くで見ないと分からない構造とかあって興味深いです。写真は甲板部にあるスリットで溝が出来ているのですが、外殻部分がこのようになっているのは遠巻きだと分からないですよね。

 

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巨大な艦橋を横目にしつつ艦を下ります。

 

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吉倉桟橋に来ました。手前の桟橋では掃海艇や多目的艦などが湾内クルージングやってました。

 

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さて、吉倉桟橋の奥の桟橋で護衛艦6隻の艦艇公開を実施。桟橋手前側に停泊しているのは奥から「こんごう」「ちょうかい」「さみだれ

 

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桟橋奥側に停泊していたのが手前から「いかづち」「はたかぜ」「はるさめ」。それぞれ3隻づつがひとかたまりになって、相互に行き交いながら見学していくルートになっています。

 

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まずは「いかづち」側に乗り込みました。「いかづち」は見学客の乗船下船担当艦で甲板上以外は見学不可でした。

 

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「はたかぜ」の後甲板に来ました。時間を区切って行われる艦橋見学の募集をしていたので早速申し込み。この後レポします。このまま隣の「はるさめ」に移動します。

 

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「はるさめ」後甲板。気合いの入ったフラッグですね

 

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「はるさめ」は艦橋見学が出来るとのことだったので遠慮無くさせて頂きましょう。艦内入ってすぐのはるさめの標識。宇佐神宮って艦内神社が宇佐神宮の分祠なのかな?

 

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艦橋に上ってきました。まだ会場が開いてすぐなので空いてました。じっくり見学出来て良かったです。

 

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艦橋のウイング部分から艦首方面を望む。遠巻きですが湾の入り口付近に護衛艦「かが」が停泊しているのが見えます。せっかくだから公開してくれれば良いのに。

 

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むらさめ型の操舵装置やテレグラフなどですが、この後見学するはたかぜ型のものと比較すると興味深いです。むらさめ型の方が新しいので当たり前ですが機能的に見えます。

 

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さて、「はたかぜ」艦橋見学の時間が来たので艦内に向かいます。写真は艦内入り口のマット。「はたかぜ」はそろそろ退役が近づいており、今後艦艇見学の機会も限られると思われるので、今回は詳しめに見ていきましょう。

 

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ここも入ってすぐの艦内神社。諏訪神社?のお札がありますね。

 

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艦橋に上がりました。20人くらいのグループでの見学なので狭い艦橋はいっぱいっぱい。でも、その分きっちり時間を確保して詳しく教えて頂けましたし、信号ラッパも実演して頂くなど盛りだくさんで、とても楽しめました。

 

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はたかぜ型の写真上がテレグラフ、下が操舵装置ですが、先の「はるさめ」のものと比較すると年期を感じますよね。こういった違いを確認出来るのもFLEET WEEKならではの大規模な艦艇公開だから可能なことなのです。

 

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「はたかぜ」艦橋(司令席側)から艦首方向の眺め

 

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艦橋内の様子。伝声管があるのがいいですね。

 

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艦橋見学を終え、「いかづち」側に再度渡っていきます。

 

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「いかづち」の76mm速射砲と艦橋

 

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さて、次は「こんごう」側を見に行きます。「こんごう」「ちょうかい」のイージス艦は何度も見学しているのでスルーします。

 

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さて、個人的な今回の艦艇見学のメインは護衛艦さみだれ」です。母港の呉では何度か見てはいるのですが、艦艇見学は今回が初めてなので。

 

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さみだれ」も艦橋に登れたのでチャフロケットランチャーの脇を通って、艦橋に向かいます。

 

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さみだれ」も「はるさめ」同様にむらさめ型護衛艦ということもあり、設備はほぼ同じなので詳細は割愛します(笑。

 

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さみだれ」の海図台。黒いカーテンがいいですね

 

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むらさめ型テレグラフと操舵装置が一体になっています

 

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さみだれ」前甲板から中央「ちょうかい」奥「こんごう」。

 

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「こんごう」の127mm単装砲

 

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逸見桟橋のヘリポートに駐機していた艦載ヘリであるSH-60J。内部見学も出来ます

 

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最後に「てるづき」と「あさゆき」を見学します。

 

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62口径5インチ単装砲と「てるづき」艦橋

 

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「てるづき」の前甲板を回って、「あさゆき」に移動します

 

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あさゆき」も甲板上だけ見学出来るコースでした。はつゆき型はヘリ甲板が1層高いところにあるので、そこも見学しようとすると垂直のハシゴを登る必要があり、そこで見学者が渋滞を作っていたので諦めました。

 

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「てるづき」の後甲板に戻って、後方で停泊している潜水艦「こくりゅう」を撮影。やはり潜水艦見学は普段なかなか出来ないこともあり人気ですね。

 

以上、2019 FLEET WEEK@横須賀の様子をお届けしました。

 

 

 

〜おまけ〜

朝早く開場前から並んでいたのは提督達だったのですね。まさか基地内で艦これグッズの物販やるなんて知らなかったのでビックリ。物販に全く興味ないのでスルーですが、海自もこのゲームとコラボする時期が3年、いや5年遅いよ。

 

というわけで、艦艇公開中に見つけた艦娘達ギャラリーです。桟橋にもっといたのは知っているのですが撮影しなかっただけです。とりあえず艦上にいたのは網羅しているかと。

 

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夕立改二 on はるさめ。「はるさめ」の姉妹艦である、「ゆうだち」も横須賀来て欲しかったなぁ。っていうか現代でも夕立と春雨が姉妹艦なのは嬉しい。

 

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島風 on はたかぜ。確かにはたかぜ型の二番艦は「しまかぜ」ですから関係ないわけではない。「しまかぜ」は佐世保にいますよね。

 

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旗風 on はたかぜ。やっとご本人登場。

 

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狭霧 on いかづち。えぇぇ、なんで!

 

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金剛改二丙 on こんごう。このパネルが「こんごう」に寄贈されたらしく、「こんごう」側からの感謝のメッセージが熱かったですね

 

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五月雨 on さみだれ。まさに護衛任務はお任せの五月雨に護衛艦は相性良いですね

 

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川内改二 on さみだれ。あぶくま型護衛艦「せんだい」がいるのですが、「さみだれ」に載せてきましたね。それよりもなぜ「いかづち」に雷がいなかったのか謎です。

 

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鳥海改二 on ちょうかい。自衛官がお年寄りにこの絵を説明していましたが、果たして通じたのだろうか。

 

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愛宕 on こんごう。夕立改二、川内と愛宕は白抜きボードに絵が描かれているだけなんですよね。すっかり分かる人だけ分かる展示になってました。

 

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加賀 with てるづき。横須賀沖には「かが」がいたので是非コラボして欲しかったのですが残念です。

 

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涼月 on てるづき。あえて、てるづきに載せるなんて運営は本当に涼月が好きなんだな、と見つけたときは思いましたが杞憂でした。

 

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照月 on てるづき。後甲板にご本人がいらっしゃいました。これで安心。よく見ると、旗風、金剛改二丙、五月雨、照月は艦これロゴが入ってない観艦式専用ボードなんですね。

 

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鹿島 on あさゆき。なんとここで鹿島ですか。初雪ではダメだったのか?!

金剛などの観艦式専用ボードは艦娘ベースの新規書き起こし護衛艦娘にすれば良かったのでは、と思ったり。あの運営ならそのくらいやって欲しかった気がする。

 

以上。

英海軍「モントローズ」&護衛艦「むらさめ」

2019年3月9日に晴海埠頭で行われた英国海軍フリーゲート艦「モントローズ」とホストシップである護衛艦「むらさめ」の艦艇公開に行ってきましたので、その様子をブログに書きます。

英国海軍 フリーゲート艦「モントローズ

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フリーゲート艦「モントローズ」は16隻建造された23型フリーゲート艦の7番艦で、1994年就役の船になります。

 

日本に来たのは昨年に来航した英国海軍「アルビオン」同様、国連軍として北朝鮮瀬取り監視で来た模様です。ここは一つ、いろいろな国の軍艦が参加して日本を訪れて頂けると嬉しいのですが。

 

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艦名の由来は英国の公爵家で、モントローズスコットランドにある都市名でもあります。船の紋章のバラもモントローズ家の紋章のバラを持ってきているものと思われます。

 

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生憎私の見学時には前甲板を公開していなかったので、後甲板が見学のメインになっていました。上の写真は格納庫に収められている哨戒ヘリコプターです。リンクスでしょうか。

 

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英海軍恒例の銃火器展示です。さすがに今回は見るだけ。

 

見るものだけ見て船を下りました。次はむらさめです。

 

護衛艦「むらさめ」

 

まぁ、もう何回か艦艇公開で見学させて貰っている艦ですので、手短に。

 

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停泊場所の都合上、前から写真撮れないので後から。

 

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今回は76mm速射砲の内部を見ることが可能でした。給弾の仕組みを間近に見ることが出来て興味深かったですね。

 

そういえば、貰った艦艇のパンフレットが新しくなっていましたね。A4サイズの冊子ではなく、縦に四つ折りになっていて、なかなかの情報量でした。あ、某ゲームの村雨が、、、

 

英海軍「アルビオン」&護衛艦「うらが」

8月4日に晴海埠頭で行われた英海軍「アルビオン」とそのホストシップ護衛艦「うらが」の一般公開に行ってきました。

 

英海軍「アルビオン」(HMS ALBION)はイギリス海軍揚陸艦で、今回は北朝鮮瀬取りを監視すべく国連軍として極東方面に派遣されたとのことです。なので、今回の一般公開では英海軍としているものの、東シナ海での活動では国連軍の一員として活動するとのこと。

 

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HMS ALBION

 

当日4日の公開時間は12時からだったのですが、どうやらアルビオン側が見せてはいけないものを隠すのに時間が掛かっていたようで、1時間ほど公開時間が遅れてアルビオンの公開が始まりました。

 

なので、時間通りに公開が始まっていた「うらが」の方から見学したので、まずは「うらが」の方からレポ始めます。

 

護衛艦 うらが

 

護衛艦「うらが」はうらが型掃海母艦の1番艦で日立造船舞鶴造船所で建造され、平成9年に就役した護衛艦です。

 

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護衛艦「うらが」

※正面から撮影出来なかったので後ろからの写真でゴメンナサイ

 

ちなみに掃海母艦ってなんやねん?という方に解説しますと、掃海艇や掃海艦が実施する掃海作業、つまり海に設置されている機雷などを除去する作業を指揮・サポートする役割が一つ。

 

そして、あまり知られていない掃海母艦の役割に「機雷敷設」があります。意外かも知れませんが自衛隊もかなり高性能な機雷を所有しており、機雷の設置を行うことができるのです。

 

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そういえば、以前呉で見た2番艦の「ぶんご」には主砲がついていたのですが、この「うらが」にはありませんね。ちょうど上の写真の撮影位置当たりに付くはずだったと思うのですが実際に設置する気は無さそうです。

 

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ヘリ甲板に展示されていたK-13機雷。これはだいぶ旧式の機雷ですが、デザイン的に一番機雷っぽい機雷かもしれません。

 

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そして、湾岸戦争の時に使用されたイタリア製「MANTA」機雷の訓練用機雷ですね。世界トップレベルの自衛隊の掃海能力を持ってしても相当手こずったそうで、対MANTA訓練用の機雷を作ったのが上の写真というわけです。

 

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4基据え付けられているデッキクレーン。補給物資や機材などをこれで積み卸ししたりするとのこと。

 

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今回の公開では艦橋に上ることが出来ました。基地での一般公開と違ってこういった特別公開の方がサービスいいのは気のせいでしょうか?

 

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掃海母艦の特徴である船尾の門扉。これらは機雷敷設の時に使用。

 

さて、アルビオンの公開が始まったようですので移動しましょう。

 

HMS ALBION

英海軍「アルビオン」(HMS ALBION)は2003年就役のドック型輸送揚陸艦です。

 

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基準排水量が14,600tとかなりでかい船です。「うらが」が5,650tなので倍以上の大きさですね。

 

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お出迎えはBv.206の装甲型。甲板にも大量に積まれてました。

 

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海外艦の楽しみの一つに紋章チェックがありますが、さすが英海軍艦艇の紋章はカッコいいですね。HMSはHer Majesty Shipつまり「女王陛下の船」の略です。

 

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艦内に入りました。ウェルドックに格納されている重機や小型船艇など。

 

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これは揚陸艇ですね。戦車は厳しそうですが人員は結構積めそうです。

 

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ヘリ甲板上ではちょっとしたミリタリー体験会状態で、ライフルや機関銃など実物を海兵隊指導の下いろいろ触れることが出来るコーナーが出来てました。まぁ、日本ではなかなか出来ない体験なので人気殺到してましたね。

 

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レーションの試食コーナーが個人的にはツボでしたね。実際に内容を紹介しながら配布もしていて、私はシリアルバーを頂きました。さすが英国海軍と思わせるのはレーションパックの中に紅茶のティーセットがあることと、日本海軍も真似た伝統のカレーが入っていることですかね。

 

 

かなり大きな艦内でしたが多様な展示がされていて飽きずに楽しめる一般公開でした。英海軍はこういった行事に慣れているのか、隊員の皆さんも非常にホスピタリティのある方ばかりで良かったです。

護衛艦「はたかぜ」

毎年恒例の「晴海みなと祭り」に行ってきました。

 

いつもはヘリや消防艇が晴海埠頭前を所狭しと駆け巡る「水の消防ページェント」をメインに見に行くのですが、もう何度も見て知っている(演出は基本的に毎年同じ)ので今年は護衛艦「はたかぜ」の艦艇公開に的を絞って行くことにしました。

 

ちょうど「水のページェント」をやっている最中を狙って艦艇公開に潜り込みました。だいたいこの時間に来る人は「水の消防ページェント」を見に行くので比較的空いてるんですよ。

 

#周りを見ていると晴海みなと祭りのメインイベントである「水の消防ページェント」があることを知らなくて、超低空でヘリが護衛艦の近くを飛ぶのをビックリしながら見ている人もそれなりにいましたが#

 

さて、改めて今回の公開艦艇は護衛艦「はたかぜ」です。

 

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はたかぜ型護衛艦ネームシップとして長崎の三菱造船所で建造され1986年に就役した艦艇で、2番艦は以前に佐世保の艦艇公開で見学した「しまかぜ」ですね。定係港は横須賀なので晴海とは目と鼻の先です。

 

daydream2006.hatenablog.com

 

「はたかぜ」は護衛艦では珍しく主砲が前甲板と後甲板に一門づつ付いていて、主砲を二門も持っている護衛艦は今ではもう「はたかぜ」型のみ。しかも前甲板にターターと単装砲とアスロックという利根型重巡並みのかなり偏った兵装の配置をしているのです。まぁ、それが良いのですけど。

 

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主砲は5インチ(12.7cm)の単装砲で砲塔内で人力で動かせる今となっては古いタイプのものです。もともとは米軍で採用していたものですが、それを日本でライセンス生産したものが「はたかぜ」型に搭載されてます。

 

今回はこの砲塔と砲門をぐるぐる回して稼働しているところをデモしていました。結構な高速で砲塔が旋回するのと、最大仰角のほぼ真上の角度(85度)を取るところなんかはかなり迫力がありました。

 

これはなかなか良いモノを見せて貰えてラッキーでした。

 

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主砲から艦橋にかけて。この主砲の手前にターターミサイル発射装置があり、隠れて見えませんが後方にアスロックの発射装置があります。

 

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後甲板の主砲の砲門とCIWS

 

後甲板ではラッパの吹奏や手旗信号のデモンストレーションをクイズを交えながら面白おかしくやっていました。さすが広報に長けた第一護衛隊群のみなさんです。

 

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はい、というわけで今回の艦艇公開見学記はおしまい。

 

 

仏海軍「ヴァンデミエール」&護衛艦「ゆうぎり」

久々のブログ更新です。

 

今回は2月10日に東京晴海埠頭で行われたフランス海軍フリーゲート艦「ヴァンデミエール」とホストシップとして同行している護衛艦「ゆうぎり」の艦艇公開に行ってきましたのでその模様をレポートします。

 

何年も艦艇公開に行っていると2回目、3回目と複数回艦艇公開に参加することになる艦艇もよくあるのですが、この両艦艇とも2回目の艦艇公開の参加になります。

 

ヴァンデミエール」は2015年の観艦式にフランス海軍代表として参加しており、その前の横須賀で行われた艦艇公開で一度乗艦しています。また、護衛艦「ゆうぎり」も2015年の東京みなとまつりで行われた艦艇公開で乗艦してました。

 

daydream2006.hatenablog.com

 

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とは言え、およそ2年半〜3年ぶりの再会なので楽しみです。

 

ヴァンデミエール

 

では、まず初めに「ヴァンデミエール」から。

 

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(余り良い写真じゃ無くてゴメンナサイ)

 

ヴァンデミエール(VENDEMIAIRE)」はフランス海軍所属フロレアル級フリーゲート艦の5番艦です。フリーゲート艦とあるように排水量2600t、全長が100mにも満たない艦艇としては小ぶりな船ですが、度々日本にも訪れておりなじみの深い船でもあります。

 

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艦尾方向から。甲板上に哨戒ヘリが見えますが前半分が布で覆われていて「公開している」という感じではありませんでした。残念。

 

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主砲塔と艦橋。主砲は100mmの単装砲です。

 

そういえば、半日しか艦艇公開しないことが響いてか、かなりの人数の乗艦希望者が長蛇の列を作っていましたね。

 

内部の写真は公開しません(笑)。艦内が手狭で人がたくさん写ってしまっているため自粛します。見たい方は上にある観艦式の時の艦艇公開の方でご覧ください。ほとんど変わっていませんでしたので。

 

■ゆうぎり

 

次は護衛艦「ゆうぎり」

 

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「ゆうぎり」は1989年就役のあさぎり型護衛艦の3番艦です。かの浦賀造船所で建造された艦艇ですね。

 

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主砲である76mm速射砲と艦橋。主砲と艦橋の間にアスロックの発射装置が見えますが、最近の艦はVLSに置き換えられてしまっているので久々に見た感じがします。

 

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艦対空ミサイルであるシースパローの発射装置 GMLS。ダミーのミサイルが入っていますね。

 

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ヘリ甲板と格納庫。右は晴海客船ターミナルの建物です。

 

晴海埠頭には毎年何隻かの海外艦艇が入港しますが、入港後の艦艇公開はすっかりおなじみになっていて、今回も結構な人が集まっていましたね。

 

以上、簡単ではありますが艦艇公開のレポでした。

メキシコ海軍練習帆船「クアウテモク」&護衛艦「おおなみ」

久々の艦艇公開レポです。写真がたくさんあるのでご注意ください。

 

9月6日から晴海埠頭に寄港しているメキシコ海軍練習帆船「クアウテモク」の一般公開に行ってきました。今回の日本側のホストシップは護衛艦「おおなみ」です。

 

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手前の帆船が「クアウテモク」、何故か後ろに「海王丸

 

帆船は本当に船の芸術品ですよね。上の写真で「クアウテモク」の後ろに接岸している日本の帆船「海王丸」もそうですが、マストの構造や船首像など、工芸品なんじゃないかと思うほど美しさを感じます。

 

ちょうど昨年の今頃もチリ海軍の帆船「エスメラルダ」が寄港していましたが、季候も良くなってきて秋の寄港シーズン到来です。

 

daydream2006.hatenablog.com

 

海王丸や去年のエスメラルダと比較すると「クアウテモク」はだいぶ小ぶりな帆船です。むしろ良くこれで太平洋横断してきたなぁ、と感じるほど。

 

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 では、乗り込んでいきましょう。

 

ちなみに船の名前である「クアウテモク」とは、メキシコにかつて存在していたアステカ王朝最後王様の名前でメキシコの国民的英雄だそうです。

 

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乗船するとすぐに見えるのは補助エンジンの煙突と思われるものとマリンベル。美しいモニュメントのようになっていたので思わず撮影。

 

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これは後甲板にあった舵輪。舵輪の取り付け部分が木造のベンチのようになっていて面白い構造になっていますね。

 

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先ほどの舵よりも中央よりにあるこちらがメインの舵でしょうか?屋外ですがテレグラフ羅針盤もあって操船する設備は整っている感じです。

 

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船首まで来ました。小ぶりな船なので後甲板からもすぐです。前方に今回のホストシップである護衛艦「おおなみ」の船尾が見えます。

 

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揚錨機の所にあったマリンベル。この船には確認出来ただけでも2つマリンベルが設置されていましたね。

 

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船首付近から後甲板方向を撮影。マストと複雑に展開するロープが帆船の特徴ですね。板張りの甲板も今時の船にはない感じで雰囲気あります。

 

そう言えば、この船には帆船にはだいたい付いているハンドキャプスタンが無いですね。ハンドキャプスタンとはロープ巻取機のことで手動のモノと自動のモノがあるのですがこの船ではどうしているのでしょうね?(ハンドキャプスタンについては上にリンクがある「エスメラルダ」の記事をご覧ください)

 

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恒例のお土産売り場。いくつか売り切れ品もありましたが、Tシャツやマグカップなど販売されていました。

 

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「クアウテモク」船尾から。帆船は後ろから見ても美しいです。大きなメキシコ国旗がたなびいてます。

 

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「クアウテモク」の船章。カッコいいなぁ。

ちなみに"ARMADA DE MEXICO"はスペイン語で「メキシコ海軍」の意味。"BUQUE ESCUELA CUAUHTEMOC"は「練習船クアウテモク」の意味です。

 

さて、これで「クアウテモク」の見学は終了。次はこちらも艦艇公開中の護衛艦「おおなみ」に行きます。

 

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ホストシップと言えばたかなみ型ですが、今回はたかなみ型の2番艦「おおなみ」です。確か昨年韓国艦艇が寄港したときもホストシップを勤めていました。

 

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突然ですが、「おおなみ」の127mm主砲弾頭部分。持たせて貰いましたが重さ32kgは想像よりも重かったです。見た目の大きさよりもぎっしり詰まった重さなんですよね。

 

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もうヘリ格納庫の中ですが、フラッグとともに乗艦記念の撮影スポットが(正式名称はなんて言うんだこれ?)。特定の護衛艦専用のこれって初めて見ました。

 

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格納庫内ではおなじみのヒモ結び体験会やってましたが、何故か教える側の隊員の皆さんはプロレスの覆面をかぶってやってました。そういえばメキシコ艦艇のホスト役だったな、と気がついたのは下船後。

 

ミル・マスカラスとか懐かしいですよね。もはやおっさんにしかわからんネタなのでは?

 

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最後にヘリ管制室に入れて貰いました。むらさめ型たかなみ型の格納庫口の脇にあるガラス張りのあれです。写真はヘリが着艦時に使用する着艦拘束装置の操作盤です。

 

というわけで、メキシコ海軍練習帆船「クアウテモク」&護衛艦「おおなみ」の艦艇公開レポでした。

東京みなと祭り '17

はい、今年も行って参りました「東京みなと祭り」

 

昨年は望遠レンズを忘れるという失態を犯し、このイベントの花形「水の消防ページェント」を満足に撮影出来ないという惨事に見舞われたのを思い出します。

 

今年こそはリベンジすべく東京みなと祭り二日目(5/28)に参戦です。

以下、水の消防ページェントと艦艇公開の模様をお送りいたします。

 

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EOS 5D Mark III /EF70-200mm F4L IS USM/ ISO100 155mm  f/10  1/320秒  

 

今回の船舶的な興味としてはこの写真の消防艇「ありあけ」でしょうか

昨年末に就役した新しい消防艇です。イベント冒頭のパレードのシーンから。

 

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EOS 5D Mark III /EF70-200mm F4L IS USM/ ISO100 200mm  f/9  1/320秒  

 

そして、東京消防庁が誇る大型消防艇「みやこどり」の面舵での回頭シーン

この船は6器の放水銃と毎分7万トンの放水可能なポンプを備えています

 

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EOS 5D Mark III /EF70-200mm F4L IS USM/ ISO100 121mm  f/10  1/320秒  

 

「みやこどり」を中心に消防艇4隻による放水デモ

上空後方から消防ヘリがこちらに向かってきています

 

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EOS 5D Mark III /EF70-200mm F4L IS USM/ ISO100 200mm  f/8  1/400秒  

 

さて、次は消防レスキューのデモンストレーションです。

いつものように水上バスが火災に遭っているという設定で始まるのですが、実際に音と煙をまき散らしながらそれっぽく見せる演出は迫力があります

 

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EOS 5D Mark III /EF70-200mm F4L IS USM/ ISO100 180mm  f/8  1/400秒  

 

現場にいの一番にやってくるのが消防ヘリ「かもめ」です

切り抜き無しのフルサイズ+180mmでここまで大きく撮れるということは、それだけ近くを飛んでいると言うこと。客席ギリギリを飛ぶヘリの迫力が凄いのです。

 

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EOS 5D Mark III /EF70-200mm F4L IS USM/ ISO100 200mm  f/8  1/400秒  

 

先ほどの消防ヘリ「かもめ」が火災が起きた船から海に飛び込んだ人を救助する隊員を海面ギリギリまで降下して海上に下しています。

 

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EOS 5D Mark III /EF70-200mm F4L IS USM/ ISO100 200mm  f/8  1/320秒  

 

隊員を下ろして旋回する「かもめ」

ちょうどヘリの下あたりに遭難者を救護しているところが見えますね

 

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EOS 5D Mark III /EF70-200mm F4L IS USM/ ISO100 200mm  f/8  1/400秒  

 

ふたたび「かもめ」が遭難者の直上まで来て、引き上げるための要員を降下させているところ。このあと遭難者を引き上げて回収します。

 

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EOS 5D Mark III /EF70-200mm F4L IS USM/ ISO100 200mm  f/8  1/400秒

 

遭難者を回収した消防ヘリ「かもめ」が帰還するところ

客席のある晴海客船ターミナルをギリギリかすめていきます

 

お恥ずかしながら、このカメラを買って2年半経ちますが今回初めて高速連写モードを実戦で使用してみました。ヘリ画像の歩留まりの良さは連写のおかげですね。

 

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EOS 5D Mark III /EF70-200mm F4L IS USM/ ISO100 116mm  f/8  1/640秒

 

「かもめ」よりも大型のヘリ「こうのとり」がやって来ました

 

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EOS 5D Mark III /EF70-200mm F4L IS USM/ ISO100 93mm  f/8  1/400秒

 

大型消防艇「みやこどり」に一旦収容された遭難者を消防ヘリ「こうのとり」が回収し搬送するため、ヘリから消防艇へ隊員が降下しているところ。これら収容のプロセスはとても迅速且つ確実なモノでした。さすがですね。

 

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EOS 5D Mark III /EF70-200mm F4L IS USM/ ISO100 89mm  f/8  1/500秒

 

さて、炎上した水上バスですが赤い煙を吐きながらまだ航行していたので、消防艇が総掛かりで火消しを始めました。無事消火が完了し、このデモは終了です。

 

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EOS 5D Mark III /EF70-200mm F4L IS USM/ ISO100 70mm  f/8  1/500秒

 

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EOS 5D Mark III /EF70-200mm F4L IS USM/ ISO100 200mm  f/8  1/1000秒

 

最後は消防艇がカラフルな放水をおこないつつ、その上空を消防ヘリが通過していきます。これにて「水の消防ページェント」は終了。

 

東京消防庁は都民にとっては身近な存在ですが、とかく海や河川での事故を主に扱う消防艇らの活動に関しては、あまりなじみが無いかと思います。

 

なのでこのような活動を通して、船舶等の事故が起こっても消防庁で対応可能なんですよ、というアピールするのも重要な広報活動だと思います。実際見ていてもまるで映画の撮影みたいに迫力があり面白いので関心のある方は是非見に行くべきだと思います。

 

 

さて、今度はターミナルから少し離れた艦艇公開の会場に行ってみましょう。

 

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EOS 5D Mark III /EF24-70mm F4L IS USM/ ISO100 24mm  f/10  1/250秒

 

今年は海上自衛隊からは護衛艦「いかづち」が東京みなと祭りに参加していました。昨年は掃海艦「つしま」、2年前が護衛艦「ゆうぎり」でしたね。

 

もはやこのブログを見に来ている人に「いかづち」の説明は不要かと思いますが、一応しておきましょう。

 

護衛艦「いかづち」はむらさめ型護衛艦の7番艦で、舞鶴日立造船(現在のJMU)で建造され2001年就役。母港を横須賀としています。ちなみにこの「いかづち」の艦名は明治時代から続く旧海軍からの伝統的な艦名で、日本海海戦では同名の駆逐艦が参加していますし、なんと言っても第二次大戦で活躍した駆逐艦「雷(いかづち)」は、、、あ、もういいですか?

 

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EOS 5D Mark III /EF24-70mm F4L IS USM/ ISO100 55mm  f/10  1/250秒

 

「いかづち」前甲板上から晴海埠頭を撮影。今年も多くのお客さんが来て賑わっていました。ちなみに前にいる船は浚渫船「海竜」です。

 

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EOS 5D Mark III /EF24-70mm F4L IS USM/ ISO100 55mm  f/10  1/125秒

 

「いかづち」の76mm単装砲の砲身根元部分をちょっと拡大して撮影。砲身の下のところから薬莢が排出されるんですよね。ちょうどこの裏側で砲弾を持って写真を撮れる撮影会やってました。

 

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EOS 5D Mark III /EF24-70mm F4L IS USM/ ISO100 55mm  f/10  1/250秒

 

艦橋とCIWS。そういえば、イベント終了後に消防ヘリが「いかづち」のすぐ近くを飛んでいたのですが、CIWSが起動して撃墜しないかヒヤヒヤしていたのは私だけでしょうか?

 

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EOS 5D Mark III /EF24-70mm F4L IS USM/ ISO100 53mm  f/10  1/200秒

 

はい、というわけで護衛艦「いかづち」を下船して2017年の東京みなと祭り会場からお別れです。また来年の開催を楽しみにしてまーす。